2次対策はこうして進める/あつし
みなさん、こんばんは!
あつし@タキプロ関西です。
早くも1次試験から2週間。
2次試験の学習は捗っていますか?
あつしが2次の学習を始めた際、
どのように勉強をすれば良いのか
自分のやり方で結果が出せるのか
不安を抱えながら学習を進めたことを覚えています。
今日は同じような心境の方に、あつしのオススメ2次対策をお届けします。
目次
2次に必要な知識をおさらいする
1次試験と違い、2次に求められる知識はさほど多くなく、しかも1次の範囲内からの出題になります。
1次のテキストを振り返るのも一つの方法ですが、限られた範囲を探して押さえるには効率が悪いので、下記のテキストで2次に必要な基礎知識をおさらいしましょう。
事例Ⅰ〜Ⅲ対策
<TAC等の受験校利用>
・2次対策用テキスト
例:2次対策テキスト/2次直前テキスト 等
<独学の方>
・2018年版 中小企業診断士 2次試験合格者の頭の中にあった全知識(同友館)
事例Ⅳ対策
・2次事例Ⅳ特訓(TAC生限定)
※TAC生であれば強くお勧めします
・2018年改定版 事例Ⅳ(財務・会計)の全知識・全ノウハウ(同友館)
テキストは上記のいずれかで充分です。
これ以外のものに手を出している余裕はありません。
過去問を解く
本試験までに事例Ⅰ〜Ⅳの過去問を最低5年分(H25〜29)解きましょう。
受験校のオリジナル事例とは取り組みにくさが違います。
問題を解く際は、診断協会やLECのホームページから過去問をダウンロードしてください。
市販されている2次の過去問集は冊子形式のため、本番を想定して事例を解くには不向き。
LECは問題用紙に加え、解答用紙まで無料でダウンロードできるので便利です。
なお、当たり前ですが、事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳはそれぞれテーマが異なります。
事例Ⅰ:組織・人事
事例Ⅱ:マーケティング・流通
事例Ⅲ:生産・技術
事例Ⅳ:財務・会計
このテーマを強く意識して取り組むことが重要です。
特に事例ⅠとⅡは要注意。
事例Ⅰなのにマーケティングに寄った解答を書いたり、事例Ⅱなのに人事の話をしたりと、事例を混同した間違いはあるあるです。
(事例Ⅰでマーケの話が何となく書けてしまっても、得点にならないと思っておいてください)
TACの解説で徹底的に復習する
答え合わせには
・第2次試験過去問題集 2018年度(TAC出版)
・ふぞろいな合格答案10年データブック(同友館)
・2018年版 ふぞろいな答案分析 エピソード11(同友館)
の3冊を使用します。
※「ふぞろい」シリーズを2冊あげているのは、「10年データブック」に昨年度試験が掲載されていないためです
まず、TAC出版の「第2次試験過去問題集」を使い、解説を理解するまでじっくり読み込んでください。
TACと同じ解答が書けるようになることがゴールではなく、論理的な解答手順を身に付けられるようになることがゴールです。
TACの教材の素晴らしいところは、何と言ってもロジカルな解説にあります。
そのプロセスが、自分のプロセスとどこがが違ったのか、
・要求解釈を誤ったのか
・与件から拾うべき要素を見誤ったのか
・思い込みだけで書いてしまったのか
・ひらめいた!で独自のアイディアを書いてしまったのか 等
自らの解答プロセスの問題点を洗い出してください。
そして、2度と同じ間違いを起こさないよう、ポイントをあなただけの
「気づきノート」
にまとめていくことを強くお勧めします。
2次は復習をきちんとすると非常に時間がかかります。
きっと問題を解くより2倍、3倍と時間がかかるでしょう。
ただ、丁寧に取り組んだ分だけ確実に力がついていきますので、必ず、丁寧に復習を行ってください。
1.問題を解く
↓
2.受験校の模範解答と見比べて一喜一憂
↓
3.復習そこそこに次の事例を解く
という繰り返しでは意味がありません。
せっかく事例を解いたとしても得られる示唆は少ないでしょう。
とても大事なことなので繰り返しますが、2次の学習は復習がとても重要です。
解いた事例の数より、どこまで1つの事例と向き合ったか、その深さが重要なのです。
1つの事例を徹底的にしゃぶりつくし、自分の考え方や解答手順の問題点を見つけ、「事例を解く際の考え方」「お作法」を出来るだけ早く確立してください。
ちなみに、「ふぞろい」シリーズは解答手順や考え方の解説がありません。
逆にTACの解答・解説にはない、受験生が実際に解答したキーワードやセンテンスを紹介してくれています。
よって、まずはTACの解説で考え方を理解した上で、どのようなキーワードやセンテンスを導き出せば良かったのかの確認にふぞろいを活用してください。
TAC解説、ふぞろいの組み合わせで徹底的に復習をすることで、1事例から相当な示唆が得られると思います。
事例を解く前に「気づきノート」復習
新たな事例を解く前に、前述した気づきノートをさっと読み返してください。
事例Ⅰの新たな問題に取り組むなら、事例Ⅰの部分だけで結構です。
これを繰り返すことにより、事例別に解答プロセスの刷り込みを図れ、同じ間違いをしなくなります。
また、困った時に使える解答パターンやフレーズのストックも出来るでしょう。
あつしの場合、2次試験を2回受けたこともあって、最終的に気づきノートは100ページを超える超大作になりました 笑。
みなさんも自分だけの必勝ノウハウが詰まった「気づきノート」を作って、2次対策を盤石に進めてください。
さて、明日は土曜日、関西の日。
関西から朝・夕の2回更新でお届けします。
いつもはきっしゃんの担当ですが、今回はタキプロ関西からかっちゃんが初寄稿です。
お楽しみに!
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