【2次】 聞かれた事には素直に答えよう / しなちく
みなさん、こんにちは。しなちくです。
だいぶ涼しくなってきましたね。最近、仕事の都合上、平日は山梨に駐在しているので、都心に比べると、早めに秋の訪れを感じます。
2次試験まで1か月弱ですね。そろそろ、”このままで大丈夫だろうか?”なんて、不安に駆られるかもしれませんが、全く問題ありません。試験前日まで得点力は伸びますので、諦めずに頑張っていきましょう。もし、他の受験生はどうだろう?と気になっているなら、残り少ないですが、タキプロ勉強会にお越しください(_ _)
さて、2次試験の学習を通じて、合格点に達するために、以下の5点に集約されると、以前のブログで書きました。今回は、④について自身の方法を紹介したいと思います。
①自分の答案を客観的に見つめる。
②因果関係を明確に表現する。(フレームワーク活用力、編集力、など)
③知識を活用し端的に表現する。(1次知識活用力)
④聞かれた事に素直に回答する。(自制力)
⑤計算力(事例Ⅳ)
なお、10月になったら、①~④の中で自分の弱点はどこか?を客観的に見つめ、その点を集中的に補てんする学習方法が、本番当日まで効率がよい学習計画が立てられるかと思います。
まず、2次試験では、与件文に書かれている内容が企業の「情報」になります。加えて、1次試験で学習した基本的な知識も、試験問題を解く上で前提とされる「情報」となります。それ以外の、自身の経験に基づく「情報」は無意味です。
2次試験は、与えられた「情報」を、決められた時間である80分で処理し、解答する事が求められます。
聞かれた事に素直に解答できない場合、自然と先入観が入ってしまっている可能性があります。先入観とは、自分の経験だけでなく、「この問題がきたら、解答は○○しかない」みたく、与件文を読まずに設問分だけで条件反射で解答してしまうマイ・テンプレートも含みます。どうしても分からない!、という場合は、白紙で提出するよりはましなので、このような対応も必要ですが、1~2割程度しか取れないと思うので、最後の手段とした方が良いと思います。
では、どうしたらよいのかというと、目に見える形で与えらえた「情報」である与件文から、解答を紐づけていく事を心掛けていくという事に尽きると思います。
「そんなの当たり前だろが!それが難しいから、困っているんだ!」、なんて言われそうですが、過去問を何度も見返していくと、ただ「読んでいた」文章も、「読めてくる」文章になってくると思います。つまり、今まで素通りしていた表現も、解答に結び付けられるように発想でき、それが新たな気づきとなり、自分の中のライブラリとして蓄えられていきます。
人によっては、初見の問題を増やすという手段を取る方もいますが、私は、直近3年の過去問(事例Ⅰ~Ⅲに限る)を、徹底して深読みし、与えられた「情報」から論理的に解答を導き出す訓練を繰り返しました。そうした学習の中での気付きをまとめていくと、ファイナルペーパーになります。
難関資格とはいえ、人が作った試験です。必ず意図があるはずです。2次試験は、作問者の意図がつかみにくく、何を解答したらよいのか分からない試験ですが、問題を「読む」だけではなく、作問者の意図が「読める」ようになることが、聞かれた事に素直に答えるためのポイントです。そのためには、繰り返し精読することが必要だと思います。暗記するほど読み込んだという過去問も、視点を変えてん読んでみると、新たな論点・気づきがあります。電車移動などの隙間時間を上手に使い、実践してみてください。
余談ですが、2次試験の問題集や参考書って重いですよね。
私は、過去問は、TAC2次試験過去問集を使ってましたが、事例事に分解し持ち歩いてました。こうすると、冊子ごとに各事例がまとまって持ち運びに便利になります。
さあ明日は、鳥取からこうさんがお届け!事例Ⅳに対する取り組み方について語ってもらいます!お楽しみに!
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