説明できますか?? ~アンゾフの成長ベクトル~

こんばんは!

金曜夜”担当のかず@タキプロ4期生です。

 

今日も「基礎力をつける」をテーマに情報発信します!

 

前回のブログでは、「ポーターの基本戦略」をお話しました。

 

今回は、「アンゾフの成長ベクトル」をお話します!

これも、戦略(企業の方向性)を考える上で

非常に重要なフレームワークです。

 

みなさんは、「アンゾフの成長ベクトル」を説明できますか??

前回のブログでもお話しましたが、

ぜひ「説明できる力」を身につけて下さいね!

 

余談ですが、2次試験は記述式の問題となります。

必ず、「説明できる力」を身につけて下さいね!

 

話を戻しますが、「アンゾフの成長ベクトル」とは、

下記のフレームワークのことを言いました。

 

20130308PM_アンゾフの成長ベクトル

 

アンゾフの成長ベクトル」とは、

事業の方向性を考える際に利用するフレームワークのことでした。

製品市場(顧客)のそれぞれを、既存新規に分けて検討します。

 

各戦略の詳細な説明は、

みなさんがお持ちの教科書に任せることにしますが、

例えば、一般消費者用ヘアカラー剤を売る場合を考えると、

下記のようになります。

 

20130308PM_アンゾフの成長ベクトル_例

 

では、図1において、

各々の戦略を実行しやすい順番から並べると、どうなるでしょうか?

みなさん、理由も含めて説明できますか?

 

 

答えは、

①市場浸透戦略→②新製品開発戦略

 →③新市場開拓戦略→④多角化戦略

です。

なぜこの順番になるのか、これから説明していきますね。

 

まず、既存のお客さんに商品を買ってもらうのと、

新しいお客さんに商品を買ってもらうのでは、

どちらが簡単だと思いますか?

 

容易にイメージが付くと思いますが、

当然、既存のお客さんに商品を買ってもらう方が、簡単ですよね

 

なぜなら、テレアポ飛び込み営業をして、

新しいお客さんに商品を売るは難しいですもんね。

 

これを裏付ける理論として、「1:5の法則」というものがあります。

 

1:5の法則」とは、同じ商品を売ろうと思っても、

新しいお客さんに売ろうと思うと、

既存のお客さんに売るコストの5倍かかる、

という法則のことです。

 

(ちなみに、ここでいうコストとは、営業マンの人件費

プロモーション活動にかかる広告宣伝費を指しています)

 

実際に5倍のコストがかかるかどうかは別として、

新しいお客さんに商品を売るには、たくさんのコスト

かかるということです。

 

 

次に、新しいお客さんに売る方が難しいという前提がある中で、

既存の商品を売るのと、新しい商品を売るのでは、

どちらが簡単だと思いますか?

 

これも容易にイメージが付くと思いますが、

既存の商品を売る方が、簡単ですよね

 

この理由を2点挙げると、以下のようになります。

 

まず1点目に、新しい商品を売ろうと思うと、

小売店や卸店であれば新しい商品を仕入れるために、

場合によっては新しい仕入先を見つけなくてはいけないからです。

メーカーであれば、新しい商品の開発が必要になります。

これは大変ですよね

 

2点目に、新しい商品はお客さんには認知されていないからです。

お客さんに認知してもらうためには、

ネット広告や雑誌掲載、パンフレット配布などの

プロモーション活動が必要になります。

これまた大変ですよね

 

つまり、既存の商品を売る方が、

新しい商品を売るよりも簡単なのです。

 

 

よって、以上の内容を踏まえ、実行しやすい順番から並べると

①市場浸透戦略→②新製品開発戦略

 →③新市場開拓戦略→④多角化戦略

となるのです。

 

では、最も実行しにくい「④多角化戦略」を“あえて”取るときとは、

どのようなときでしょうか?みなさん、説明できますか?

 

…今日はブログが長くなってしまったので、

この解答は次回ご説明します!

楽しみにしていて下さい

 

 

今日も「基礎力をつける」をテーマに、

説明できる力」をつけることを目的とした情報発信をしました。

いかがでしたでしょうか?

感想などがあれば、コメントいただければ嬉しいです。

 

アンゾフの成長ベクトル」も非常に重要なフレームワークですので、

ぜひ、もう一度見直して下さいね

次回もお楽しみに!

 


 

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