科目免除のメリットとデメリット
こんばんは。黒@タキプロです。
今週のお題は「経営情報システム」ということになっていますが、
私は科目免除制度を使ったため、この科目は受験していません。
ということで、少しお題からは外れますが今日は「科目免除」についてです。
春先にも一度書いた内容ですが、
2012年度の1次受験者の方にも早めに知っておいてほしい内容なので、
今一度お話しておきます。
もうご存知とは思いますが、念のためおさらいしておくと、
診断士試験で科目免除制度が適用できる科目は、
「経済学・経済政策」、「財務・会計」、「経営法務」、「経営情報システム」の4科目です。
このうち先の3科目は、上級資格の保有、経済学博士などが免除の要件となっています。
なので、この科目への制度適用はごく限られた方だけに許される悩みですね。
それに対して、経営情報システムは、情報処理技術者試験合格者(一部の試験除く)が要件となっていますので、
診断士試験の受験者にIT系の方が多いこともあり、多くの方が制度の利用を悩まれる唯一の科目だと言えます。
私自身もそれに当てはまったわけですが、
先に言ってしまうと、私の場合は科目免除を適用しました。
今日は私が免除制度の適用を検討した際に考えた、
適用した場合のメリット・デメリットについて今一度まとめてみます。
(各項目先頭の「高・中・低」は重要度を表しています。)
■科目免除を使う場合のメリット
①高: 勉強する科目を一つ減らせ、その分の時間で他の科目の勉強ができる
②高: 経営情報システムの難易度が高い場合のリスクを回避できる
③中: 本試験当日の負担が減る
■科目免除を使う場合のデメリット
①高: 経営情報システムの難易度が低い場合、得点源を失ってしまう
②低: 2次試験で経営情報システムに関する問題が出た場合、対応力が低くなる可能性
結局のところ、悩みのタネとなるのは、”デメリット①”の「得点源を失ってしまう」になるかと思います。
ただ、こればかりはなんとも言えません。逆にいうと”メリット②”とも考えられます。
そこで私の場合は、”デメリット①”と”メリット②”は単純に相殺してその他の項目で考えました。
その結果、メリットの方が大きいと判断し、科目免除を適用したわけです。
結果論ですが、”メリット①”の利点をうまく使うことができ、
「財務・会計」、「中小企業経営・中小企業政策」などを得意科目として仕上げることができました。
以上が、私が受験当時分析した「科目免除制度」についてです。
みなさんも自分の場合のメリット、デメリットを洗い出して、検討してみてください
では、今回はこのへんで。
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