【1次挑戦者向け】直前期の過し方(その1)【ぱくさんの知的根性論#10】
ハッピー七夕!
私はもちろん、皆さんの合格を祈念いたします。。。
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ぱく@タキプロ7期の鬼参謀です。
1次試験本番まで約1ヶ月となりましたね。
受験生の皆さんは、直前期の過し方が気になってくる頃合いだと思います。
今回は、b)、c)の方に向けたお話になります。
題して「直前期の過し方(その1)」。
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以前、計画をたてるときには、
「現状(As Is)」と「あるべき姿(To Be)」を先ず把握しよう、
というお話をしました。
直前期には改めてこれを考えましょう。
但しここでの「To Be」は、
「中小企業診断士試験1次試験を突破できる状態」です。
※一旦、2次試験とかその先は置いておきましょう。
「中小企業診断士試験1次試験を突破できる状態」とは、
言うまでもないことですが、
1)全科目の点数が40点以上。
2)全科目の平均点が60点以上。
この2つの条件をクリアできる状態のことです。
この状態にたどり着くために、必要なことは何でしょうか?
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皆さんはこれまで、自身の学習や模擬試験の結果等で、
「As Is」を分かっているはずです。
言い換えれば、
a)40点未満になりそうな科目
b)60点未満になりそうな科目
これらを把握しているはずなのです。
当然ながら、
先ずはa)を優先的に勉強しましょう。
(40点を切ったらその時点で試合終了)
同時に、b)についても学習を深める必要があります。
(60点以上でないと受からない)
勉強の方針として、
・得意科目をもっと伸ばす
・不得意科目を何とかする
の2つの方針があると思うのですが、
中小企業診断士1次試験に於いては断然後者を採るべきです。
なぜならそれが「最も効率がいい」から。
簡単に数式で表すと、
「50点を60点にする努力量」<「70点を80点にする努力量」
ということ。
つまり、一般的には、
「良い物をもっと良くする」よりも
「イマイチなものをまあまあにする」方が簡単だということです。
直前期には、四の五の言ってる前に、
合格の可能性をちょっとでも上げる方法を採るべきだと思いませんか?
上記がいい例だと思います。
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参考までに、私が1次試験に合格した時の点数を晒してみましょう。
<1回目(2013年)>
経済:60(注1)
財務:63
企業:67
運営:60
法務:53
情報:76
中小:52
合計431(平均点61.6点)
<2回目(2015年)>
経済:64
財務:56
企業:57
運営:65
法務:64
情報:64(注2)
中小:59
合計429(平均点61.3点)
ご覧のとおり、どちらもギリッギリですね(笑)。(注3)
配点にもよりますが、あと3問くらい落としたら地獄行きでした。
とはいえ、点数を見て頂ければ分かる通り、
悪くても50点台はキープしているんです。
これは得意科目を伸ばすのではなく、
苦手科目を出来るだけ無くそうとした成果なんですよね。
かなり意識して勉強したので、狙い通りの結果でした。しめしめ。
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個人的に、1次試験は
7科目同時受験がリスクヘッジの観点で最良の手段だと思っています。
科目合格率の推移を調べて頂ければわかるんですが、
科目ごとの難度のブレがかなり酷いです。
個人的には、
「普通に勉強した人は、どの科目も普通に受かる」
ような試験にして欲しいんですが、
どうも、試験委員の人は
「普通に勉強した人は、7科目全部受けると普通に受かる」
ように試験を作っている気がしてなりません。
なので、安易な
「科目を厳選して受験して、複数年で1次突破」という作戦は
個人的にはお勧めできないのです(注4)。
厳選した科目が、
たまたま高難易度の年に当たることも有りますのでね。
酷い話ですがこういう試験なので飲込むしかないです。試験委員は頭がおか(ry
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<今日の名言>
「たとえ合格最低点でも受かった者が勝者なのです」
(by 大学受験合格大作戦)
2次試験でも同じことが言えますが、
満点でも平均60点ピッタリでも同じ評価ですからね。(注5)
★
次回は、いよいよ、ホントに1次試験直前になりますね。
といわけで、1次試験の超直前期の諸注意について、お話しします。
Enjoy!
<注>
1、この年(2013年)は経済が
鬼のように難しく、得点調整で全受験者が+4点となりました。標記は補正後の点数です。科目合格率は脅威の2%代(!)。一体どれだけの人が経済で涙をのんだのやら。この難易度のブレっぷりが1次試験なんですよね…。
2、この年(2015年)は情報が妙に難しかったです。得点調整はありませんでしたが、科目合格率は6%代でした。2013年は合格率50%を越えてましたので、どんだけブレてるんだって話なんですが。何度も言いますがこれが1次試験です。
3、合格点は420点です。(700×60%=420)
4、飽くまで個人的な見解です。複数年で突破している人はたくさんいます。
5、「東大では100点を取ると凄いと言われるが、京大では100点を取ると『お前はアホか』と言われる。なぜなら、合格点の60点ギリギリを狙って、残り 40点分の努力を遊びに使った方が賢いからだ」という話を聞いたことがあるのですが、出典が不明だったので引用しませんでした。蓋し名言ですよね。
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