予備校入学から自主勉強会を始めるまで /Kappa
皆さん今晩は。kappa@タキプロ8期です。プロフィールはこちら、前回の記事はこちらをご覧ください。
口述試験も終わって、今年めでたく合格された方々はとりあえずの一段落。あとは、最終合格の報を待ち、幸多かりしこの年に別れを告げるのみ、といったところでしょうか。そして Kappaは、10日も経たぬうちにまた一つ年を重ね、背中の甲羅に生えた苔も厚みを増し、本人の意志とは関係なく、可愛さの欠片もない年老いた大妖怪への階梯を、一歩一歩、上りつめていくのです・・・。
今日のお話は時を遡ること2年あまり、まだ若かりしKappaが初めて大手予備校に通おうと思ったその日から、受験生として初めてのクリスマスを迎えるまでの日々を綴ってみたいと思います。
あれは、一昨年の夏、この試験をなめきっていた(というより実情を全く把握していなかった) Kappaは、わずか2ヶ月半の試験勉強の後に一次試験を受け、あえなく轟沈しました。そして試験の翌週、一次の自己採点結果と買い集めた分厚い参考書の束を交互に眺め、しばらく(一瞬?)の沈思黙考の後、某大手予備校の門をくぐる決心をしました。飽きっぽい Kappaに、これだけの分量を単独で消化する能力がないことは、火を見るよりも明らかだったからです。
その時に参考にしたのが「中小企業診断士の「お仕事」と「正体」がよ~くわかる本」です。内容は、かなり微妙で、このブログを読んでいる皆さんにお勧めするのは気が引けます(このブログを読んでいるということ自体、ある程度この世界に関する情報を持っていることを示しているからです)。ただ、この世界について何の情報もなく、診断士の知り合いなど一人もいなかったその当時のKappaに、この本が与えた影響は大きかったと思います。特に「勉強するなら大手予備校に入るのがお勧め。そこで得られる人脈はお金には換えられない」「受験生支援団体にはタキプロがある」等の情報は、その当時のKappaの決定に大きな影響を与えました。
勿論、今では、大手予備校に入らなくても、受験生同士で交友を図る方法がたくさんあることを知っていますし、タキプロ以外にも「ふぞ○い」や「一発○場」、各種勉強会など、数多くの支援団体があることも知っています。でも、そういうことを何も知らない方々(このブログの存在すら知らない独学生の方)は、先ほどの本を読んでおいても損はないかな、と思うのです(このブログを読んだことのない人にだけお勧めするなんて、何か矛盾してますよね(^^;)。
予備校への入学を決意した Kappaは、早速講座説明会に行き、教育訓練給付制度付き(条件を満たせば、受講料の20%(Kappaの場合5万円余り)が返ってきます)のコースを選択して申込みました。9月からのコースで、9月~10月は1週間に1コマ、11月からは、1週間に2コマの授業がありました。10月までは結構余裕だったのですが、11月になるともう大変。ここでいきなり速度が倍になるわけですから。あそこで脱落しなかったのは、やはり高額の授業料を支払い済みで、家内への手前もあり(←ここ、重要)、やめるにやめれなかったのと、クラスに出来た二人ぐらいの知り合いと一緒に、自主勉強会開催の話を始めていたためだと思います。
そう、モチベーション維持に喘ぐ皆さんに Kappaがお勧め出来ることの一つは、自主勉強会を主催することです。こまごまとした事務処理や会員への連絡など、雑用は増えますが、それ以上に得られるものが大きいと思います。また、資格取得後に診断士として独立する場合には、最初の数年間に下積みとして、先輩診断士からこの手の雑用を率先して引き受ける機会が多いほど、その後の活躍に期待が持てる、と考えて差し支えありません。但し、平日2時間以上、土日は5時間以上の勉強時間を確保されている方にとっては、この役割は時間的に無理があると思うので、お勧めしません。
11月の終わりには、仲間達数名と共に、自主勉強会を始めました。ラインやサイボウズライブ等を本格的に使ったのは、これが最初です(SNS(特に FaceBook)は診断士にとって必須のツールです)。会則やスケジュールの決定、他の勉強会との棲み分け、予備校の先生方との調整(予備校の教室を会場にしていたため)など、ありがちなドタバタをくぐり抜け、何とか形になってきたのが12月。しかし、結果的には、かなり緩い勉強会になってしまいました。最初は『5月の連休までが2次の過去問、連休以降は一次の演習』のつもりで始めたのですが、実際には3月ぐらいから開店休業状態(但し年中無休)、本格的に動き始めたのは、9月に入ってから、というありさまです。
でもクリスマスの頃の Kappaは、この勉強会に閑古鳥が鳴くなんてことは考えもせず、授業の後に、どうやって勉強会を運営するのか、どうやったら合格できるのか、などについて仲間達と延々と議論していたものです。そして、多分そのおかげで、Kappaの予備校への出席率は100%だったのです。相当しんどくても、授業をサボるという発想が生まれなかったのは、授業の後の議論に気を取られていたからだと思います。そして、継続は力です。曲がりになりにも皆勤賞を取った Kappaに、合格の神様は苦笑いしてくれました。
高額の授業料を払っているにも関わらず、半数以上の受講生が脱落し、出席しなくなってしまうのがこの試験の怖さです。強烈な想いがある人は別として、普通に強い想いぐらいの人は、万が一サボろうとすると、周りの人からプレッシャーがかかるような仕組み作りをしておいた方が無難かもしれませんよ?!
さて、明日は名古屋から。どんな話が飛び出すのか、いまから楽しみですね(^o^)/
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