【企業経営理論】知識を定着させるコツ byよんてん

企業経営理論

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のよんてんと申します。

■はじめに

簡単に自己紹介をさせていただきます。

・名前:よんてん
・年齢:40代
・職業:不動産会社勤務
・受験歴:1次1回、2次1回
・勉強時間:1次400時間 2次200時間
・勉強方法:独学
・保有資格:FP1級、宅建、簿記2級など

完全独学スタイルのため、受験生時代はタキプロに非常にお世話になりました。その御恩を次の世代にお返しできればと考えております。

これから1年間、ブログや勉強会で情報を発信してまいりますので、どうぞよろしくお願いします。

■企業経営理論との向き合い方

企業経営理論では、大別して戦略組織マーケティングの3分野を学びます。中小企業診断士を志す方であれば自ずと興味関心の高い分野であり、また2次試験の事例Ⅰ〜Ⅲで必要な知識を学ぶ教科でもあるため、1次試験の中でもメインコンテンツ的な位置付けです。

そのため、勉強を始めるにあたっては最初に手をつける科目として選ばれた方も多いのではないでしょうか。標準的な1年計画で勉強を進めている方にとっては、テキストも一通り読み終え、そろそろ過去問演習も1周目を終えたところ・・・といった頃合いかと思います。

その辺りの進捗度ですと、まだまだ知識が定着しておらず、また起業経営理論に特有の長文選択肢にも翻弄され、なかなかしんどいタイミングではないかなと想像します。このまま2周・3周と回したところで、果たして試験本番で解けるようになるの?と不安になっている方もいるでしょう。かくいう私も、ちょうどこの時期はそんな感じでした。

そんな境遇の方に向けて、これから過去問を2周・3周と回していくにあたり、いかにあやふやな知識を定着(暗記ではなく腹落ちさせて理解)させつつ、本番での対応力を身につけていくか。即ち、企業経営理論という科目との向き合い方についてのコツをお伝えできればと考え、今回のブログを書かせていただきました。

■抽象的な理論を自分の思考で具体化させよう

この時期に私が意識したのは、ひとつひとつの理論を学ぶたび、「この理論を実在の企業が採った戦略や商品で例に挙げるならば」という具体例を自分の引き出しから取り出し、理論に紐付けていきました。ここでのポイントは、テキストに書かれている例を眺めて「ふむふむ」で終わるのではなく、これまでの自身の知識や経験の中から具体例を引っ張ってくることです。

ぶっちゃけ、それが現実のストーリーとして本当に正しいのか?まではいちいち確認してません。とにかく、自分の中で「あー、難しく言ってるけど、要は○○のことね」と腹落ちしてくれればOKです。それだけで暗記の定着度は飛躍的に高まってくれるはず。

例えば、戦略論でいくと・・・

  • ドメイン」→まずは、自分がよく知っている大企業のホームページにアクセスします。代表メッセージや企業理念には「企業ドメイン」が、事業一覧の各ページには「事業ドメイン」が載っているはずです。具体的にどんな内容なのか目を通しながら、テキストに書いてある両ドメインの性質や関係を確認してみましょう。
  • 環境分析」→SWOT分析、3C分析、PEST分析など、見様見真似でも良いので、自社を分析してみましょう。一度でも自分でやってみると、どんな項目があるのか忘れないものですよ!
  • プロダクトライフサイクル」→ブームが急に来て急に去った流行りもの(最近だとタピオカブームとかありましたよね)の推移を、自分の記憶で時系列を辿りながら、各サイクルにおける特徴や戦略を当てはめて確認していきましょう。もちろん、知らない内容や当てはまらない内容もあると思いますが、骨格さえ具体的にイメージできれば、そこから不足した部分を肉付けしていくのはさほど難しくありません
  • 競争戦略」「成長戦略」→これも自社を5F分析した上で、どのような戦略を採用している(きた)のか当てはめていくのが手っ取り早いと思います。自社でイメージするのが難しい場合は、誰しも趣味で詳しい業界(自分の場合だと、ゲーム業界とか、エンタメ業界とか)って何かしらあるかと思いますので、そちらの代表的な企業をベースにして考えてみましょう。

などなど。

組織論は暗記が多く、管理職でない者にとっては直感的に結びつけられそうな経験的知識も浅い分野だと思いますが、それでも自分が働いている会社の組織構造や評価制度、人事施策で当てはまるものは多々あるかと思います。そういった具体的な知識をきっかけにして、知識の枝をうまく広げていきましょう。できればイメージを具体化できている自身の知識や経験から紐付けたいところですが、まったく取っ掛かりがないようであれば、ネット検索すれば具体的な事例も出てきますので、そこで仮想体験してイメージを具体化していくのもテキストを眺めるよりは効果的だと思います。

マーケティング論では、製品戦略、価格戦略、物流戦略、プロモーション戦略・・・etcと様々な戦略が出てきます。これも自身が働かれている業界や、趣味で詳しい業界の代表的な企業や商品を具体的に想像しながら、結びついた例をテキストに書き込んでいきましょう。実際の出題でも「○○のような商品展開は××である」といった形式が多いため、具体的なストーリーを一度イメージできていると本番での対応もスムーズです。消費者購買行動については、自身が消費者としてどのような場合に該当するような購買行動を取ったかを思い出してみましょう。自分って意外とマーケティング戦略に踊らされていたんだな、と気づきます(笑)

■急がば回れの精神で

正直、発想自体はオーソドックスな手法なのですが、しっかり取り組もうとすると簡単なようで案外と時間を取られてしまうのがデメリット。なかなかじっくりと取り組まれた経験のある方は少ないのではないでしょうか。つい手間暇を惜しんでしまい、パッと考えて思いつく事例や、たまにテキストに出てくる具体例だけで「はいはい、こんな感じね」で終わらせてしまい、腹落ちしたと言えるまで時間を掛けられず先に進んでしまったり、ひたすら過去問演習を繰り返すことを優先してしまいがち・・・と思います。

限られた時間の中での勉強ですからその気持ちはよく分かりますが、ここは焦らずひとつ、急がば回れの精神で取り組んでいきましょう。まだまだ1次試験まで時間はあります。何よりここで企業経営理論に掛けた手間暇は、2次試験でも貴方の血肉となって期待に応えてくれるはずです。

■おわりに

資格試験の勉強方法について情報を収集して計画を立てる行為も、戦略理論に通じるものがあるのではないでしょうか。経営だけに限らず、日常の何事も強引に経営戦略に結びつけて、理論を血肉化していきましょう!

タキプロの強みは、多種多様な背景を持つ合格者たちの持つ知見が豊富に集まっている事だと思います。すべてを参考にする必要はありません。今回のブログも、想定するターゲット(一年計画で起業経営理論をある程度勉強したが、未だ手応えの掴めていない方)を絞って書かせていただきました。たくさんのタキメンたちの中から、ぜひとも自分に合った勉強法を見つけてみてくださいね。

次回はらいなすさんの登場です。
お楽しみに!

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