診断士試験は企業経営理論に始まり企業経営理論に終わる by AKI
読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のAKIと申します。
■はじめに
最初に簡単な自己紹介をさせて頂きます。
年齢/性別:39歳/男性 (ちょうどこの記事を書いている2月末日に39歳の誕生日を迎えました)
職種:化学メーカー経営企画部署
受験歴:[1次試験]1回、[2次試験]1回
勉強時間:[1次試験]200時間くらい、[2次試験]200時間くらい
勉強方法:独学
[1次試験]TACのスピードテキスト&過去問、[2次試験]ふぞろい、全ノウハウなどテキスト&過去問
得意課目:[1次試験]企業経営理論、[2次試験]事例Ⅱ
受験までの経緯や詳細については、今後、合格体験記で書ければと思っております。
以後お見知りおきを~。
■課目 企業経営理論の概要
さて、本日は1次試験の企業経営理論課目についてお話致します。このブログにアクセスしているほとんどの人は企業経営に強い関心、興味があるはずです。
なので、興味深く楽しんで勉強できる課目だと思います。
また、試験勉強を始めて最初に手を取る人も多いであろう、まさに診断士試験の入口的な課目です。
企業経営理論は、主に
①経営戦略
②組織論
③マーケティング
という3つの領域から構成されています。
そしてこれらの領域は、第2次試験においても「事例1.組織を中心とした経営戦略に関する事例」「事例2.マーケティング・流通を中心とした経営戦略に関する事例」という試験で個別事例として出題されますので、診断士試験で最も理解度を高めなければいけない課目といっても過言ではありません。
つまりは入口でありながらも、長くかつ深く勉強する、要はとっても大事な課目になります。
■企業経営理論の点の取り方
1次試験における大まかな構成ですが、問題1番から13番くらいが企業経営領域、14番から27番くらいが組織論、28番から38番くらいまでがマーケティング、という構成です。
ただし問題番号は小問の数とも前後しますので、あくまで参考までとなります。
点数的には、2点配分の問題と3点配分の問題が入り乱れて、3領域はだいたい同じ配点、という構成になっています。
つまりはまんべんなく勉強しなければいけない、ということです。
しかしながら、中小企業診断士試験は満点を取る必要が全くありませんので、ここからは僭越ながら具体的な私が実践した作戦・ノウハウについていくつか記します。
1冊の参考書と過去問をやりこむ
企業経営理論は非常に興味深くて楽しい分野です。
しかしここにトラップがあります。
深く理解しなければいけないとはいえ、他の課目もありますし基本的には試験勉強と割り切り要点を効率よく勉強していく必要が有ります。
経営理論の学術書やMBAの教科書にも選ばれている専門書はたくさん書店に並んでいます。
今の時期だと、まだ1次試験まで時間的に余裕があるから、こういった学術書を読んで深く理解するという事を考えがちですが、診断士試験は参考書だけで十分点数が取れます!
有名な言葉で、
「複数の問題集をやるより1冊やりこんだほうがいい」
とよく言われています。
私もこの作戦で無事に、76点を取ることができました。
特に1次試験は、1冊の参考書だけで十分対応可能です。1冊の参考書を何度も読み込む、過去問を何度も解くことが合格の近道です。
特定の分野を捨てる
さて、試験におけるオーソドックスなノウハウとして、特定の分野を捨てる、という手段があります。
企業経営理論という課目は3編もあり範囲が広く膨大ですので、特定の範囲に対して時間をかけるのが無駄だと判断して割り切って捨てるのは全然ありです。
他の課目も含めて、得意な分野で点数を取ればいいだけの話ですから。
私の場合を話しますと、組織論における労働関連法規は完全に捨てました。
企業経営理論は理論の話がほとんどなのですが、この労働関連法規は労働法や労働保険や社会保険といった法律からの要求事項を細かく暗記する必要があり、実務的にも全く関わったことがないため覚えが悪く、早々に捨てることにしました。
(人事総務部門の方や社労士の方には得点源になるのかもしれません)
山を張る
これも超オーソドックスな作戦ですね。
過去問の傾向から、確実に出るであろうと信じた分野に対してより深く勉強することで、確実に点数を拾うことができます。
山を張る作戦は、責任が持てないですが、私個人としては、経営戦略のプロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)や組織論のモチベーション理論は確実に点数を取るために、出題を信じて時間をかけて勉強しました。
信じる者は救われます!
■おわりに
さて、記事タイトルにある通り、中小企業診断士試験は、企業経営理論に始まり企業経営理論で終わると考えています。
私の場合も、試験勉強のきっかけは部署異動で企業経営全般に勉強する必要があったということでした。
1次試験の勉強において、最初に参考書を読んだのも企業経営理論でしたし、1次試験・2次試験を通じて最も知的好奇心が掻き立てられる課目だったのは、間違いなく企業経営理論でした。
そして、2次試験勉強へ進んでも、組織論やマーケティングが事例として問われるため、最後までお付き合いがある課目といえるでしょう。
要は、この課目を得意課目にすると2次試験まで大きなベネフィットが生まれます。
参考書を何度も読み込み、過去問を繰り返し反復で実践することで効率よく知識は身に尽きますので、是非皆様も、まずはこの企業経営理論の課目を通じて診断士試験の勉強を楽しんで、そしてさぼらずに王道の勉強スタイルで参考書と向き合って勉強してもらえればと思います!
以上、AKIの初投稿でした。
次回はベストさんの登場です。
お楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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