事例Ⅳ頻出テーマのおさらい byもなか
こんにちは!もなか@タキプロ関西です。
さあ、二次試験本番まであと20日あまり。追い込まれ感も極まっている状況ではないでしょうか?
毎度書いていることですが、「もうだめだ…」と思ってもどうかあきらめないでください。
二次試験は団子レースです。本当に僅かな差が結果を左右する世界です。
最後まで頑張りぬいて当日を迎えてください!
目次
■事例Ⅳ頻出テーマのおさらい
さて今日は事例Ⅳについてのお話です。
過去問に取り組んでいる皆さんは当然認識されていると思いますが、
事例Ⅳには、いくつかの頻出テーマが存在します。
試験対策としては、稀にしか出題されないトリッキーな難問を取りに行くより、
頻出のオーソドックスな問題を取りこぼさないようにすることが重要であることは言うまでもありません。
そういう観点から、微力ながら、頻出テーマのポイントをおさらいをお手伝いできればと思い、
前回に引き続き、私が受験生時代にまとめていたノートの抜粋を掲載します。
休憩がてら眺めていただき、「お、ここはちょっと手薄だぞ」というところがあれば、
この機に補強していただければと思います。
●経営指標
主な経営指標
与件文からの着想(例)
・需要変動が大きい →在庫が過大? →棚卸資産回転率が低い?
・技術が市場から評価 →製品に競争力あり? →売上高総利益率が高い?
・大口取引先に依存 →債権回収が甘い? →売上債権回転率が低い?
・設備が老朽化 →設備資本効率が悪化? →有形固定資産回転率が低い?
●意思決定会計
NPV(正味現在価値)=FCFの現在価値-初期投資額
FCF=(1-税率)×営業利益+減価償却費-運転資本増加額-投資額
※与えられる条件によっては「営業CF+投資CF」を使うケースもある
●セグメント別会計
計算構造
各利益の意義など
限界利益とは? →(個別)固定費の回収に寄与する利益
貢献利益とは? →共通固定費の回収に寄与する利益
●注力(廃止)すべきセグメント
・・・貢献利益で判断
●最適セールスミックスの検討
・・・経営資源(直接作業時間など)1単位当たりの限界利益で判断
(ただし、貢献利益がマイナスの場合は生産しない)
●キャッシュフロー分析
キャッシュフロー計算書の構造(例)
(※1)(※2)について
●企業価値
企業価値=FCF÷(WACC-FCF成長率)
WACC(加重平均資本コスト)
=負債資本コスト×(1-税率)×有利子負債/(有利子負債+株主資本)
+株主資本コスト×株主資本/(有利子負債+株主資本)
■おわりに
オーソドックスな問題を取りこぼさないようにするために、
事前準備に加えて大切なことは、試験本番で「見直しを怠らないこと」です。
昨年の試験では、WACCを計算する問題が出題されたのですが、
私は、負債資本コストと株主資本コストを反対に読み取ってしまうという痛恨のミスを犯しました。
最後の科目である事例Ⅳの終盤ともなると、脳ミソが麻痺しているような状態になると思いますが、
私のような失敗をしないために、最後の気力を振り絞ってきっちり見直しをしてくださいね!
だいぶ寒くなってきました。
体調管理に気を付けて、最後まで走り抜けてください。
応援しています!
《もなかの前回までの投稿(リンク)》
省エネ型一次対策その1 ~「重箱の隅をつつかない」ための方法論~ by もなか
「中小企業経営・中小企業政策」省エネ小技~「最も○○な業種」系問題を楽々クリア byもなか
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