【すれすれなるままに。ストレート合格体感記】/ささたか
こんにちは。ささたか@タキプロ10期です。自己紹介はこちらから。
前回のブログはこちらです。
2次試験まで、あと39日と迫ってきました。でも大丈夫です。9月10月は3連休も多いので、土日祝に事例Ⅰ~Ⅲを、たとえば過去問1日2事例進めたとしても、28事例もできます。7年分もできちゃいます。加えて平日夜は、事例Ⅳの論点別にポイント確認と計算練習を、少しずつでも進めていけば、39論点つぶしていくことができます。どうでしょう?まだまだ大丈夫な感じがしてきますね!焦らず、コツコツと、頻出ポイントや回答のための考え方のポイントの確認を進めていってください!
目次
1次・財務と、2次・事例Ⅳとは、似て非なる試験な件
私は資格は持ってないのですが、一応簿記2級まで勉強したこともあり、ものすごく財務が苦手という訳ではありませんでした。がしかし、1次の財務は48点と大コケしてしまい、その結果に気持ちもつられて、2次の事例Ⅳも不安でいっぱいになってしまいました。しかしながら、フタを開けてみると、事例Ⅳは72点と合格に貢献してくれる科目となりました。ということで、財務が超得意と思っている方も、事例Ⅳで足元をすくわれることもあれば、逆に財務が不得意と思っていても、事例Ⅳで助かる、ということも大いにあり得ると思います。2つの試験は基礎根底に流れるものはもちろん同じですが、アウトプットの仕方は別モノと捉え取り組むことをオススメします。
解答用紙に、文字を書かせるスペースが多いと、チャンス!?
解答用紙が配られて、文字を書かせるスペースが多かった場合、一瞬あせるかもしれませんが、チャンスだと思って取り組んでください。出題側からの「部分点あげますよ」メッセージと前向きに捉えましょう。実際、平成30年度試験はそうだったのではと思っています。存分に、「わたしは、考え方やプロセスは理解しているんですよ」アピールや、「ここまでは努力したんですよ、、、」アピールをしましょう。特に、白紙で出してしまうのはもったいないです。
結局、適切な設問分析&論点に応じた解法当てはめが重要
事例Ⅳでは第1問経営分析がキモになるのは、以前のブログでもサッカー日本代表をたとえにお話しました。
私は、平成30年度問題で、第1問を30分程度もかけてしまって(そのおかげで第1問は全部できたはずなのですが)、やっと切り抜けた後、第2問と第3問を見比べて、通常は簡単な問題なはずの「CVP分析」ぽい第3問から解くことにしました。
まず、第3問設問1は、外注費7%アップを丸々乗っけてしまい、異常に高い営業利益479(百万円)に。「なんかヘンだな、、、」と思いつつ、時間が足りなくなってきたことに焦りはじめ、次の問題以降の記述問題に取り組むことにしました。
設問2以降は、前回のブログでも書きましたが、設問分析に忠実に、問題文から読み取れることを最大限書けば、切り抜けられる問題(結果論なんですが)ばかりでした。計算問題みたいに唯一の正解があるわけではないので、加点が取りやすいはずです。事例ⅠからⅢ対策で訓練しているルーティンを思い出して集中すれば、必ず良い結果になると思います。
たとえば、第3問設問2で聞かれていることは、
「新たに営業拠点を開設する際の」
「固定資産への」
「投資規模」と「費用構造」の
「特徴」
でありますので、一番書かないといけないのは、「特徴」ということになります。そして、「投資規模」と「費用構造」の「特徴」なので、大きいだ、小さいだ、を書こうと思いました。じゃあ、新たに営業拠点を開設するにあたって、主要な固定資産(土地や建物、あとは今は無いけど機械とか?)をD社を考えるとありそうか?
問題文からD社は、業務を外部委託していることが伝わるので、外部委託先を増やせばいいから、それほど大きな投資はしないだろう。となります。答え的には、『それほど大きな投資を必要としない』と書き、「それほど」と書いて、投資をしなければならない答えだったとしても、完全に間違いにはならないように、と姑息な逃げを打ってしまったわけですが、なんとか回答にたどり着くことはできました。逆に、費用面では、問題文から「事業が労働集約的」だと分かるので、拠点を出せば出すほど費用は大きくなる、という特徴があると言えます。
同様に、設問3は、
「成長性」に関する、
「当面の影響」と「将来的な見通し」が聞かれているので、
セオリーどおりに、『当面は~、将来的には~。』と書こうと決めました。どうやら、固定費と変動費の割合がポイントになっているので、勉強してきた論点から当てはめると、営業レバレッジの問題かな??と確証まではいかないままに、設問2と連携させ、「当面は小さい投資で売上が上がるので収益拡大」、「将来的には固定費率が下がるので成長鈍化」、という方向で記入しました。
設問3は多少知識がいるかもしれませんが、第4問まで通じて、設問分析をきちんと行い、その根拠となるものを、問題文から、もしくは、1次試験知識から、当てはめてくるというプロセスは他の事例と同様で、緊張感と最後の科目で疲れきっているなかでも徹底することができれば、必ず得点は付いてくると思います。
事例Ⅳ王道の論点をつぶして、目指せ合格
最後に第2問ですが、私が第2問に到達した時には、残り時間20分程度となっていました。正直偉そうに言えるほど本番でできた確証を持っていたわけでもなく、たまたま結果が出ただけなのですが、やったことは、WACCを計算する計算式まで細かく簡潔に解答用紙に記載。要求CF、増加CFもそれぞれ、なぜその数値にしたかの途中式を細かく簡潔に記載しました。
設問1-①は、設問に「今年度の財務諸表をもとに」と書いてあるので、使うのは今年度のBS。
設問1-②は、「吸収合併により増加した資産」に対して「要求される」と書いてあるので、使うのは設問1の欄に掲示された表の資産部分、そして「WACCが投資に対して求められるリターンの率」であることをイメージし、資産にWACCを掛ける、というのを導き出しました。やっていることは、やはり徹底した設問分析と、解答方法の当てはめであります。
設問2-(c)は、意味を読解できず、『企業価値は向上』と書いてしまい、設問3は定率成長部分を思いつけず、『1.30%』と答えてしまいました。
がしかし、途中式を頑張って書いておいたおかげで、随分助けられ、結果冒頭の得点につながったと感じています。
事例Ⅳの頻出論点は、経営分析を除くと、
①損益分岐点分析(CVP)
②意思決定会計(NPVとか)
③キャッシュフロー分析
などがあります。これら論点は、どれが出てきても対応できるように、答えが出せることはもちろん、途中式を理解して書き出せるようにまで、反復訓練することをオススメします。余力がある場合は、「WACCって結局なんだ?」とか、「固定費・変動費・損益分岐点の関係性は?」とか、人に説明できるところまで理解が及んでいると、記述式のバリエーションへの対応力が増すと思います。
まだまだ本番までに、事例Ⅳの対応力はアップさせることができると思います。その時間は十分あります。ぜひ頑張っていただきたいと思います!応援しています!
明日は、Tochiroさんのブログです。活用ポイント満載のブログ、ぜひお楽しみに!
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