簿記検定試験から財務・会計、そして事例Ⅳまで/ノア
1.簿記検定試験との関連性
こんにちは。今回は、ノアの第4弾です。自己紹介は、初回のブログを、前回のブログは、こちらをご覧ください。
そもそも、この試験のことを知るきっかけとなったのは、別件で立ち寄ったTAC渋谷校においてでした。試験制度が複雑なことがわかりましたが、何となくですが、この試験も受けてみようかという気になりました。そして、すぐに書店に行き、過去2年分の1次試験を収めた問題集を買ってきて解いてみることにしました。「経済学・経済政策」はまったくできませんでしたが、「財務・会計」だけはこのままでも行けそうな手応えがありましたので、とにかく受験してみることにしました。2011年秋頃のことだったと思います。
それまでは公認会計士試験や税理士試験の勉強をしているつもりでしたが、試験範囲をひと通り終えることさえもできずにいました。そこで、まずは簿記1級を何とかしようと考え、何度か受験しているうちに、ようやく合格できたという頃であったと思います。
<簿記3級について>
中小企業診断士試験と簿記検定試験では、問われている内容や形式が異なります。簿記2級を勉強しておいたほうが良いでしょうかというような質問を見かけることがありますが、簿記の学習には相当の時間を要するので、敢えてそのようなことをする必要はないと思います。ただ、簿記3級であれば、それほど時間も掛からないはずですので、やってみて損は無いでしょう。ただ、この簿記というのは学びにくく、教えにくい科目であると思います。理想を言えば、よくわかっている人からマン・ツー・マンで指導してもらうのが一番ですが、ほとんどの人は、授業を聞いただけではわからず、一見わかりやすいと思えるテキストを買いに走ったものの、やはりわかった気にはなれず、それでも何とか最後まで読み進めるというのが普通ではないかと思います。多くの人は、内容を理解しているというよりも、解き方を覚えて合格しているのだと思います。
<簿記2級について>
既に簿記3級を持っているという人は、簿記2級にチャレンジしても良いでしょう。ただし、2級でも相当に難しく感じられるはずです。原価計算を始め、全範囲をマスターするのは大変だと思いますので、中小企業診断士試験の2次試験と重なるところだけに絞り込んで学習したほうが良いでしょう。繰り返しますが、先に、簿記2級に合格しておくという必要はないでしょう。ただ、2級までであれば、内容が理解できなくても、解き方を覚えて合格する人がまだまだ大勢いるのではないかと思います。
<簿記1級について>
一般に、○○1級というのは相当に難しいです。中小企業診断士試験に合格するのに、簿記1級の全知識が必要になってくるというわけではありません。むしろ、財務(ファイナンス)など簿記検定試験の範囲外とされているところが手薄にならないように注意しましょう。2次試験は時間との勝負になりますので、頻出の論点を、それも数が少ないのですから、とにかく速く正確に解けるようにトレーニングするべきです。
最後に、私の個人的な感想ですが、簿記1級の合格者であれば、1次を受けると80点ぐらい、2次を受けると50点ぐらいは取れると思います。しかし、必ず60点以上取れるとまでは言い切れないように思います。
2.明日は
それでは、明日はいましょーさんのブログです。お楽しみに!!
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