1次学習者向け ~「ポーターの基本戦略」と「ブルーオーシャン戦略」の関係は?~
こんばんは!
“金曜夜”担当のかず@タキプロ4期生です。
今回も「関連付けて理解すること」をテーマにお話をします!
早速ですが、みなさんに質問です!
「ポーターの基本戦略」に近い意味合いを持つのは、
次のどちらでしょうか?
①「ブルーオーシャン戦略」:競争のない戦略
②「レッドオーシャン戦略」:競争の激しい戦略
いかがでしょうか?
正解は、①「ブルーオーシャン戦略」です。
「ポーターの基本戦略」=「レッドオーシャン戦略」
との認識を持たれている方をたまにお見受けしますが、
正しくは、
「ポーターの基本戦略」≒「ブルーオーシャン戦略」
です。
この理由を以下で説明していきますね。
中小企業の定石は、「ポーターの基本戦略」で言うと
「差別化集中戦略」です。
これに対し、業界1位企業は「コストリーダーシップ戦略」を
業界2位企業は「差別化戦略」を取ります。(下図参照)
このように、「差別化集中戦略」を取ることにより、
中小企業は大企業との競争を回避できるのです。
つまり、ポーターの教えに従えば、
「レッドオーシャン」とはなることはありません。
補足をすると、「差別化集中戦略」を取る中で
個々の中小企業が独自のポジショニング(差別化された4P設計)を
するため、「差別化集中戦略」の中で「レッドオーシャン」と
なることもありません。
むしろ、独自のポジショニングを取ることにより、
「ブルーオーシャン戦略」となる可能性があります。
また、戦略に関するその他のフレームワークとして、
「アンゾフの成長ベクトル」があります。
SWOT分析で戦略を検討する際には、
「ポーターの基本戦略」や「アンゾフの成長ベクトル」をイメージして
どのような戦略パターンがありえるのか、
あらかじめ想定しておくことが重要です。
こうすることにより、SWOT分析を行いやすくなります。
本日の内容を図でまとめると、下記の通りです。
本日は以上です!いかがでしたでしょうか?
次回もお楽しみに!
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*2次試験対策では、すべての設問を議論の対象とすることは時間の都合上できません。なるべく受験生の希望を反映するため、参加申し込み時にディスカッションをしたい問題をご記載いただければと思います。 また、題材の事例について事前に解答を作成し、5部程度コピーをお持ちください。 *1次試験対策を希望される方は、参加申し込み時に対策をしたい科目と、どのようなことをしたいかを簡単にご記載ください。
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