説明できますか?? ~アンゾフの成長ベクトル~
こんばんは!
“金曜夜”担当のかず@タキプロ4期生です。
今日も「基礎力をつける」をテーマに情報発信します!
前回のブログでは、「ポーターの基本戦略」をお話しました。
今回は、「アンゾフの成長ベクトル」をお話します!
これも、戦略(企業の方向性)を考える上で
非常に重要なフレームワークです。
みなさんは、「アンゾフの成長ベクトル」を説明できますか??
前回のブログでもお話しましたが、
ぜひ「説明できる力」を身につけて下さいね!
余談ですが、2次試験は記述式の問題となります。
必ず、「説明できる力」を身につけて下さいね!
話を戻しますが、「アンゾフの成長ベクトル」とは、
下記のフレームワークのことを言いました。
「アンゾフの成長ベクトル」とは、
事業の方向性を考える際に利用するフレームワークのことでした。
製品と市場(顧客)のそれぞれを、既存と新規に分けて検討します。
各戦略の詳細な説明は、
みなさんがお持ちの教科書に任せることにしますが、
例えば、一般消費者用ヘアカラー剤を売る場合を考えると、
下記のようになります。
では、図1において、
各々の戦略を実行しやすい順番から並べると、どうなるでしょうか?
みなさん、理由も含めて説明できますか?
答えは、
『①市場浸透戦略→②新製品開発戦略
→③新市場開拓戦略→④多角化戦略』
です。
なぜこの順番になるのか、これから説明していきますね。
まず、既存のお客さんに商品を買ってもらうのと、
新しいお客さんに商品を買ってもらうのでは、
どちらが簡単だと思いますか?
容易にイメージが付くと思いますが、
当然、既存のお客さんに商品を買ってもらう方が、簡単ですよね
なぜなら、テレアポや飛び込み営業をして、
新しいお客さんに商品を売るは難しいですもんね。
これを裏付ける理論として、「1:5の法則」というものがあります。
「1:5の法則」とは、同じ商品を売ろうと思っても、
新しいお客さんに売ろうと思うと、
既存のお客さんに売るコストの5倍かかる、
という法則のことです。
(ちなみに、ここでいうコストとは、営業マンの人件費や
プロモーション活動にかかる広告宣伝費を指しています)
実際に5倍のコストがかかるかどうかは別として、
新しいお客さんに商品を売るには、たくさんのコストが
かかるということです。
次に、新しいお客さんに売る方が難しいという前提がある中で、
既存の商品を売るのと、新しい商品を売るのでは、
どちらが簡単だと思いますか?
これも容易にイメージが付くと思いますが、
既存の商品を売る方が、簡単ですよね
この理由を2点挙げると、以下のようになります。
まず1点目に、新しい商品を売ろうと思うと、
小売店や卸店であれば新しい商品を仕入れるために、
場合によっては新しい仕入先を見つけなくてはいけないからです。
メーカーであれば、新しい商品の開発が必要になります。
これは大変ですよね
2点目に、新しい商品はお客さんには認知されていないからです。
お客さんに認知してもらうためには、
ネット広告や雑誌掲載、パンフレット配布などの
プロモーション活動が必要になります。
これまた大変ですよね
つまり、既存の商品を売る方が、
新しい商品を売るよりも簡単なのです。
よって、以上の内容を踏まえ、実行しやすい順番から並べると
『①市場浸透戦略→②新製品開発戦略
→③新市場開拓戦略→④多角化戦略』
となるのです。
では、最も実行しにくい「④多角化戦略」を“あえて”取るときとは、
どのようなときでしょうか?みなさん、説明できますか?
…今日はブログが長くなってしまったので、
この解答は次回ご説明します!
楽しみにしていて下さい
今日も「基礎力をつける」をテーマに、
「説明できる力」をつけることを目的とした情報発信をしました。
いかがでしたでしょうか?
感想などがあれば、コメントいただければ嬉しいです。
「アンゾフの成長ベクトル」も非常に重要なフレームワークですので、
ぜひ、もう一度見直して下さいね
次回もお楽しみに!
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