一発合格オヤジが書き残す『1次合格への環境整備』

こんにちは、タキプロ5期生けものみち
10回目の登場です。

さて、中小企業診断士1次試験本番まで
1か月を切りましたね。
これからまだまだ伸びるけれど、
ここから先は馬力勝負。
あきらめない受験生だけが勝ち残るんだ。

7月の2回は、1次試験に向けての
細かいノウハウについて書きましょう。
今まで同様、くだらない話しばかりだから
そんなことが何の役に立つんだと
せせら笑う人も多いと思う。
でもね、本番に実力を発揮できる
環境を整えることは大切なんだよ。
必死でがんばる受験生に、
少しでも役立てば嬉しいな。

 

1) 情報信ずべし、信ずべからず。

これは芥川賞・直木賞創設者の菊池寛の
競馬に関する名言だけど
中小企業診断士試験にもあてはまるなあ。

試験や勉強法に関して、たくさんの人が
ネット上で発信していますよね。
合格者の体験談に絞っても、
内容は様々だけれど
これらに唯一の正解なんかないと思う。

自分に合ったものが見つけられれば
ラッキーというだけのことで
細かく見ていたら、毎日何時間も
かかってしまいますよね。
しかし、試験1ヶ月前になって、
垂れ流しの情報を眺めているのは
時間の無駄以外の何物でもないんだ。
そんな時間があったら過去問を解こう

自分がくだらない文章を書いていて
まったく矛盾しているけれど
情報収集は1日5分以内に限定して
今は勉強に集中しよう。
この時期に、試験への不安で
情報収集を続けているようでは
勝ち目はない。
ここは根性を決めて、割り切るんだ。

 

2) 模試の成績は気にしない

この記事を書くにあたり、
昨年の模試成績を調べてみました。
左が模試で、右が本番
(私は共に初めての受験です)

経済学・経済政策  52・36
財務会計      44・67
企業経営理論    45・63
運営管理      62・66
経営法務      48・66
経営情報システム  48・60
中小企業経営・政策 49・71
平均点       49.7・61.3
           (合格!)

模試の全体順位は3643人中1678番。
これを、どう評価するかだけれども
私は健闘しているなあと考えた。
ここから1科目で10点の上積みなら
十分可能だと楽観的に考えたなあ。

というのも、模試の試験問題には
ずいぶんクセがあると感じたんだ。
私は商売人だから、
『これって直前セミナーのPRだ』
なんてイヤラシク考えたね。
だから、模試の見直しは
全くしなかったくらいだ。

でも、模試の成績が良かった受験生は
それを素直に受け取ればいいんだよ。
この時期に反省してもしょうがない。
自分に都合の良い解釈だけをしよう。

とにかく50歳過ぎのヨレヨレの
オヤジでさえ、ここから伸びて
何とか合格したことを知って欲しい。
年寄りでもあきらめる必要はないし
若い受験生ならどこまでも伸びるよ。

 

3)マークシートの効率的塗り方

これはとても細かい小ネタです。
私は、2回目の共通一次試験を
受験したマークシート世代
それに前職では、
社員採用も担当していたから
目の前でSPIを受験する応募者を
何百人も見てきたんだ。

マークシートの塗り方って
個人ごとに全然違うんだ。
そのスピードは最大で3-4倍の
差があるんだよ。

しかもそれで試験全体のリズム
決まってしまうんだなあ。
その結果、マークを早く塗れる
受験生は得点が高いし、
時間がかかる受験生は成績が悪いね。

だから、こんな小さなことが
馬鹿にならないんだ。

最低なのは、周りを縁どりしてから
中を塗りつぶす方法で
これは時間がかかってしょうがない。

個人的にもお勧めなのは
鉛筆を左右に往復させて
マークの中央に太い線を引く方法だ。
これが一番早いから、
私も35年もこの方法を採用している。

1次試験の模試の時も当然ながら
この方法で受験したんだけれど
早く終わって提出した時に
若い試験官が
『この塗り方は止めてください』
とクレームをつけてきたんだ。

馬鹿言ってるんじゃない、
共通1次世代をなめるなよ
と憤慨したなあ。

恐らく、日本で最多のマークシートを
処理しているのはJRAだろう。
しょうもないオヤジたちが
必死に記入しているマークだけれど、
それはキチンと読み込まれている。
冗談抜きで、細い1本線でも大丈夫だよ。
俺はJRAにも貢献しているから
自信を持って断言できるね。
今の日本の技術で、太い1本線が
読まれないことはあり得ない。
とにかく、短時間でマークすること
強く意識してください。

 

4)筆記用具にこだわる

私はひどい肩こりで筆圧が弱いのです。
なので、1次試験はマークだけで、
文字はあまり書かないから
シャーペンよりも鉛筆の方が
断然書きやすいぞと判断した。

そこで様々な硬さの鉛筆を揃えて
試してみたんだ。
気持ちよく、マークが塗れたら
試験のリズムが良くなるからね。

極端な例で申し訳ないけれど
私が選んだのは、6B、7Bの
三菱ハイユニの鉛筆だった。
多少、計算問題がある財務会計が
6Bということです。
筆圧は人それぞれだから
皆さんも、大きな文具店に行って
自分にあった硬さの鉛筆を
見つけてください。

休み時間に鉛筆削りで削るにしても
余裕を見て7本くらいの鉛筆は必要だ。
ここでケチってはいけないよ。
鉛筆削りと、カスを入れる小さな
ビニールも必ず用意しよう。

それから大切なのが消しゴムだ。
マークシートを消す際に、
ついつい、必要のないところまで
消してしまうでしょ?

だから、ぜひ極薄型の消しゴム
用意しよう。
私はこれを文具店で偶然見つけたけれど
なかなか便利なものだったなあ。

筆記用具は大げさに言えば
武士の刀みたいなものだから
少し時間をかけてでも
自分に合ったものをキチンと探そうね。

 

馬鹿みたいに細かいネタばかりで
申し訳ないけれど
試験の本番で、心理的に余裕があって
少しでもリラックス出来ることは
大切なことだと思うんだ。
ギリギリ合格を狙う受験生は
自分で有利な環境を整えようよ。

繰り返すけど
最後まであきらめない受験生だけが
合格するよ。
がんばりましょう。

 
けものみちの過去記事

オヤジがこっそり教える、合格への冷房対策とは(9回目)
オヤジが勧める『1次対策、6月にやるべき2つのこと』(8回目)
オヤジが『5月に読んでおけば良かったなあ』と後悔した本(7回目)
オヤジは1次試験の本番中に過去問の重要性を実感した(6回目)
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オヤジが一発合格するために、『この本』をどう読むか?(3回目)
1次試験は過去問で立ち位置とギャップを知ろう(2回目)
中小企業診断士受験 けものみちの歩き方(1回目)

 

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