【羊男のブログ】第2回に書いた企業経営理論ネタがやや残念な感じだったのでこの第8回でリベンジを誓うも、結局同じようなことしか書けずさめざめと泣く
こんにちは、羊男です。今年ももう半年が過ぎてしまいましたね。早いものです。
・・・と、前回のブログで描きました。
まだ5か月しか過ぎていませんでした。
さて今日は企業経営理論をテーマに書いてみます。
前回(第2回)では「経営戦略」の過去問を例に挙げながら書いてまぁまぁスベりましたので、今回は「組織論」の過去問を使いながら得点獲得力を上げるコツ的なことを書いてみようと思います。
(もはや「3部構成」は完全に諦めた模様。)
まず1つめのコツです。
過去問を解いてみて感じた方も多いのではないかと思うのですが、この科目の選択肢はどれもこれも自信を持って「正しい」と断言するのがとても難しいんですよね。
そのため、殆どの問題では選択肢中の「間違っている箇所」を探すことになります。なので当たり前のことですが「間違い探し力」を強化することがこの科目の得点力アップのためのポイントの一つになります。
そしてこの「間違い探し力」を高めるために、過去問を解く際にはぜひ「どこが間違っているか」「どう修正すれば正しくなるか」を丁寧に考えるようにしていただけたらと思うのです。そうすることによって
・作問者はどんな「不適切な選択肢」を埋め込んでくるのか
についての傾向を把握し、不適切な選択肢の「あるある」や「相場観」といったものを掴むことができれば、グッと正誤判断がしやすくなると思います。
それでは「あるある」について1つだけ例をみてみましょう。
テーマは「職務特性モデル」です。
この問題の正解は(ア)です。
職務特性モデルにおいて従業員の内発的動機づけを促す要因の1つに
「フィードバック」
がありますが、これは
「他者からのフィードバック」
ではなく
「仕事自体から得られるフィードバック(手ごたえ)」
のことですね。
言葉の響きだけからだと勘違いしやすいところですので、よく「不適切な選択肢」に埋め込まれる間違いです。
ではこれを踏まえてもう1問見てみましょう。同じく職務特性モデルの問題です。
正解は(オ)でそれ以外は「不適切」な内容なのですが、とくに(イ)と(ウ)が「不適切」と判断するのが難しいのではないかと思います((ア)と(エ)もわかんないよ!という方がいらっしゃったらごめんなさい)。
でも過去問の「あるある」を知っていれば、見た瞬間に(イ)が誤りであると気づくことができます。
過去問を横串に解いて、こうした「あるある」はしっかり押さえておくようにしましょう。
このほかでは、例えば
・職務拡大と職務充実が逆
・行動類型論とコンティンジェンシー理論が逆(リーダーシップ論)なんかもよくある「不適切な選択肢」の作り方ですね。
続いて2つ目のコツです。
第2回でも書いた(書こうとした)ことですが、やはり「翻訳」がこの科目のキモだと思いますので、「組織論」の問題を使いながら改めて書いてみたいと思います。
去年の問題を見てみましょう。
まず
「組織スラック」=「組織がもつ余裕(経営)資源」
ということは前提として知っていなければいけませんので、忘れてしまっていた方はいま覚えましょう。
では選択肢を見てみます。
(ア)と(イ)はまぁ大丈夫かなぁと思います。問題は(ウ)以降ですね。とくに(エ)(オ)は何を言っているのかイマイチよく分かりません。これをわかる範囲で「日本語」に翻訳してみます。
(ウ)⇒「経営資源に余裕があると、なにか新しいことに挑戦しようとしたときにリスクを恐れるようになる」
(エ)⇒「経営資源(現金)に余裕があれば、例えばお客さんから売掛債権の支払い期限を延期してほしいといわれてそれに応えたとしても、従業員へのお給料は滞りなく払える」
(オ)⇒ちょっと何言ってるかわかんない。
ということで、(ウ)が明らかに「不適切」だと判断できそうですね
落ち着いて翻訳できればさほど難しくない問題かと思いますが、正答率はCだったようです。このレベルの問題を落ち着いて取れるかどうかが合否を分けることになるのかもしれません。
この時期、いくら勉強しても答練や模試でなかなか点数が取れず、不安を感じてらっしゃる方も多いのではないでしょうか。そんな方の多くが、既に合格に必要な量を十分蓄積できているのではないかと思います(ご自身ではそうは思われないかもしれませんが、“意外と”十分だったりします)。
この科目は暗記科目ではないんですよね。知識は必要ですが、それだけでは全くといっていいほど歯が立ちません。でも「知識と問題を紐づけられるようになること」「知識を活用して正誤判断ができるようになること」、そして「試験の相場観を知ること」、このあたりが一度できるようになると、得点獲得力は一気に上がるのではないかと思います。
いまは多分右側の絵の「踊り場」にいるだけ。「やってもやっても伸びない」と感じていても、過去問を1問解くたびに一歩ずつ、しっかり前に進んでいます。そして踊り場を抜けるときっと嘘のように点数が上がりはじめます。
そこまであと一息!前をむいて頑張っていきましょう^^
今回の羊男のブログは以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後に、岸辺露伴の名言をお送りしたいと思います。
もっとも『むずかしいこと』は!
いいかい!もっとも『むずかしいこと』は!
『自分を乗り越えること』さ!
ぼくは自分の『運』をこれから乗り越える!!
それではアリーヴェ デルチ!(さよならだ)
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