診断士試験におけるセミナー参加の利点 / Kappa
皆さん今晩は。Kappa@タキプロ関西8期です。Kappaのプロフィールはこちら、前回の記事はこちらをご覧いただければと思います。
さて、今回のテーマは、セミナーの利点についてです。Kappaは、セミナーへの参加には、合格者と交流することで、(1)合格後の資格の価値を高める、(2)リッチ&ニッチな受験ノウハウを獲得できる、効果があると考えています。タキプロ関西の春セミナーは終わりましたが、夏以降も開催を予定しています。是非、参加をご検討下さい。
また、直近では、2週間後の5月27日に、handys97さんの、「中小企業診断士2次試験事例問題攻略マスター」出版記念セミナーが、大阪で開催されます(著者のhandys97さんは、関西で多くの受験生を合格に導いた実績を持ち、タキプロでも何回かご講演いただいたことがあるカリスマ指導者です)。セミナーでは、本の内容にとどまらず、「合格者は気付いていること、不合格者が気付いていないこと」をテーマに、本が書かれた背景や、受験生の方が意外と気がついていない大切なことについてのお話がある予定です。参加ご希望の方で、FaceBookアカウントのある方は、セミナー紹介ページ(こちら)の「参加予定」をマークすれば申込終了です。そうでない方は以下にメールでその旨をお伝え下さい(handys97@gmail.com)。
Kappaが「セミナー」に一寸した思い入れがあるのには、若かりし頃のほろ苦い思い出が関連しています。その響きは、Kappaにとって、古い禁断の木の実の記憶に直結しているのです。十年後に、Kappaを彼の国の怪しげな会社にいざなうことになったきっかけ。そう、一部のセミナーは、人の人生を左右する危険なイベントでもあるのです。
今を去ること四半世紀、忘れもしない、とある土曜日の昼下がりにかかってきた一本の電話。それは、加速器村に属する事業所の、とある女性社員からのものでした。「急に仕事が入ってセミナーに行けなくなったの。代わりに行ってくれない? ホテルに一週間泊まって講義を聴くだけだから。」との甘い誘いに、まだほんのひよっこだった Kappaが、一も二もなく飛びついたのは言うまでもありません。
その時のセミナーは、本当に夢のようでした。素敵な食事付きの葉山のリゾートホテル、目新しい講義、同世代との歓談やちょっとした観光など、全ての費用を会社持ちで満喫できる機会なんて、そうそうあるものではありません。でも・・・。
その後は皆さんのご想像通りです。綺麗な薔薇には刺があるのです。ただより高いものはないのです。「あのセミナー行ってきたんだろう? これ教えてくれない?」 と言われれば、セミナーの教科書を引っ張り出して調べなくてはなりませぬ。Kappaが加速器村の村民予備軍に取り込まれ、その当時に属していた会社組織からは孤立してしまうまで、それほど時間はかかりませんでした。
勿論、後悔なんてしていませんよ!? きっかけが何であれ、選択したからには、今を大事に生きる! Kappa族に伝わる心構えです。
Kappaは去年、タキプロは勿論、ふぞろいや予備校のセミナーなど、受験生として参加できるセミナーには、ほぼ全て出席しました(診断士にとっては、セミナー自体より重要と言われる懇親会も含めてです)。1次試験に合格する自信はあまり無かったのですが、いつ合格するにせよ(この試験、諦めなければ、いつか合格できると言われています)、診断士を目指すのなら、セミナー参加による合格者との交流が、極めて重要なプロセスになると考えていたのです。
診断士の仕事の多くは、チームプレイです。それも属性の異なる方々と助け合って仕事を進めるのが一般的です。一方、技術者集団である加速器村の住人は、属性は理系、それもほとんどはオタク系で占められています。こういう単一属性を持つ集団に属する Kappaには、合格後に一人で診断士業界に放り出される前に、合格者達との交流=セミナーへの参加を通じ、この業界との親和性を高めておく必要があったのです。
今の Kappaは、当たり前のようにいろんな方々とお話しし、当たり前のようにたくさんの人達と繋がり、当たり前のようにいろいろなイベントに参加しています。それができるのは、受験生時代に知り合った、たくさんのセミナー仲間や、受験生支援団体の先輩達がいればこその話です。
勿論、合格してから活動を始めるという選択肢もあります。でも、受験生時代にお世話になった先輩方や、セミナーを通じて知り合った仲間達との繋がりは、合格後、診断士の立場で出会う場合より、はるかに親密に感じられます。そういう繋がりを持つことは、受験生にのみ許される特権なのです。
さらに、セミナーに参加することで、今まで知らなかった勉強のやり方と出会える可能性があります。Kappaには、仕組みや成り立ちを理解すれば、一度聞くだけでも暗記できるのに対し、丸暗記となると100回やっても記憶できない、という特性があります。しかし、某大手予備校が勧めるのは、「分からなくてもとりあえずやる。理解はあとから付いてくる」という方式です。
そういうKappaが、予備校方式から決別できたのは、去年のセミナーで出会った「さや」さんのおかげです。自らも理系的な思考パターンを持ち、2年前、同じ予備校に通っていた彼女が編み出したのが、以下の勉強法でした。
(1)講義には出席するが、予習・復習はやらない。
(2)予備校の問題集は完全無視。
(3)過去問は一回のみ。論点別に5年分を徹底解析。
完全に理解するまで妥協しない。
これ、ふつー、やれと言われても怖くてできませんよね(^-^;。合格の前例がないと(他の受験生がやっていたとしたら、真似する気にはなれなかったと思います)。 まさにコロンブスの卵です(さすがにKappaは過去問2回はやりましたがっ)。
いやー、勉強になりました。ここまで思い切られると、あきれるというより、むしろ清々しいです。でも、そのお陰で、各科目の詳細を調べ、理解できるだけの時間的余裕を持つことができたのです。
当然ですけど、受験生の皆さん、こればかりは安易に真似しちゃダメですよ? この方式が合う人は、5%以下だと思います(合う人にとっては、目から鱗の勉強法となりえます)。こういう、ピーキーな勉強法に出会えるのも、セミナーの魅力の一つだと思いまーす(予備校では100%、教えてくれない筈・・・)。
さて、明日は朝は名古屋から。前回のブログで空前のヒットを叩き出した悟空の登場です。今回はいったいどんな話が飛び出すのでしょう。ホント、楽しみですね(*^o^*)
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