[1次] 今から間に合うファイナルノート作成・運用術
中小企業診断士を目指す皆様、おはようございます。がんちゃん/岩間です。
出題分野が幅広い診断士試験では、「試験直前に確認するか」が得点を左右します。私の周囲でも、試験会場で確認した箇所が出題されたという声を聞きます。
「試験直前に確認すべきことがら」をまとめたオリジナルノート、通称ファイナルノートを作る方もいらっしゃると思います。
今日は、私の経験を元に、今からファイナルノートをどう準備すべきかをお伝えします。
◆サマリ
- 普段使っているテキストを、ファイナルノートにしましょう。
- 付箋と蛍光ペンを活用します。
- 重要度別に色分けします。
- これからの学習で、随時、付箋とマークを貼り替えていきます。
- 短時間で作れるため、今からでも間に合います。
◆ノートにまとめ直すことのメリット・デメリット
一般に「ファイナルノート」といえば、ノートに一からまとめて作る方が多いと思います。
このメリットは、
- 確認事項を一箇所に集約化することで、短時間で確認できるようになる
- ノート作成によって、記憶定着化が進む
です。
一方で、ノート作成に時間を要するというデメリットもあります。
特に暗記系の科目ではまとめるべき論点が多くなり、分量が多くなりがちです。結果的に、時間的な制約から、要点を厳選せざるを得ず、薄い内容になってしまう可能性もあります。
(⇒今からノートにまとめ直すのは、時間的に難しいかもしれません)
◆今から作るなら、普段使っているテキストをファイナルノートにしましょう
そこで、今から作るのであれば、「まとめ直す」のではなく、普段使っているテキストをファイナルノートにすることをお勧めします。
さっそく作り方をご紹介します。
テキストで確認したい箇所に、付箋を貼り+蛍光ペンでマークします。
☆ポイント1:重要度別に色分けします。
⇒効果:確認する時に、持ち時間に応じて範囲を絞れます
(例えば、試験会場で5分しか取れなければ「高重要度のみ」を確認し、30分取れるなら「高重要度〜低重要度すべて」を確認することができます)
重要度 | 付箋の色 | 蛍光ペンの色 | |
---|---|---|---|
低 | 白 | 黄色 |
↑薄い色ほど低重要度 ↓濃い色ほど高重要度 |
中 | 黄色 | オレンジ色 | |
高 | オレンジ色 | ピンク色 |
☆ポイント2:消せる蛍光ペンを使います。
⇒効果:学習が進むのに合わせて重要度ランクを随時変更できます
☆イメージ
ご参考までに、私が実際に使っていた「経営法務」のテキストです。(本の横と上に付箋が貼ってありますが、横が1年目、上が2年目のものです)
◆作成・運用方法
このファイナルノートをどのように作成し、運用していくかをご紹介します。
- 【作成】(数時間)
- 必要な科目について、付箋貼り+蛍光ペン色塗りを行います。(後々ブラッシュアップしていくことを踏まえ、精度は荒くて構いません。1科目 30〜1時間程度を目安にします)
- ※付箋・蛍光ペンのお勧め商品は後述します。
- 【改善】(作成後〜試験前日)
- テキストを参照するたびに、必要に応じて付箋の貼り替え・マークの塗り替えを行います。
- できなかった箇所は、重要度ランクを上げる(濃い色に変える)ようにします
- 反対に、できるようになった箇所は、重要度ランクを下げ、付箋とマークを消します
- 時々、テキストの付箋箇所のみを読み返します。ここでも必要に応じて付箋の貼り替え・マークの塗り替えを行います。
- テキストを参照するたびに、必要に応じて付箋の貼り替え・マークの塗り替えを行います。
- 【活用】(試験前日・試験当日)
- 前日は、全ての付箋の箇所に目を通します。
- 当日は、持ち時間に合わせて、高い重要度の箇所を優先的に、確認します。
◆効果
シンプルな方法ですが、次のようなメリットがあります。
- 時間をかけないで作成できる(1科目1時間程度)
(テキストを活用するため) - 今後の学習状況に応じて、追加・削除・重要度変更が容易
(付箋と蛍光ペンを使うため) - 当日、持ち時間に合わせて、重要な論点から確認することができる
(重要度に応じた色分けをするため)
将来的にも次のようなメリットがあります。
- (診断士として実務を行うときや、別の資格試験を受験するときなど)将来テキストを再度開く必要があるときに、自分の苦手だったポイントがひと目で分かる
一方でデメリットは、当日、テキストを持参する必要があることです。(とはいえ、高々4冊であり許容範囲内ではないでしょうか。)
◆(参考)お勧めの付箋・蛍光ペン
ご参考に、付箋と蛍光ペンのお勧めをご紹介します。
(私が診断士試験勉強中ずっと使っていたものです)
※価格・リンク等は2014年7月8日現在のものです。
- 付箋
- 植林木ペーパー付箋紙・8本入 30×10mm・4色・8本・各100枚(無印良品、税込210円)
⇒4色入り、ちょうどよいサイズ、また枚数が多くコストパフォーマンスも良です - ヘアピンケースポリプロピレンヘアピンケース 約37×63×厚さ12mm(無印良品、税込105円)
⇒前述の付箋を持ち運ぶのに適したサイズです
- 植林木ペーパー付箋紙・8本入 30×10mm・4色・8本・各100枚(無印良品、税込210円)
- 蛍光ペン
- フリクションライト 6色セットSFL-60SL-6C(パイロット、税抜600円)
⇒こすると消えるタイプです。2次試験でも使えます。
- フリクションライト 6色セットSFL-60SL-6C(パイロット、税抜600円)
受験票が届いたら、ぜひ写真撮影だけは早めに済ませておくことをお勧めします。次の記事もご参考にしていただければ幸いです。(準備事項・持ち物のチェックリストがあります)
残り1ヶ月となりましたが、「ポジティブに」かつ「焦らないように」心がけてくださいね。
私が落ち込みそうなときにやっていたのは、「学習し始めたときの心情を思い出すこと」です。
・・・初めて財務諸表を見たときに、「何だこれ?」と思ったこと、企業経営理論のテキストで「経営者はこう考えるのか〜」と発見したこと、店舗管理のテキストで「近くのコンビニと同じだ!」とワクワクしたこと・・・
それを思い浮かべてみると、当初からずいぶんと成長したと実感できると思います。
以上、がんちゃん/岩間でした。
タキプロ勉強会のお知らせ
【今後の予定(東京)】
◆日時・場所
・7/10 (木) 19:30~21:45 京橋区民館 題材:H24<1次>財務・会計
・7/23 (水) 19:30~21:45 八丁堀区民館 題材:H22事例Ⅰ
・7/27 (日) 9:30~11:45 京橋区民館 題材:H22事例Ⅱ
◆会費 :500円
*お釣りが出ないようにご用意ください。
==1次試験対策の勉強会参加にあたって==
*可能であれば題材の過去問を解き、解答プロセスを説明できるよう
ご準備ください。
*解答はご自身分がお手元にあれば良いです。
*過去問解説書の使用などはご自由にお使いください。
*問題を忘れずにご持参ください(自分で確認用)。
==2次試験対策の勉強会参加にあたって==
*題材の過去問を解いて、解答のコピーを8部 ご用意ください。
*問題を忘れずに持ってきてください(自分で確認用)。
*時間の都合上、全部の設問を扱うことはできません。
あらかじめご了承願います。
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