元ガテン系診断士「かず」の青色的考察②
皆さんこんにちは!
タキプロ8期ブログ担当「かず」@元ガテン系です。
(「かず」の自己紹介はこちら。)
※ガテン系職種って色々あると思いますが、ここでは私がかつて働いていた建設業界のことをさしています。
自己紹介記事にも書いていますが、社会人生活3~4年目は電気工事現場監督のたまごとして、協力会社(下請け)職人の手元をやっていました。その期間は壮絶なるOJTのもと、必死に色々覚えました。
(何が壮絶なのかは、心の準備ができ次第ブログに書きます。。)
その後現場監督として、
電気工事の「設計」「積算」「調達」「施工監理」をワンストップで、
一人一貫生産体制(要は個人商店w)で実施していました。
そう、事例Ⅲで出てくるようなキーワードのオンパレードです。
そして、このような業界を知らない人にとってはすごくイメージしにくい内容ばかりです。
この時の経験は、診断士の勉強をしているときにすごく役に立ちました。
例えば、「設計」でよく出てくるキーワードとして、
「CADを導入、設計データの電子化を行い、類似設計でのデータ流用で設計工数の削減」
この辺りが有名ですよね。
はい。もちろんやってました!
もうそれはがっつりと(笑)
むしろ、自分が設計したい工事に対して、類似の工事が何かをどれだけ素早く探せるかが工数削減のポイントでしたね。
当たり前すぎて、類似データの活用ってことを解答に書くことをためらうくらいでした。
あとは生産工程のイメージがわきにくいって話もよく聞きます。
与件文でもちょっと専門的な単語を用いた工程の名前とか出てきますよね。
私はあるメーカーの工場内で電気・電気制御の工事を担当していたので、この辺りの工程のイメージもばっちりでした。
「○○工程がボトルネック工程となっており…」
こんな文章、たまに与件文で見かけますよね。。。
ええ。実際のボトルネック工程の前では仕掛品山積み!
「動線が確保できない」なんて生易しいものではなく、
身動きが取れませんでしたよ!
(自分の担当工事エリアがそういう場所になっていないかは事前要チェック項目でした)
他にも「調達(材料+人)」「工程管理」、視点を変えると「職人の熟練技術の継承」など、ガテン系の仕事をしていたからこそ、他の受験生がイメージしにくいことを当たり前に理解していることって意外と多いんですよね。
与件文企業の業種に詳しいことは、解答を作る際に「事故」を起こしやすいというのは良く聞きますよね?
与件文の内容を素直に読み取らず、受験生自身の「経験」「知識」「価値観」などで解釈がゆがんでしまう可能性があるからです。
ただ私が考える、元ガテン系だからのメリットは、その「業種」の話でなく、「専門用語」をより「具体性」をもって理解できるところにあります。与件文を読むと、あまりに具体的に昔の現場のことを思い出して「ふふふw」ってなることもあります。(これはこれで問題ですかね。。)
これからもこのような感じで、イメージしにくい事例Ⅲの世界を、昔の経験を引っ張り出しながら、より具体的にお話しできたらいいなと思います。
もし、ガテン系企業にお勤めで診断士受験を検討されている方がいましたら、自分の仕事内容にマッチしない、知識が不足している科目があることを嘆くより、受験生が苦手意識を持っている領域に対して経験値を持っていることが強みととらえ、ぜひ受験勉強を始めてみましょう!
明日は「独学で科目合格を積み重ねたこつこつタイプ」ゆっきーさんです。
お楽しみに!
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