2次試験でも使う企業経営理論の知識 byしゅうすけ
タキプロ15期のしゅうすけと申します。
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■はじめに
今回で7回目のブログとなります。
1回目は運営管理、2回目は経済学・経済政策の副読本を紹介し、
3回目では事例Ⅳの勉強方法や当日の試験の向き合い方について、
4回目では1次試験の最終期にヤマカンを張りながら勉強していたこと、
5回目では2次試験の過去問演習後の復習の仕方、
6回目では合格体験記を
書かせていただきました。
今回は企業経営理論をテーマに、
わたしが2次試験を受けたときに思い出せなかった
1次試験の企業経営理論の知識について書かせていただきます。
■令和5年度の事例Ⅰ 第4問にて
(※このあと実際の問題文を掲載するので、令和5年度の過去問で
本番さながらの初見での過去問演習をされたい方はご注意ください。)
1次試験終了後、2次試験の勉強を始めたときに
まず最初に、2次試験で使う1次試験の知識を
『全知識』(こちらは令和6年度版)を使い整理しました。
その時に一度、絶対復習しているはず(振り返りノートにも記載があります)なのに、
2次試験当日はどうしても思い出せなかった知識があります。
それは、事例Ⅰの第4問でした。
「競争戦略……?」「成長戦略……?」「2つ……?」
この問題をみたとき、一瞬あたまがパニックになりました。
そのあとすぐに、「競争戦略はポーターだな」と思い浮かぶことができました!
ただ、成長戦略については試験中全く思い出すことができず
解答作成として、無視することとなってしまいました。
試験の数日後に自己採点している時に、成長戦略の解説をみて
「あーこのことか……」「ちゃんと1次試験の復習をしっかりやっていけば良かったな」
と後悔しました。
こちらが主な原因ではないかもしれませんが
全体的に事例Ⅰは点数が伸びず、B評価でした。
みなさんもこのような後悔がないように、
・1次試験の勉強から、2次試験で使うことも意識して知識を覚える
・2次試験の勉強の際も、1次試験の知識をしっかり振り返る
など1次試験の知識の磨き込みをしていただければ幸いです。
■ちなみに、【競争戦略】とは?
1次試験の企業経営理論で勉強する知識としては、マイケル=ポーターの「3つの基本戦略」です。
2020年版中小企業白書に記載がありましたので引用します。
ご存じない方はご一読ください!
企業の競争戦略について、マイケル・ポーターは、「業界全体を対象とし、低価格で優位性を構築する戦略(コストリーダーシップ戦略)」、「業界全体を対象とし、製品やサービスの差別化で優位性を構築する戦略(差別化戦略)」、「特定の狭い市場を対象とし、低価格、若しくは、差別化に向けて資源を集中させる戦略(集中戦略)」の三つに類型化できると提唱した3。
3 Porter, M. E.(1980)
(中略)
2020年版 中小企業白書(HTML版) 第2部 新たな価値を生み出す中小企業 第1章 付加価値の創出に向けた取組 第2節 中小企業の競争戦略
■ちなみに、【成長戦略】とは?
こちらは、アンゾフの「成長マトリクス」のことでした。
ミラサポplusにまとまっているページがありましたので、
詳しくお知りになりたい方はぜひご覧ください。
イゴール・アンゾフ(1918-2002)は、「戦略的経営の父」とも呼ばれるロシア系アメリカ人の経営学者です。彼の業績のなかで、最も有名なものが「アンゾフの成長マトリクス」と呼ばれるフレームワークです。
ミラサポplus 「アンゾフの成長マトリクス」
アンゾフは、成長戦略を「製品」と「市場」の2軸におき、それをさらに「既存」と「新規」に分けました。
■おわりに
1次試験の知識は、2次試験と地続きです。
今から1次試験の勉強をされる方は、このことをなんとなく頭においていただけると嬉しいです。
次回は、ミラクルさんの登場です。
お楽しみに!
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