あおきのマーケティング雑学その2 #24
こんにちは!タキプロ6期生のあおき@大分です。
1月は寒さの本番です。体調管理には気を付けましょう。
さて、今回はマーケティング雑学その2と称しまして、
お店の店舗立地についてです。
「コンビニは一地点に集中する傾向がある」
皆さんも普段街中を歩いていると、
競合他社のコンビニが隣接しているのを見たりしませんか?
コンビニでなくても車のディーラーでも隣接している場合が多いです。
単純に考えるとわざわざ隣接させなくてもいいのではと思いがちです。
この現象について様々な見解がありますが、
一つ有名なものとして”ナッシュ均衡”と言ったものがあります。
これはゲーム理論の一種で競合する企業が均衡する状態を示します。
下記の簡単な例で説明しましょう。
一直線で表せられる町にコンビニAとコンビニBが
下記のように立地予定を立てたとします。
そうすると、A店は青色の範囲が商圏になり、
B店は赤色の範囲が商圏になります。
(商圏の境界はA店とB店の中間地点と仮定)
すると、A店としては下記の立地変更をするのが最適行動となります。
これにより、A店の商圏は一気に広がります。
一方、この状態になるとB店は下記の立地変更をします。
これにより、B店はA店の商圏を一気に奪うことが出来ます。
結局このA店とB店の商圏の奪い合い連鎖が続き、
最終的には一直線上の真ん中に均衡することになります。
これがナッシュ均衡です。
現実世界でもこのような企業の選択行動が取られ、
最終的には隣接することが最も最適と判断されることがあります。
是非、コンビニや車のディーラーが隣接しているのを見たとき、
「あっ、ナッシュ均衡してる」と思い出して見て下さい^^
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