企業経営理論は国語の問題みたいに解こう byにゃーもん
タキプロ15期の にゃーもん と申します。
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■はじめに
プロフィール
名前:にゃーもん
年代・性別:30代・女性
職業:地方公務員
受験歴:1次 1回、2次 2回
勉強時間:1次 300時間、2次 450時間
学習方法:1次独学、2次予備校(クレアール)・タキプロ
好きな科目:1次 経営情報システム、経済学
2次 事例Ⅱ(点数は高くない)
産休育休中にできることを模索した末に、中小企業診断士試験に出会いました。
エクセルとかPC関係が得意だったので、産休育休中にはITパスポートをとって復帰に備えておこうと最初は考えていました。診断士試験の方が経営全体からIT戦略を理解できるらしいとわかってプラン変更し、紆余曲折の末合格まで漕ぎつけることができました。
■試験本番の成績
1次試験はR4年に受験しましたが、企業経営理論の得点は72点。体感的にあまり勉強した実感もないものの、一生懸命勉強した運営管理やそこそこ得意と思っていた財務会計より高得点でなんだか腑に落ちない結果でした。
企業経営理論は設問も選択肢も長いと評判ですが、少しコツを掴めば国語のテクニックを応用できる部分もあると思います。
■目標設定
今リアルタイムで試験を受けようと思いながら記事を読んでいる方、試験への準備万端で素晴らしいです。(ワタクシはこの頃試験受けるとも思っておりませんでした・・・)
皆さんは1次試験本番当日の完成度はどうイメージしてますか?
試験突破のことを考えるのであれは「試験問題で時間内に65点取れる」を目標にしましょう。65点取れたら苦手科目の勉強に余力を割いた方がいいです。とにかく範囲の広い試験ですし。
正直、65点取れるくらいではあまり経営学のことを理解できていないなぁと物足りない気持ちになるかもしれませんが、そういうものです。それを受け入れて1次突破して2次対策でも勉強を重ねてください。勉強する機会は合格後の実務補習・実務従事や登録後の実務でも盛りだくさんなので、安心してください!!
■勉強プロセス
あまり経済学や経営学の専門書や論文は読んだことがなかったので文体に慣れませんでしたが、過去問演習とかでチューニングしました。自身の過去の試験勉強からの反省ですが、参考書以外の書籍を読み始めると膨大に時間がかかってキリがないので極力参考書1冊と過去問演習に集中しましょう。ここ大事です。
まず現時点での目的は65点取ることです。「出題範囲だけ覚える・理解する」が鉄則です。
①語彙に慣れる
まず用語をふわっと暗記することからです。アウトラインだけでいいので覚えてください。参考書通読一周くらいの理解度でいいです。国語的なアプローチをする上では、まず用語・語彙に慣れておくことが大事です。あと、ダンシくんのyoutube動画周回もやりました。
各用語の関連性とか細かい定義とかは次のステップで固めていきます。
②過去問を使って理解度分析
過去問演習を実際にやってみましょう。私はひたすら過去問ドットコムを解いてました。
まず、4〜5この選択肢の中から「ありえない選択肢」×を選び、理由も付記します。最初のうちは勘が入ってもいいので必ず何かしら理由をつけます。
残った選択肢に
「合ってるかあってないか微妙」△
「絶対正解」○
を判定して理由も付記します。
解き終わったら問題文解説を読んで、選択肢だけでなく自分の解答理由の正確さもチェックします。解いているとよく出てくる論点でも、理解が曖昧で得点につながらないことがあります。解像度を高めて得点につながる知識をつけましょう。
接続詞等の取り違えで全体像を捉え損なっているポイントに要注意です。自分の読解の癖を見極めましょう。
③復習内容管理
勉強を進めていくと、苦手論点の類題が見つかると思います。
苦手論点をピックアップして、解いた日と問題と間違えた理由をまとめて論点ごとに復習できるようにしておきましょう。
なるべく次の日に一回復習してください。その後は忘却曲線を意識した周期で復習しましょう。
私はNotionのデータベースに撮影&スクショしてタグ付けしてまとめていました。具体的には下記ブログの考え方とテンプレを参考に自分用DBを作ってました。
https://seikoulearning.com/spaced-repetition-for-english-vocabulary-with-notion/
■おまけ
「選択肢だけ読んで正解をあてる」系の手法は、清水義範「国語入試試験必勝法」でパロディしたものが有名ですね。(元ネタは有坂誠人の「例の方法」だそう)
■おわりに
自分が受験生だった頃は、国語の問題みたいに解いていた記憶があるのですが、国語の勉強法って人に説明するのが難しいですね。言語は気持ちと繋がっているので「楽しい!」という瞬間を大事にしましょう。皆さんも試験勉強を続けている上でそういう瞬間はあると思います。
私の中で中小企業診断士試験の楽しさは、「起承転結」のストーリーを創れることにあると思います。具体的にいうと、「困っている事例企業に中小企業診断士として提案を行いハッピーエンドにする」ということです。
優れた提案のできる中小企業診断士として聞く・見る・話すことの土台になるのは企業経営理論の知識に他なりません。事例企業の窮状を正確に迅速に言語化するには、企業経営理論のフレームワークを使いこなすことが必要です。
2次試験の勉強も始めの頃はどこか「長い文章を読まされている」という感覚があったのですが、「読んで複雑な状況を把握して適切な提案をするんだ!」「解答次第で事例企業がエンディング分岐するかもしれない…!」という気付きを得たのが合格への転機となりました。
文章が長いということは事例企業からコミュニケーションをたくさんとってもらっている、という感覚を試験勉強を頑張っている皆さまと分かち合えたらと思います。
次回は、なつこ さんの登場です。
お楽しみに!
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