オヤジが一発合格するための、『天の恵み』はこれだった
こんにちは、タキプロ5期生けものみち、4回目の登場です。
52歳の零細企業オヤジがまぐれであっても独学で一発合格出来た幸運の種の一つめが
『過去問で効率的に突破する!「中小企業診断士試験」勉強法』
だったことは前回書いたけど、この本から学んだことは、過去問を使い効率的な勉強をすることに尽きるのですね。
しかし、当然ながら次に問題となるのは、じゃあ具体的にどうするのよ?????ということになりますよねえ。
実は、私はこの本を読む前に某テキストに取り組んでいて、7科目全部目を通すのに2カ月以上かかったのだけど、成績はまったく伸びなかったんですよ。
直近2年分の過去問を解いた後に某テキストの勉強をして、その後に3年目の過去問を解いても得点は同じだった。
それも無理はないよなあ。
某テキストは中小企業診断士1次試験の広大な出題範囲の重点をコンパクトにまとめたもので、勉強した知識を整理するためのものだ。
だから未勉強の分野をこの本でマスターしようとすると、内容を丸暗記するしかないからね、広く浅く大量に記憶するのは、年寄りには不向きですよ。
覚えられないもの。それに、内容への理解が浅いと、どこが本当に重要かわからないから、ページの半分にアンダーラインを引くようなことになっちゃうんですよ。
私はそんな訳で5月も中旬になり、やや途方に暮れちゃって
今年は3科目も合格出来れば上出来だなと考えたな。
ところが、その頃にAMAZONで偶然出会ったのが、発売間もない同友館の『過去問完全マスター』。
この本こそが、二つ目の幸せの種だった。
これは従来の年度別に問題を並べただけの過去問集とは全く異なり、8年分の過去問が論点別・重要度別に編集されたものです。
出題頻度別に問題をA,B,Cにランク付けしてくれているのだから、広大な出題範囲を前にしてこれほどありがたいものはなかったな。
今でこそ言えるけど、この問題集は効率的勉強のための最強ツールじゃないかな。
実際私は5月から8月の試験当日まで他のテキストや問題集はほとんど使わずに(経済学・経済政策を除く)、これだけで一発合格出来たのだから。
逆に言えば、この問題集が発売されなければ、とても合格なんか出来なかった。
こんなものが新たに発売されるところが、私の悪運の強さなんだけど、まさに天の恵みだったわけですね。
『過去問完全マスター』が論点別に問題をまとめてくれていることは勉強にとても有効で、過去問を解くだけでそれなりに系統的に整理された知識が身につくんですよね。
これは年度別に過去問を解いていては得られないことですよ。
5月中旬以降2カ月半、懸命にこの問題集を回転させたな。
試験が近づくにつれ、Cランクを捨て、Bランクを捨て、直前1ヶ月はAランクの問題しか解かなかった。
さらにそのAランクの個人的重要度をポストイットで色分けして行って、直前には赤色のポストイットのページだけを見れば良いように工夫した。
ポストイットを貼り過ぎて本が膨らんでしまったから電車の中で見るのが恥ずかしかったけどね。
ちなみに経済学・経済政策を例にするとAランク問題数は100弱あるけれど、Aランクの8割を確実に理解すれば十分に合格点の60点に届くだろう、6割理解でも足切りは免れるだろうと考えたな。
(実際には難問だった経済学・経済政策にヒドイ目に合わされたのだけれど)
また、これは相性としか言いようがないのだけれど、AMAZONの書評では弱いと指摘されている簡潔な解説部分も私には心地良かったな。最もメジャーな過去問集の詳細な解説は、まわりくどくて私には理解しにくかった。
とにかく『過去問完全マスター』は、幅広い知識の習得が目的ではなくて、最低点でも中小企業診断士1次試験に合格すれば良いと考える、いろいろと制約のある受験生には絶対のお勧めだな。
体力や記憶力で勝負出来ないアラフィフ受験生には救いの神だと思う。
何だかセコイ話しばかりで恐縮なんだけど、けものみちの歩き方だから勘弁して下さいね。幅広い知識を習得して試験に合格するのが王道だけど、年を取ると王道を歩む余裕が無いんですよ。
それで、この問題集を回転している最中と、1次試験の本番中に個人的に確信したことがあったんだな。
それは、1次試験はクイズと割り切れ、過去問に執着しろということ。
我ながらすごい極論だと思うけど続きは次回に。
けものみちの過去記事
オヤジが一発合格するために、『この本』をどう読むか?(3回目)
1次試験は過去問で立ち位置とギャップを知ろう(2回目)
中小企業診断士受験 けものみちの歩き方(1回目)
タキプロ勉強会のお知らせ
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※平日開催時間を19:30~に変更しました。
◆会費 :500円
*題材の過去問を解いて、解答のコピーを8部 ご用意ください。
*問題を忘れずに持ってきてください(自分で確認用)。
*お釣りが出ないようにご用意ください。
*一次試験の質問は随時受け付けますので、勉強会にいる近くのタキプロメンバーまで。
*時間の都合上、全部の設問を扱うことはできません。あらかじめご了承願います。
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けものみちさん
始めてコメントします。
私もこの「過去問完全マスター」は、昨年の1次の際に有効活用しました。
私がこの本を知ったのは、下記のブログでした。
http://blogs.yahoo.co.jp/nana_consulting/62191295.html
この本を中心に勉強した結果、中小企業経営・政策は「76点」を獲得し貯金科目とすることができました。
また、他の科目については、別のテキストを使用したのですが、このテキストを中心に勉強した中小企業経営・政策が最も高い点数でした。
今年の1次試験は、権利がまだ1回残っているのですが、このテキストを全7科目分購入し、効率のよい過去問対策をして、420点越えを目指す予定です。
また、別の記事で「過去問で効率的に突破する!「中小企業診断士試験」勉強法」の紹介もして頂きましたが、こちらもすでに購入しており、この本の「SWOT分析をしないで、マーカーで問題文を切り分けていく手法」に沿って、過去問を解いています。
私は40代ですが、周りにいる若い人たちとは、記憶回路が劣化しているので、若い人たちとは違って勉強方法で、今年こそは合格を勝ち取りたいとおもいます。
おと
おとさま
メッセージありがとうございます。
いつも品の無い文章で恐縮です。
中小企業経営76点はすごいですね。
エラそうに語っている私は71点でしたから
おとさんは、合格まであと一歩ですね。
記憶力が目に見えて落ちるのは
50歳を超えてからです。
40代は、まだまだ若いし
点数もまだまだ伸びますよ。
どうぞ最後の最後まで
決してあきらめずにがんばってください。
自分を信じましょう。
応援しています。