メージのラジカル設問分析 第7回~あほなこ?~

 

こんにちは。「何かスポーツをやってました?」とよく聞かれる(Why?なぜ?)メージ@タキプロです。
だいぶ涼しくなってきましたね。季節の変わり目、風邪など引かないように気を付けてくださいね

さて毎週(最後は隔週でしたが)、どこかで更新中のシリーズ「メージのラジカル設問分析」第7回、最終回です!
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シリーズ最終回は、「如何にして設問分析力を高めていくか」ということで、Howの部分について、紹介していきます

 

  • ラテラル力強化訓練!

まずは、如何にしてラテラル力を強化するかです。

極意は、“人の思考を盗む!”です。

一個人での柔軟で水平的な発想には限界があります。
第4回で、「妄想脳内会議」を行っていると書きましたが、まさにその通りで、実際に勉強会でブレストをして、そこで得た想定を自分のものにしてしまえば良いのです。
具体的には、勉強会で設問ごとに各人が何を想定したのか出し合って、さらにそこから想定に想定を重ねていく感じで、自由な発想を行います。
発想の否定はしません。
そこで、使えそうな想定をチョイスして自分のストックに加えていきます。
因みに私の参加していた勉強会では、設問分析に相当の時間をかけて、想定知識をストックすることに注力していました。

いまからじゃ間に合わない!そもそも勉強会に参加していない!という方もいらっしゃると思いますが、大丈夫です!
予備校の演習や市販の過去問題集の解説を見てみてください。
設問分析時にどのようなことを想定するべきか書いてあると思います(少なくともT社、L社、A社、M社 は書いてあります)。

このときのポイントになるのが、設問文全体のニュアンスからではなく語レベルで想定知識を紐づけることです。
例えば、
「外部環境」→ 5フォース、PEST
「POS」→効果:客単価up、売れ筋充実、棚割りレイアウト、効率:在庫削減、自動化、単品毎の在庫管理
「FC」→迅速展開、スケールメリット、経営資源節約
「社長」→経営レベル、組織、資源配分、戦略
などです。
なぜ単語レベルで紐づけるかというと、その方が新しい問題・設問文に触れたときに知識想定が出てきやすいからです。

ストック方法としては、単語帳にまとめるか、TAC出版のポケットテキスト1日目」に書き込むのが便利で良いかと思います。
ポケテキ1日目は、1次試験1日目科目の暗記用に作られた教材ですが、財務、企業経営、運営と2次試験で必要とされる知識がコンパクトにまとまっているので、とっさに知識を確認したいときにもお勧めです。
とにかくコンパクトにどこでも持ち歩けることがポイントで、スキを見つけては、単語帳やポケテキを開くようにこころがけましょう!

 

  • ロジカル力強化訓練!

次はロジカル力を如何に強化するかを見ていきましょう。

極意は、“ゴロで覚える!”です。

2次試験で必要とされるロジカル力も暗記でどうにかなります。今からでも間に合います。
前回、ちょこっとお伝えしましたが、まずは、基本的なフレームワークや切り口を覚えてしまいましょう。
例えば、
外部/内部
効果/効率
ハード/ソフト
質/量
メリット/デメリット
などの2項対立から、ロジカルシンキングでも一般的なSWOT4PQCDなどです。

そしてフレームワークは自分で作ってしまいましょう!
これも予備校の模範解答などで設問に対し、どのような解答要素が入っているのかを見ます。
中身そのものは、与件の言葉になっていますから、それを一般化(概念上げ)してください。
例えば助言問題(設問要求が助言の問題)であれば、以下の解答要素が大体入っていると思います。

アドバイスそのもの
方法(具体的にどのようにやるのか)
なぜやるのか(Why so)
効果(So what)

これらの頭文字をとってゴロにすると、
「助言」→あほなこ
となります。
これをラテラルでの想定と同様に、「助言」という単語が出てきたときにすぐに出てくるようにします。
フレームワークを勉強仲間と作っていくと、忘れにくいですし、どんどん呪文を習得してレベルアップしていく感じがして面白いですよ

 

それからこれも前回お伝えした「よく出る因果は覚えてしまう!」ですが、例えば以下のようなものをストーリー化して覚えてしまいます。

「インターナルマーケティング(IM)」

IM

これも、設問で「インターナルマーケティング」が出たらすぐに書けるようにしておきます。

 

  • ラジカル設問分析力強化訓練!

最後は、設問分析力そのものを如何にして強化するかです。

極意は、“とにかく設問に触れる!”です。

メージ流設問分析のプロセスは、

1.設問のタイプの確認
2.設問要求の確認
3.制約条件の確認
4.設問間の関連性の確認
5.1.5次知識の想定
6.解答のフレームの想定
7.解答要素の想定
8.難易度の見積もり

でした(詳細は第3回参照)。
この一連の流れを如何に短時間で正確にできるようになるかが肝になってきます。
それには、やっぱり訓練しかないと思います。

ただこれは、机に向かわず、隙間時間に訓練を積むことが可能です。
私は、通勤時間などの隙間時間に、上記のプロセスを1問1分半以内にできるように訓練を積みました。
想定少な目はNGです。
もし、単語帳に書いた想定が想定できてなかったら、10倍反省しましょう(笑)

正確性の確認は、模範解答を見て確認します。
設問タイプが間違っていないか、想定知識でヒットしたものはあるか、解答要素はあっているか、フレーム、ボリュームはどうか等を確認します。
受験仲間と分析内容をシェアするのも良いと思います(skypeを使うと良いかも)。

以上、具体的な訓練方法についてお伝えしてきました。如何でしたでしょうか?

 

  • 最後に

80分の事例で合格を勝ち取るには、与件把握、全体戦略、詳細分析、解答編集の工程を安定させることももちろん必要です。

しかし、全ては設問分析にかかってきます。
設問分析力を強化することは、診断士に必要とされる「読む・考える・書く」の3つのスキルを同時に補強することが可能になります。
設問分析力が高まれば、
与件の把握スピードがあがります(読む)。
全体戦略、詳細分析、解答編集の精度が上がります(考える・書く)。

全ては、設問分析から始まります。
人間が本当に集中できる時間は、20~30分 がせいぜいだと言われています。最初の集中できる10分くらいで、ラジカル的に一気に思考をスパークさせることで、他の工程で考える量が減り、比較的楽に、そして確実に解答プロセスが安定するようになってきます。

設問分析ができるようになれば、合格確率は確実にあがります!

皆さん、最後まであきらめずに合格を勝ち取って下さい!

皆様の合格を祈念しております!

それでは!

 

タキプロ勉強会のお知らせ


【今後の予定(東京)】

・10/6(日) 9時半~12時 京橋プラザ区民館 題材:H23事例2
・10/10(木) 19時~21時半 京橋区民館 題材:H23事例3
・10/14(月) 9時半~12時 堀留町区民館 題材:H23事例4&相談会

*経験者の方は題材の過去問を解いて、解答のコピーを8部 ご用意ください。
*時間の都合上、全部の設問を扱うことはできません。あらかじめご了承願います。

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【タキプロ絶対合格勉強会in大阪】

タキプロでは経士会と共同で、大阪で2次試験対策の勉強会を開催しています。ぜひお気軽にご参加ください
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・10/ 2(水) 19:00~21:00 題材:事例Ⅰ
・10/ 4(金) 19:00~21:00 題材:事例Ⅱ
・10/ 9(水) 19:00~21:00 題材:事例Ⅲ
・10/11(金) 19:00~21:00 題材:事例Ⅳ

◆内 容:

事例問題(過去問)と解答用紙をこちらで準備しますので、80分の時間内で解答を仕上げていただきます。残りの30分を解説と質問の時間に充て、80分で解くためのテクニックをお伝えします。

◆場 所:

グランフロント ナレッジキャピタル7階(大阪市北区大深町3番1号)

※ナレッジキャピタルへは、北館北3のエレベーターで7階までお越しください。また、7階の受付では森藤啓治郎(もりどうけいじろう)の名前を言っていただき、来館受付書に記入し、ゲストのバッチを受け取ってください。

◆定 員:各回10名  ◆参加費:500円

◆持ち物:筆記用具、時計、電卓(事例Ⅳの場合)

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