【Shellyの合格心得・最終回】夫婦はゴーイング・コンサーン
「ゴーイング・コンサーン」
企業経営理論を学び始めた頃、どこか印象に刻まれるキーワードのひとつではないでしょうか。
Shelly@タキプロ8期です。
ご存知の通り、ゴーイング・コンサーンとは、企業が永続的に続くと仮定されることを意味します。
この仮定のもとに、企業経営はあらゆる制度の論理が構築されています。
夫婦も家庭も「ゴーイング・コンサーン」で成り立つ
財務諸表も、企業が永続して事業活動を行うことを前提に作られています。
例えば固定資産は、事業活動の継続に伴って、減価償却費として費用化されます。
継続するからこそ、一定の基準で費用化するのです。
これが会社が必ず倒産するという前提だったとしたら、処分価値で評価することになってしまうでしょう。
買掛・売掛などの企業間信用取引も、ゴーイング・コンサーンを元に成り立っています。
永続を前提としているからこそ、「信用」で取引ができるのです。
ところで、この考え方は決して企業だけに限ったことではないと思いませんか?
スケールを大きくすると、世界、地球、宇宙…。
ちいさくフォーカスすると、人種、家庭、夫婦…。
Shellyが何が言いたいのかというと、
夫婦も家庭も「ゴーイング・コンサーン」の元に成り立っている。
タキプロ8期のブロガーは今、続々と9期へバトンを繋いでいます。
Shellyのブログも今回が最後です。
どうか最後に、このことを綴らせてください。
家庭生活こそ「永続するための営み」
「ゴーイング・コンサーン」を夫婦・家庭に置き換えると、
・社会に出た男女が知り合い、結婚して夫婦となり、子供が生まれる。
・夫婦は子供を養育するために働き、対価を得て、子供に生きる術を備えさせる。
・いずれ子供は大人の男女となり、社会に出て働く。
・そこで再び男女は知り合い、結婚して夫婦となる。
こうしてみると、家庭生活も永続するための営みを行っていることがわかります。
企業が永続を望み、経営活動を続けていくことと何ら変わりはありません。
では、どうすれば永続するのか?
永続はどうすれば成り立つのか?
それを考えるにあたり、最も守らなければならないものを教えてくれた調査結果をご紹介します。
解は「信」にあり
日本は企業長寿大国です。
2017年に創業100年以上となった老舗企業は、全国で3万3,069社も存在することが分かっています。
※東京商工リサーチ調べ
それでは、明治末年(1912年)までに創業した老舗企業は、
どのような想いを胸にして経営活動を行っているのでしょう。
老舗企業に、経営において重要視している漢字一字のキーワードをヒアリングした結果があります。
・調査結果
「信」(197社) 「誠」(68社) 「継」(31社)
※帝国データバンク調べ
信用こそが、企業を永続させる最大のポイントになります。
Shellyは、中小企業診断士の試験学習中、持てる時間の全てを学習に費やしました。
育児・家事を全て妻に押し付け、家庭を顧みず、不誠実な振る舞いを重ねました。
妻を深く傷つけたことで、いつしか信用を失いました。
離婚を持ち掛けられ、家庭生活全ての継続も失うところでした。
また、妻に、いつ・どこで・どのくらい学習するか全く知らせず、
合格最優先という理由を盾に、自らの思うがままに学習に身を投じてきました。
家庭行事など、もともと約束していたスケジュールも反故することもありました。
互いに信用する心を失った夫婦・家族は、あるべき姿を取り戻すのに大変な時間を要します。
Shellyは、スケジュールを妻と完全に共有して2年が経とうとしていますが、
当初、妻はそのスケジュールそのものに懐疑的な様子でした。
一方で、Shellyは信用のために管理過剰な家庭を作ることが重要ではないと思います。
夫婦同士が誠実な立ち振る舞いを基に、互いの自己実現を容認できる関係ができている時…
家庭の永続に不可欠な信用の力が宿ってくると考えています。
家庭の信用を失うような学習スタイルによって、得られるものは何もありせん。
信用に満ちた家庭は、家族の「過去~現在~未来」を繋ぎ、家庭の永続をもたらします。
これが、全14回のブログであなたに伝えたかった
『Shellyの合格心得』です。
もし、あなたが家庭をお持ちなら…
なぜ中小企業診断士になるために学習しているのですか?
明日は、ろうてつさんの最終回ブログです。
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