【オイラ式】~勉強会からの気づき(平成27年事例Ⅱ)~

皆様、はじめまして。この度ご縁がありタキプロブログで執筆することになりました、細川泰志@タキプロ7期と申します。このブログでは、主に勉強会を通して得られた「気づき」について、不定期に投稿していきます。

簡単に自己紹介させていただきますと、私は平成22年から中小企業診断士の勉強を始め、平成23年から27年まで5回連続で2次を受け続け、昨年ようやく2次を突破、2月から3月にかけての過酷な15日実務補習コースが終了し、本日から中小企業診断士として名乗れるようになった身分でございます。以後、よろしくお願いいたします。

今回は、先月の勉強会@東京(お題は平成27年事例Ⅱ第1問と第3問設問2)での気づきを述べさせていただきます。

1.図表の解釈は十分か

本事例では図表(周辺概略図と人口分布図)が出題されているので、解答を作成する際にはそこから読み取った結果、つまり自分なりの解釈を述べる必要があります。なぜなら、国家試験に問題とは無関係な図表を登場させて、スペースを稼いだりお茶を濁す、なんてことはあり得ません。ですから、出題者は受験生に何らかのリアクションを期待していると考えるのが自然です。

第1問設問1では、図2の年齢別人口分布で増加する年齢層を指摘するのはもちろんですが、図1の商店街周辺概略図でも、商店街の位置づけを解釈し解答にどれだけ盛り込めるかが得点のポイントとなり得ます。この視点は、地図という一見あまりにも平凡な図表であるが故、ついつい見落としてしまいがちなため注意が必要です。

2.基本知識の重要さ

2次試験では、当然1次試験の知識を基に解答することになりますが、今回もその重要性を再認識できる良い機会となりました。

第1問設問3では、「どのようなマーケティング戦略をとるべきか」が問われています。

そこで1次試験の教科書に述べられているマーケティング戦略の手順を見てみると、①市場環境分析による機会の発見、②目標設定、③ターゲット市場の選定、④マーケティングミックスの実施、となっています。

今回の事例に当てはめてみると、②の目標設定(収益や市場シェア等)については良くわかりませんが、与件を基に①を行い、第1問設問1で③を行った上、本設問で④を行うという流れになります。

④のマーケティングミックスとはイコール4Pのことですから、これを切り口にして解答を作成することができます。

2次試験ではこのように、設問文の読み取り→知識の展開→当てはめ→解答、という論理的思考と手順を踏む必要があります。ですから、知識が不足していると解答までたどり着くのに苦労し、出題者の意図から外れた解答を作成するリスクが高まります。

3.解答しなければならないことは何か

そして当たり前ですが、設問で問われていることにちゃんと応えなければ得点にはつながりません。しかし設問文が長くなったり、後半の設問であるが故、疲れや時間制限で見落としてしまったりすることがありますので注意が必要です。

第3問設問2では、解答しなければならないことが「新規イベント」「期待される効果」ですが、ついつい「効果」の方を書き忘れてしまったり、表現があいまいになってしまうことが見受けられます。

対策としては、設問中で提示されている、解答しなければならないことに①、②、…とナンバリングしたり、解答での書き出しを「効果は~」としたりすることが考えられます。

 

以上、私が勉強会で気づいた点について述べさせていただきました。参加者の皆さんはお互いに活発に意見交換されており、これ以外にも多くの「気づき」を得ていただけたようです。

 

タキプロ勉強会は、受験生同士のディスカッションやタキメンのサポートから、2次試験問題を解く際のさまざまな「気づき」を得られる最高の機会です。また、Web勉強会でもご自身の作成した解答に対する意見が得られます。勉強に大いに役立つ勉強会への皆さんのご参加、心よりお待ちしています!

細川でした。

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