【タキプロ関西9期合格体験記】 「mimaki」さんの場合
みなさんこんにちは。関西8期オンラインリーダーのアシベです。
今回は合格体験記のご紹介です。
関西9期に参加される「mimaki」さん。転勤族ながら緻密な学習戦略を練り、見事ストレート合格を果たされたことに大変敬意を表します。
今後はタキプロ関西9期メンバーとしての活躍が期待されます。それではどうぞ。
=======合格体験記 ここから=======
私のストレート合格体験記
【自己紹介】
ハンドルネーム>mimaki(みまき)
職業>大手電子メーカーの経理担当マネージャー
年齢>46歳
地域>京都出身、受験時点で滋賀県在住、合格時点で石川県在住の転勤族です。
【診断士を目指した理由】
10年後で会社では役職定年になるため、その後を見据えて自分の能力を高め、幅を広げたいと考えました。自分の能力や経験を生かし、伸ばしてゆけそうな中小企業診断士に挑戦し、将来の可能性を大きく広げたいと思い、チャレンジしました。
【受験歴】
1次試験1回(7科目合格)→2次試験1回 完全ストレート合格です。
【1次試験の勉強方法】
ウェブ通信講座の「通勤講座」を活用しました。苦手科目の問題集を1冊だけ購入したほかは、ほぼ通勤講座一本でした。
毎日帰宅後に倍速モードの映像講座で学習、翌朝1時間早起きして問題集を解き、わからなかった部分を復習、通勤時間は車を運転しながら音声講座で復習、週末はそれに加えて問題集から復習、を繰り返しました。
通勤講座の特徴は、「裏づけのあるスピード記憶法を使用」「頻出の論点に絞った学習」「インプットを早く終える」「問題を解くアウトプットを繰り返し、間違えたことをキッカケに記憶する」「その過程で知識を補強する」点です。11月から学習を開始し、2月には早々と全科目の学習を一通り終了させ、あとは問題集を繰り返し復習しました。
4月時点で昨年と一昨年の過去問を解いてみたところ、8割がた解けたため、その後は2次試験対策に半分以上の時間をシフトしました。
【2次試験の勉強方法】
4月から対策を開始したので、ストレート生の割には時間をかけられました。
4月から「ふぞろい」を参考に25~27年度の事例Ⅰ~Ⅲの「マイ・ベスト答案」をじっくり考えました。6月からは「事例問題攻略マスター」(同友館)を参考に、時間配分や回答順序を試行錯誤し、7月からはこの本で紹介されていた経士会勉強会に参加しました。
1次試験終了後は、朝に事例ⅠからⅢのどれかを解き、出勤の車の中では音声で通勤講座の解説を聞き、帰宅後はふぞろいを基準に採点し、寝る前の1時間は事例Ⅳの演習、週末は勉強会または自習での過去問演習、といった学習を継続しました。
毎週末には経士会勉強会で、事例企業のSWOT分析から「あるべき姿」を設定し、ブレのない回答を書く訓練を行いました。講師の先生方に鍛えられ、共に学ぶ仲間と切磋琢磨しあったことで努力を継続できたと思います。
【1次試験のエピソード】
試験終了当日、受験校の回答を手に入れ、1日目の科目の自己採点を行いました。経済と財務会計でそれぞれ9割、企業経営理論で7割、難問だった運営管理も6割取れていたことがわかり、2日目の科目で足切り点さえとっていなければよい状態です。1次試験の突破を確信し、その瞬間から2次試験の勉強を始めました。「今日ぐらい休んだら良いのに」と家族は驚いていましたが、このストイックさが私の強みなのでしょう。
【2次試験のエピソード】
出題傾向の変わった事例Ⅲでつまずき、それを引きずった頭で事例Ⅳを解く羽目になりました。我ながらよく持ちこたえたと思います。
事例1では第1問・第2問の切り分けができず時間を空費し、ポイント不明確な回答を書いていたことに、途中で気づきました。焦ったのですが、消して時間が足りなくなるリスクをとるより、書ききって後で時間をみながら直しました。
しかしその動揺を引き摺り、休憩時間に必死で深呼吸しても動悸が収まらず、頭の中が真っ白な状態で事例Ⅳの試験が始まってしまいました。読んでも読んでも文章が頭に入って来ず、今回もう駄目だよ諦めて楽になろうよという心の声が聞こえます。それでも必死に喰らいつき、第1問→第4問→第2問の順に解いた後、自信がなかったので全て一から計算し直し、同じ結果が出たので良しとしました。その後に第3問に進みましたが、苦手な差額CFの問題だったので、投資時点CF、投資可否、収益性・安全性の指標名、といった安全パイが取れれば良しとしました。正味現在価値の計算は、苦労の割に点が低いだろうと判断し、潔く捨てました。
今になって振り返ると、あのパニックの中で、よくぞここの部分を冷静に判断できたものだと思います。これが合否を分けたのかもしれません。
【勝因】(合格につながったと思う取り組みなど)
①努力し続けられたこと
この資格が、自分の将来にどのように役に立てられるのか、明確にイメージできたことで、モチベーションを保てたことが最大の要因だと思います。
②1次試験を効率的に学習できたこと
潔くコストをかけて通勤講座を購入し、効率的なWEBの授業により一次試験対策にかける時間を短縮できました。結果として2次試験対策を早く始めることができ、初年度受験の割には高いスタート台に立って直前期の学習が出来ました。
③2次試験の勉強会が素晴らしかったこと
事例企業のSWOT分析を元に「あるべき姿」を設定する訓練により、小手先の技術でなく真に事例企業をコンサルする観点で、回答を書く意識が高まりました。また受験生仲間と切磋琢磨したことで、お互いに刺激し高まり合うこともできました。
④自分の強みに気付いて活用できたこと
勉強会に参加するうちに、「事例企業のあるべき姿の設定」「短く論理的な作文」が私の強みらしいことに気付きました。少ない字数で多くの要素を盛り込み、論理的に因果を明らかにして回答する方法を、自分なりに組み立てられました。
⑤家族のサポート
家内には、子供関係をすっかりお願いするなど、苦労をかけました。この資格が自分の仕事の将来、ひいては家族の将来を広げられる可能性について話をしたところ、時間を作れるよう協力してくれました。彼女のサポートなしに今回の合格を語ることは出来ません。
【受験生へのメッセージ】
〈ストレート合格を目指す人へ〉
最初は1次試験の物量に圧倒されるかも知れませんが、それに惑わされないことが最も重要です。1次試験は所詮は足切り用の予選でしかなくて、本番は2次試験です。てっとり早く1次試験で平均60点取る対策に目処をつけ、2次試験の準備を早く始められるようスケジューリングしましょう。
〈独学の方へ〉
時々、完全独学で合格される方が居られますが、きっと本当に経営コンサルティングのセンスがある方だと思います。通常は、一人で勉強しているとほかの人との比較が出来ず、自分の強みや弱みがわかりません。近くで参加できる勉強会がある方は積極的に参加し、自分を理解して対策しましょう。できれば先輩診断士が指導してくださる勉強会が良いです。また「戦友」ともいえる同期受験生との切磋琢磨がモチベーションにもつながります。
〈受験される皆さんへ〉
2次試験の合格テクニックと称するものが、受験校を含め巷にあふれていますね。しかし私がつくづく思うのは、テクニックでは決して合格できないということです。求められているのは、「事例企業の現状と課題を設問文から読み取って理解し、あるべき姿を設定して、納得してもらえるように解決策を提案する」という、経営コンサルタントとして当たり前の内容です。
なぜ診断士になりたいかの目標をしっかりと定め、モチベーションを保ちましょう。合格するのが目的ではなくて、資格を通じて世の中への貢献を深め、結果として自分と家族の人生をより実りあるものとすることができる、ここに意義があるはずです。
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いかがでしたか?
二次試験こそがこの試験の本番であること早期から気づき、戦略的に学習を進める素晴らしい慧眼をお持ちでしたね。
一次試験終了当日からすぐさま二次試験対策を始めたストイックさ、そしてこの試験における自らの強みを明確に把握できていた冷静さは、試験だけにとどまらず、今後の診断士としての活動にも大いに役立つものではないでしょうか。
これからは関西9期メンバーとして、受験生支援にもその力を存分に発揮して活躍していただければと思います!
今日の夕方はKappaさんが登場です。この人は「挑戦するひと」です
お楽しみに!
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