実は「企業経営理論」が一番学びの多い科目なのではというお話 by とっしゅ

企業経営理論アイキャッチ画像

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のとっしゅと申します。
そうなんです。昨日の記事を書かれたたんぽぽさんとは本当に直近の実務補習で同じグループでした。
シンプルに「えっ!?」となりますよね…世間の狭さ、感じませんか?

さ、二次試験まで残り1ヶ月半程度です。順調に準備は進んでいますでしょうか。

今回は”1次試験”の企業経営理論についての話です。
具体的な解説というよりは、精神論みたいな話です。

時期が時期なので、以前書いた2次試験向けの記事をこちらにご紹介しておきますので気になった方はぜひこちらも…。

それでは、本日の内容に↓をポチッとしてから入りましょう!

■はじめに

企業経営理論は個人的には「苦手ではないけど、暗記することが多く、カタカナの多い情報システムと違って漢字ばっかりでとっつきにくい」という印象の科目です。

余談ミン

同じ様な理由で高校時代に日本史ではなく世界史勉強してたで

ですが、中小企業診断士取得のための勉強で収まらないのがこの科目の良いところだと私は考えます。

覚えるのが大変、なかなか前向きに取り組めないという方へのモチベーションにつながる内容になれば幸いです。

■試験における企業経営理論

まず、診断士試験において企業経営理論は

・二次試験にも関連する要素が多いので、しっかり押さえておくべき
・初日の3科目目、過ごし方によってはとても眠い

という科目です。

後者は実際の体感としても二次試験の4つの事例を通じて大体この科目の内容を解答に考慮する、または考え方の基準として使う場面が多いです(特に事例Ⅰ)。

後者はこれまでのタキプロのブログなどからなんとか対策をしましょう…

猜疑ミン

…こいつ、投げたな

そんなつもりはなかった男性

私は休憩時間で仮眠をとり、食事は軽めにしました。当然、お腹鳴りまくってました。

■二次試験のどこで出番があるの?

二次試験は事例Ⅰから事例Ⅲまでフル活用されています。

事例Ⅰでは、よく試験対策で聞かれるような

サハホイヒ
さちのひもけぶかいねこ
※タキプロ内の解説記事に飛べます。

なんていうのはまさしくこの科目の内容です。

どのような人を採用するのか
その人たちをどの様に評価して報酬を支払うか(年功序列か成果主義か)
どの様に組織を再編するか(事業別か機能別か)

という様な解答をする時に、この科目で学習した内容を基本として答案に落とし込んでいきます。

事例Ⅱでも同様、試験対策でよく聞く

ダナドコ

が企業経営理論からの内容です。

どこをターゲットにするか(デモグラフィック、ジオグラフィック、サイコグラフィック)
何を販売するのか(商品、ブランドなどなど)
どの様に販売するのか(4Pのうちの特にPlace,Promotion)

この辺りを活用します。

事例Ⅲは前半の2科目程ではないのですが、設問の後半でよく見られるような

「生産体制を改善した後どの様に販路を広げるか、または売上を拡大させるか助言せよ」

みたいな時のアプローチとしてとても有用です。

■実務補習でも使います

企業経営理論の内容は実務補習でも活きます

現在、実務補習を2回修了したのですが、その中でも先に出てきたSWOT分析は2回とも活用しました。
活用どころか、

実務補習の様子

じゃ、まずはSWOT分析で…

という準備運動くらいの感覚で使います。

その後も競合といかに差別化を図るか、どの様に販路を拡げていくかという様な事例Ⅱ、事例Ⅲでも使う様な内容を検討して、診断先企業への報告書を作っていきます。

■診断士試験の勉強に関係なくとも

ここまでで、資格取得に向けた一連の活動における話でしたが、この科目は診断士試験の受験目的として巷でよく言われる様な

経営に関する広い知識を得られる

という点でも資格取得以外の面でも大きく寄与しています。少なくとも私は実感しています。

勤務先では中間管理職の立場にいるのですが、残業時間や労務規定についてなどは自分から調べないと全く身についていませんでした。

それが、この科目の勉強を通じてルール(法律)を最低限わかるようになるとゴールの設定や部下への指示や説明がすごく具体的なものになったという実感があります。

「そういうルールらしいから」とか「上司がそう言うから」とかの説得力のない話し方ではなく、

「国の法律でこのように決まっていて、それに準じて会社ではこう取り組むことにした」

という様な確たる裏付けと共に説明できる様になります

さらに、自社が競合といかに差別化して事業に取り組んでいくのかという様な考え方も実践的に使えるようになってきます。

ちなみに、私の勤務先のとある上役の方は試験に受かるためではなく、知識のインプット教材としてスピードテキストを買って読まれていました(本人曰く「読んでいて面白い」そう)。しかも毎年買われている様で、今年拝見した時はかっこいい表紙(だと私は思っている)の2023年度版でした。

■おわりに

いかがでしたでしょうか。

企業経営理論、リーダーシップ論やモチベーション論の単元は世界史の「作家と著作を合わせて覚える」ようなほぼ暗記勝負という部分もあります。たしかに二次の過去問で「マズローの欲求段階説において…」みたいな回答はしたことないのも事実です。

ですが、それ以外の部分では診断士を取得するかどうか、試験に合格するかどうかにかかわらず、むしろ理解したその時点から日々の業務に即実践できるような内容が多いと私は感じます。

ご自身の試験勉強を始めたきっかけが「仕事に活かせる知識を身につけたい」などの場合、企業経営理論はもってこいの科目だと思います。

長い勉強期間の中で、少ししんどい、やる気が上がってこないという時、改めて振り返ってみてエンジンを入れ直しましょう。その科目が意外とこの科目かもしれませんよ?

次回はAKIさんの登場です。
お楽しみに!

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