Tochiro的 正しい!?診断士の成り方⑥事例Ⅳが苦手な方へ
0.はじめに
こんにちは!タキプロ10期関東のTochiro(トチロー)です。
暑くなってきましたし、1次直前期で精神的にも学習も苦しい時期になるかと思います。
とにかく、1日5分でも学習習慣だけは途切れさせないことが重要です。
過去記事① 自己紹介&1次コスパ戦略はコチラ
過去記事② 2次スキルと各予備校の特色はコチラ
過去記事③ ダメ人間の自己管理とオススメ教材はコチラ
過去記事④ 事例Ⅲにおける事前準備の外段取り化はコチラ
過去記事⑤ 2次試験はじめの一歩はコチラ
1.最低限の得点を確保するには?
事例Ⅳは他事例に比較して、CFやCVP、NPVなどある程度出題範囲が決まっており学習し易い反面、年度によって連結会計や200%定率法であったり、営業レバレッジの文章題が出たりと新傾向の問題も出題されます。
なので、まずは定番問題の基礎を固めて、その上で新傾向の問題に対応できるよう、イケカコなり、簿記1級の問題集をするのが高得点への道だとは思います。
しかし、事例Ⅳがどうしても苦手な方、最後の時間帯なので集中力が切れ得点が伸びない方も多いと思います。そうした時はなにか拠り所となる分野があると最低限の得点は確保できますし、精神的にも助かるものです。
なので、定番中の定番である経営分析を得意にしておくことをオススメします。
2.準備しておく指標
指標については議論あると思います。しかし、経営分析はとにかく短時間で結果を出すことが重要ですので、なるべく少ない指標に搾って、準備しておくことが大事だと考えます。
なので、例えば売上高営業利益率と売上高販管費率(費用比率)など対になる、つまり指摘することが重複する指標は、より単純な売上高営業利益率を使用した方が良いと考えます。
また、抽象度の高い(分解可能な)総資本経常利益率や、細かすぎるインタレスト・カバレッジ・レシオなどは内容は理解しておいた方が良いですが、経営分析で指摘する指標としては時間的にもふさわしくないと考えます。
以下は指標例です。
(1)安全性
流動比率
当座比率
固定長期適合率
負債比率
自己資本比率
(2)収益性
売上高総利益率
売上高営業利益率
売上高経常利益率
(売上高当期純利益率→減損等の特損がある場合のみ考慮してもよいが、、、時間ロス)
(3)効率性
売上債権回転率
棚卸資産回転率
有形固定資産回転率
3.出題されやすい指標
下記はタキメン9期でもあるTarlさんに教えて頂いた『ふぞろい』でH29年までの過去10年(ただし特殊な問われ方をしたH24とH25を除く)のベスト答案統計です。頭の片隅に置いておくと時間短縮に繋がるかと思います。
(1)安全性
自己資本比率 4回
負債比率 2回
流動比率 1回
当座比率 1回
(2)収益性
売上高総利益率 5回
売上高経常利益率 3回
(3)効率性
有形固定資産回転率 5回
棚卸資産回転率 2回
売上債権回転率 1回
4.組み合わせてはいけない指標がある!?
例えば、経常利益率(収益性)と負債比率(安全性)です。
何故なら、経営分析はB/Sのみしか載ってない時などの例外除いて、安全性、収益性、効率性の中からバランスよく選ぶのがコツなのは間違いないと思うのですが、売上高経常利益率と負債比率は同じ根拠に基づくからバランスが悪いのです。
収益性と安全性から選んではいますが、結局借入金が増えた=負債比率悪化
→当然支払利息が増えた=経常利益率悪化は殆ど同じことをさしているので、もっと別の要因を選択した方が良いのだと考えますが、如何でしょうか。
(1)売上高経常利益率(収益性)と負債比率(安全性)
→結局、借入金多い
(2)売上債権回転率もしくは棚卸資産回転率(効率性)と流動比率もしくは当座比率(安全性)
→結局、サイト、資金繰りの悪さを指摘している。
(3)売上高営業利益率(収益性)と有形固定資産回転率(効率性)と固定長期適合比率(安全性)
→使えない固定資産で販管費増えた状態。結局、固定資産の有効活用が出来ていないなどです。
5.おわりに
タキプロでは毎週水曜又は日曜日に、2次試験の勉強会を開催しております。
私Tochiroも、基本的に参加しておりますので、お声がけいただければと思います。
また、ブログでのご質問やご意見、ご感想やお叱りなどのコメントも大歓迎です。
それでは、次はいつもニコニコでダンディーなおーじからのブログをお送り致します。お楽しみに!!
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