単純記憶と意味記憶
こんばんは。ごとりん@たきぷろ6期です。連休も終わり、一部の専門学校では模擬試験も行われました。昨年の自分を振り返ってみると、この時期はまだまだ模擬試験を受けるような水準になく、暗記科目を中心に焦りまくっていました。お仕事や学業も忙しくなり、身も心も焦る時期だとは思いますが、そういう時期だからこそ着実に過去問題を複数回して苦手分野を克服すれば、一次試験は十分に突破できるものと思います。
さて、「暗記」なのですが、これが厄介で、「暗記すればいい」とはいっても、それが簡単にはいきません。特にある程度年齢が積みあがっていると10代のころのように、「何度か繰り返せば覚える」といったわけにはいかなくなります。
一般に若いころは単純に記憶するだけの単純記憶能力はきわめて高いものがあります。しかし年齢が経過すると単純記憶能力は低下し、その代わりに意味記憶(エピソード記憶)能力が高くなってきます。つまり、暗記すべき事項について一定の理解をしたうえで暗記したほうが効率が良くなってくるわけです。よく「運営管理」などでがむしゃらに暗記しようという方がいらっしゃいますが、それではおそらく効率が悪いうえに暗記自体もなかなかおぼつかないのではないでしょうか。
そこで意味記憶の方法ですが、このインターネット時代ですので、まずはyoutubeの活用をお勧めしたいと思います。数十数百万の方が無作為に動画を上げてくれていますので、たとえば「鋳造加工」「圧延加工」「塑性加工」の違いがわからないというときに、youtubeで関連する動画を検索して、テキストと照らし合わせます。そうすると当然理解が深まり、内容が記憶しやすくなるというわけです。
用語だけだとなかなか記憶に定着しませんが、意味を理解したうえで記憶すると、深く長く脳内に留まるうえ、本試験での応用能力も高まります。広くいえば語呂合わせなども意味記憶の一種といえますが、いずれにせよインターネット社会ですので、テキストや授業の内容を受動的に受け取るだけでなく、積極的にインターネットで検索して、使えると思われた手法についてはevernoteや手帳などにどんどん記録しておきましょう。こうしたメモの蓄積は受験が終了した後にも役立つことがあります。
最後に語呂合わせですが、これもgoogleで検索すると、かなり多くの語呂合わせが出てきます。こうした語呂合わせには名作もあれば迷作もあるのですが、気に入ったものは、やはりメモしておきましょう。また、自分自身であれこれ語呂合わせを工夫してみるのも記憶を定着する一助になると考えられます。
私自身の語呂合わせではたとえば以下のようなものがあります。
① 「JCA、H な手順を卸売り」(日本チェーンストア協会による通信手順がJCA手順。その後、JCA-H手順(またはH手順)が開発されました)。
② 「RaRaRaRaRa,高原(光源)に遠足(演色)だ」(平均演色評価数のことをRaといい、光源の演色の程度を示します)。
③ 「ガソリン1番(GS1)、えーやんえーやん(EAN、EAN)」(サプライチェーンの国際規格を設計・策定する組織がGS1です。GS1は国際EAN協会に加盟する形で発足しました)。
他にもいろいろあるのですが、出来の良し悪しはともかく、あれこれ工夫するプロセスそのものが意味記憶となって、脳内に定着したのは間違いと経験からしても断言できます。「えーやんえーやん(EAN、EAN)」はいまだに記憶から消し去ることができませんが、これは自分自身であれこれ考えた結果なのでしょう。皆さんの創意工夫もぜひウェブなどで共有化されると、後に続く受験生の参考になると思います。
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