受験生の読書術《番外編》~本の本~

とまと:遂に2次筆記試験の合格発表がありましたね。口述試験に進まれる方、おめでとうございます!残念な結果だった方、ここまでお疲れさまでした!

りんご:で、今日は口述試験対策の話でもするんか?

とまと:いえ、今日は、本の本のお話をしたいと思います。

りんご:え・・・?今、何て?本の・・・本の話?

とまと口述試験対策の話は、一言で終わります。

「無言にならない。」以上!

りんご:はやっ。ま、それがすべてやな。口述試験は困っても、面接官の人はヒントくれるし、落ち着いてお話してくればOKやで!

それで?本の本の話て、一体診断士と何の関係が!?

とまとこれから中小企業診断士になっていく皆さんは、今まで以上に本を読むことになります。もとから読書好きの人が多いというお話をしましたが、読書習慣のない方も、中にはいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、本好きのとまとりんごによる、これを読めば本を好きになること間違いなしの、本にまつわる本のお話をしたいと思います!!

りんご:本って文字をこれでもか!と使ってるな。

とまと:本に興味を持ってもらうための本の本を紹介します。たまには息抜きしましょうね、ということで選んだ本ですので、今回の本は、中小企業診断士とは今回全く関係ありません。悪しからず!

それではまずは1冊目~!

①三上延『ビブリア古書堂の事件手帖①~⑦』メディアワークス文庫

鎌倉にある古本屋さんを舞台に、若く美しい女店主と店員の青年が、古書にまつわる謎を解き明かしていく、ビブリオミステリです。

りんご:ドラマ化もしてるよな。

とまと:はい。ですので、知っている方は多いかもしれませんね。ドラマしか観ていないという方は、ぜひ小説の方も読んでみてください。

ミステリ小説として秀逸ですし、夏目漱石や太宰治など著名な作家の作品や、本そのものについてのマニアックな知識が自然に身に付きます。

歴史に残る「本の本」だと思います。

りんご:そこまで言うか!

とまと:そこまで言います!では2冊目!

②赤瀬川原平『新解さんの謎』文春文庫

これは、辞書の本です。

りんご:辞書の本?

とまと:三省堂の『新明解国語辞典』をマジメに読んでみると、あら不思議、お節介で、金のない、1人の男の姿が浮かび上がる—。

りんご:全然わからへんな。何の本よこれ?

とまと:だから、辞書を読んでみると、「新解さん」のキャラが、なんだかものすごく面白いよね、という本です。

とにかく面白いので、騙されたと思って、読んでみてください。

なお、電車で読むと思わず吹き出してしまって、あやしい人になるのでご注意を。

りんご:表現力が乏しすぎて全く伝わってこーへんけど…。とにかく読めばいいのね。

とまと:よろしくお願いします!別に文春文庫や三省堂の回し者ではありませんが…

では3冊目はまとめて2冊!

③今井栄一『世界の美しい書店』宝島社

④『世界の美しい図書館』パイインターナショナル

世界には、想像を絶する、美しい書店、美しい図書館があります。

受験勉強で疲れた心を癒すのにきっと役立つでしょう!

りんご:本というより、写真集的な位置づけの本ね。

とまと:はい。パラパラめくるだけなので、入りやすいと思います。

では最後の本です。

⑤大崎梢『だいじな本の見つけ方』光文社文庫

主人公の野々香が、放課後の校舎でまだ売られていないはずの小説を見つけて、その真相をたどっていくうちに、「だいじな本」や「だいじなこと」を見つけるストーリー。

この本の主人公は中学生なので、中学生向けに書かれた本だと思いますが、大人でも楽しめる内容の本となっています。

特に、野々香と同級生の「企画力」は、中小企業診断士として、非常に参考になりました。

小学生や中学生のお子さんがいらっしゃる方は、親子で一緒に読んでみてはいかがでしょうか。

りんご:ワーオ!最後にちょろっと診断士の話しただけで、ほんまに最後まで本の本で押し切ったな。クレームが来んことを祈るばかりやわ・・・。

気を取り直して、明日はみっつんさんのブログや!お楽しみにやで~!

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