【これって本当に役に立つの?】1次試験7科目の学び by hide_kingdom
読者の皆様こんにちは。前日のTKP43の神4のさっとさんからバトンを受け継ぎました、同じくTKP43のシャイニングウィザードスターことhide_kingdomです。TKP43とは、タキプロ13期の4名で結成した多年度受験生ユニットです。タキプロ=TKPと、メンバー 4人の合計受験期間43年をくっつけた安易なネーミングです(笑)。(TKP43の事をもっと知りたい方は「多年度生座談会-前編」「多年度生座談会-後編」もご覧ください)
本日のブログでは、中小企業診断士1次試験の学びは本当に役に立つのか?についてお伝えします。
さて、ブログを進めていく上で相棒が必要ですね。今回も、「つっこミン」と「つっこ美」のつっこみシスターズに登場してもらいましょう~!
いつもは、さっと兄やんのブログに登場してるけど、hide兄やんのブログにも顔を出させてもらうでぇ~
アタイも何でかわからんけど、呼ばれとるがね~
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■はじめに
いよいよ1次試験まで残り1か月を切りましたね。受験生の皆様は必死になって追い込みををされているかと思います。
そんな中、ふとこんなことを思ったことはありませんか?
「こんなに必死こいて勉強してるけど、この先にこの知識本当に役に立つの?」
これまでの人生でありましたよね。一生懸命勉強したけど、その先あまり使うことない知識・・・(受験勉強とか、受験勉強など・・・)。
本日のブログでは、1次試験7科目の知識がその先にどのように活かされるのかを新人中小企業診断士の目線でお伝えさせていただきます。(※あくまで個人的見解です)その先も役立つ知識だとわかってもらえたら、きっとこの先の学習のモチベーション向上にもつながると思います。
ミンも受験勉強めっちゃ頑張ったんやけどな~
今じゃ専攻と全然関係ないツッコミうさぎとして生計立ててまっせ~
ツッコミするだけでメシ食っていけるなんて、でらうらやましいがね(笑)
■中小企業診断士試験の歴史のおさらい~
そもそも中小企業診断士の1次試験はどんな内容を学習するのでしょうか。という当たり前体操なことをもう一度確認していきましょう~。
現在の中小企業診断士試験制度の大筋は平成18年の改正で大まかに固まりました。それまでの1次試験制度は、7科目全体で60%以上取れれば合格、満たさなければ不合格で、翌年は全科目受け直しにとなりました。それがこの年の改正で新たに科目合格制度が導入されました。また、当時は現在の1次試験の7科目にプラスして、「新規事業開発」という科目を含めて8科目あったようです。(新規事業開発という科目はどんな試験問題だったのか気になります。さすがの多年度生の私でもこの時代は知りません。。)
中小企業診断士の歴史は、昭和23年に「中小企業診断員」という名称でスタートしたんだわ。当時は主に公務員向けで、無試験で講習を受ければ中小企業診断員になれたらしいでかんわ~。
えらい古い話を出してきたやん。絶対まだ生まれてへんやん!
そして、2021年度には1次試験合格者に対して新称号が付与されました。
・1次試験合格者は「●●年度中小企業診断修得者」
・1次試験の科目合格者は「●●年度中小企業支援科目合格者(科目名)」
と名乗ることができるようになりました。これまでは、1次試験合格は通過点に過ぎなかったのですが、こうしてマイルストーンともいえる称号が頂けることはモチベーション向上につながりますね。
とはいえ、あくまでも受験生の皆さんにとっては、ここはゴールではありませんよね。
1次試験合格⇒2次試験合格と完全合格を勝ち取るのが目標ですね。しっかりと合格を勝ち取るためにモチベーションを高めて勉強に励んでいきましょう~!
■1次試験と2次試験の関わり
ここで改めて言うほどでもない話ですが、1次試験と2次試験の学習内容の関連性を示します。(※筆者の私見が入っています。ご容赦ください。)
この図は1次試験科目と2次試験科目の関連性を示しています。実線は関わりが強い、点線は関わりが弱いことを示しています。こちらをご覧いただくと、まず企業経営理論が事例Ⅰ~Ⅲに関連しており2次試験に非常に関連性が高いことを示しています。次に運営管理は、事例Ⅲ、財務・会計は事例Ⅳと深く関連しています。一方で2次試験と関連性が低い、もしくは関連性がない科目も存在していますね。
誰とはいえへんけど、経済学はんと、中小企業経営・政策はんやん!
名前を出しとるがね(笑)!
ここで、こんなことを思う人がいてもおかしくありません。
「2次試験に関係ない科目は、とにかく6割とって終了!2次試験に関連する科目を頑張ろう」
むしろ2次試験に関係ないような科目が何故存在するの?くらい思われても仕方ありません。これはあくまで中小企業診断士試験に限定した目線の話です。これが実務になるとちょっと様子が変わります。
■1次試験と実務の関わり
次に1次試験と実務の関わりを見ていきましょう。中小企業診断士は独占業務がない国家資格として知られていますが、実際にはどんな仕事があるのでしょうか。ざっとこんな感じです。
- セミナー/予備校講師
- 執筆活動
- 経営コンサルタント
- 創業支援
- 商工会議所等公的機関の経営相談員
- 補助金申請支援
- 補助金審査員
- Youtuber
独占業務がないとはいえ、実にいろいろな稼ぎ方があるのが中小企業診断士の魅力でもあります。先輩中小企業診断士の皆様は自分自身の個性や強みを生かしながら様々な分野で活躍されています。
先ほどは、1次試験の試験科目と2次試験の試験科目の関連性を見ていきましたが、今度は、1次試験の試験科目と、中小企業診断士の仕事という切り口で関連性を見ていきます。
先ほどと比べて何か違いに気づきませんか?そうです。中小企業経営・政策の大躍進です!
実は中小企業経営・政策の知識は、実務では多くの場面で重要となってきます。経営コンサルタント、創業支援、補助金申請支援及び審査などの仕事は、中小企業経営・政策で学んだ中小企業庁の中小企業支援施策や、公的資金の活用などの知識が大活躍します。
ここで1つ例を出します。以下は令和3年度中小企業診断士1次試験・中小企業経営・中小企業政策の第15問の問題です。
この問題では、中小企業がものづくり補助金において認定支援機関から今後受けたい支援内容についてを聞いています。つまり中小企業診断士からみた顧客である中小企業のニーズは何か?を聞いているわけですね。補助金申請支援業務を行う上で重要な情報になるのは言うまでもありません。このように1次試験のためだけに覚えるのはもったいない知識がいっぱい盛り込まれているわけです。(・・・ということを、今頃気づいた愚か者は私です)
また、講師業、執筆、Youtuberといった自身の経験や知識を伝えていく仕事の場合は、どの知識を持っていても余分にはなりません。しっかりと1次試験で学んだ知識を生かしていくことができます。
余談やけど、TKP43もYoutuberデビューしてはったなぁ~
まだ観てない人はこれも観てちょ~よ~
■皆さんは絶対将来役に立つ勉強をしています!
受験生の皆さんは、中小企業診断士試験に合格することだけがゴールではなく、試験に合格して中小企業診断士として活躍することがゴールと考えている方も多いと思います。是非、自分が中小企業診断士として活躍する姿を思い浮かべながら、1次試験の勉強に取り組んでみてください。
「試験に合格して中小企業診断士になったら、補助金申請支援業務をやってみたい!」
「創業支援を行いノウハウを蓄積して、自分も起業したい!」
「セミナー講師をいっぱいやって、知名度を上げたい!」
そのような将来像を思い浮かべながら勉強すると、学ぶものすべてが意味あるものだと思えてきませんか?このブログを読んで今すぐ勉強したい!と思ったりしませんか(笑)?
アタイも今すぐ勉強がんばってみるでよぉ~目標は勉強1日27時間だわさ
あと3時間どっから持ってくんねん!
■おわりに
今回のブログでは、1次試験まで残りわずかの時期に、ギアをあげて試験勉強に取り組んでもらうためのモチベーション向上の考え方をお伝えさせていただきました。試験勉強は必ず結果が伴うとは限らない苦しい戦いです。でも、一方で勉強を積み重ねていくことで自分の中に知識がどんどん蓄えられパワーアップする喜びを感じることもできます。是非楽しんで学び続けてほしいです。前向きな気持ちがチャレンジ精神を生み出し、着実にレベルアップし、いずれ「合格」という結果につながるはずです!皆様の合格を祈念しています。
次回は電卓たたき名人でおなじみのたにけいさんの登場です。お楽しみに!
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