中小企業診断士として福島の被災地を訪問して
みなさんこんにちは!
タキプロ5期生のミッキーです。
前回のブログ(11/15)では、「合格後の世界」として、診断士登録1年目の私から見た合格後の世界をお話ししました。
そのとき、とても多くの方にお会いしたこと、約10の研究会に顔を出し、さまざまなお話を伺い、多くを学び、さまざまな経験をさせていただいたこと、商店街支援、ベンチャー支援、東北復興支援など自分が診断士として行ってみようと考える分野を見定めることができたこと等をお話しました。
今回は、その続きとして、診断士1年目の自分と東北復興支援についてお話をしようと思います。
私は、東京都中小企業診断士協会に所属するソーシャルビジネス研究会に参加しています。この研究会では、月1回の例会で、ソーシャルビジネス事例を学ぶことなどをしていますが、東日本大震災の後、福島を毎年訪問しており、1年目の私も本年10月の訪問団に参加させていただきました。
福島といえば、原発事故が思いうかぶのではないでしょうか。今年の訪問では、原発事故のために避難を余儀なくされた飯館村の方(仮設住宅に入居)を訪問したり、福島第一原発のすぐ西側に位置する大熊町の町役場のOBの方(「じじい部隊」と呼ばれています)を訪問し、現在郷里を離れて避難をしている町民の方がふるさとに戻られることを支援するために帰宅困難地域や居住制限地域が未だ多く残る大熊町で行っている活動のお話を伺ったり、南相馬、相馬で復興に向けた前向きなお話を伺ったりしました。大熊町ではつい最近まで通行ができなかった国道6号線を車で運転し、福島第一原発のすぐ近くを走行したり、ガイガーカウンター(放射線の線量計)で測定をしたりもしました。
自分は、震災直後石巻でがれきを拾うボランティアをしての被災地訪問でしたが、今回の訪問では、すべてが流されたことを伺わせる現場を自分の目で見、復興に向けた生の声を聞く事ができたほか、原発がどのような影響を被災者の生活に与えたか、除染も含めた復興に向けた取り組み、前向きに行きている人々の声等東京ではわからないさまざまなことを現地で知ることができ、衝撃の連続でした。
自分は、被災地支援を含めたソーシャルビジネスに関心をもっており、この研究会に参加し、今回被災地の現場に伺いましたが、今後、今回の訪問を通じて知り合った方への支援をさせていただいたり、Googleが行っている「イノベーション東北」という被災地の方と支援する方をつなぐプロジェクトを通じた復興支援にとりくんで行ったりしたいと思っています。
診断士の活動にはさまざまのものがあり、ご自身の興味、関心、得意分野等に従い様々な方面に発展させることができます。今回は、その一例として、自分の経験を話させていただきました。診断士として本当に多くの可能性があることを知っていただけましたら幸いです。
ところで、いよいよ筆記試験の結果が発表されます。次回(12/13)は口述試験に向け何をすべきかをお伝えしたいと思います。
また、タキプロでも「口述対策セミナー」を行います。
筆記試験を通過されましたら、予備校の対策と合わせてぜひご検討いただければと思います。
(詳細は12月に入ってから改めてご案内させていただきます)
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