採点者の視点から見る答案「それ、聞いてませんから」
木曜18時、格闘技女子Rです。
9月に入り、各校で2次試験の模試が開催されます。
かくいう私も模試などの採点をしているわけですが、何枚もの答案を見る中で、着実に点をとってくる答案、誤字の多い答案、あとちょっとで点数になる惜しい答案などなど、様々な答案を目にします。
そこで決して大多数ではないのですが、
絶対に点数が入らないなぁと思う
「それ、聞いてませんから・・・」な答案をちらほら目にします。
メリットを問われているのに「デメリット」を答えている。
「理由」を問われているのに「現状」を答えている。
「課題」を聞かれているのに「問題」を答えている。
「狙い」を聞かれているのに「手段」を答えている。
etc…
せめて聞いていることには答えてほしいと思うわけです。
狙いを聞かれているので手段を答えてはいけない、ということではありません。狙いも手段も書くのはありだと思います。
しかし、狙いを聞かれているのに、手段を狙いのように答えてはいけない、ということです。
聞いていることにちゃんと答えていない時点で、「合格を争う土俵に上がる資格すら持てない」ということになります。2次を受験する資格はあるのに、戦う資格がないなんて…
採点者側としても一生懸命書いている答案に×をつけて「0点」と書くのは心苦しいです。
私も受験生の時は「聞かれていないこと」をよく書いていました。
なぜそのようなことになったかというと、設問を分析する段階で「聞かれていること」を明確に意識せずに設問分析を終え、与件文を読み、解答を書いていたからでした。
まず、設問分析の段階で問われていることは何か?これを強く意識しましょう。
(格闘技女子Rの場合は、問われていることを○で囲むようにしていました)
制約条件とか、他にも気にしなければいけないことはあるけれど、
まずは「何を聞かれているのか」ちゃんと把握できているのか、特に2次試験の勉強を本格的に始めたばかりの方は、改めて振り返っていただくと良いかと思います。
タキプロメンバーたちも口をすっぱくして言っていますが、模試の採点をしていてとても気になったので、ここで再度書かせていただきました。
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