【1次対策 企業経営理論】あと2点のために ~最新マーケティング用語解説~
おひさしぶりです、うめもんです。
1次試験を受けられる方は、追い込み、復習、知識定着、最終チェックの時期と思います。
で、今日はちょっと息抜きを兼ねて
「企業経営理論」の後半で“ひょっとしたら出題されるかも?”といった最新マーケティング用語とその意味を解りやすく紹介しておきます。
これらが出題されるとすれば「C問題(難易度高)」ですので、時間をかけて覚える必要はありません。
今日このブログを読むだけでいいです。そして、頭の隅に引っ掛けておいてください。
うめもんも、昨年の事例Ⅱ「コーズ・リレイテッド・マーケティング」では本試験会場で頭が真っ白になりました。
「知っている」と「知らない」は勿論ですが、「聞いたことがある」と「聞いたこともない」でも全く違いますので。
1.O2O
これは比較的メジャー用語になりつつありますね。
「O2O」とは「Online to Offline」の略です。ネット上(online)で商品を検索してもらい、実店舗(offline)への来店を促し購買につなげる施策のことです。
インターネットが出だしの頃は「クリック・アンド・モルタル(Click and mortar)」と言われていました。
2.オムニチャネル
これも実務の世界でよく耳にするようになりました。「オムニチャネル・リテイリング」とも言います。
「オムニチャネル」の「オムニ(omni)」とは、日本語で「総~」「全~」です。すなわち、実店舗、ホームページ、ショッピングサイト、コールセンターなど、全てのチャネルを統合して顧客と接していくという考え方です。
2011年にアメリカの大手百貨店Macy’sのテリー・ラングレンCEOが提唱した、といわれています。
なお、よく似た言葉で「マルチチャネル」があります。混同を避けるために説明しておきますと、「マルチ(multi)」は「複数」という意味ですので、「店舗+ショッピングサイトなど販売系を中心とした複数の接点を個別に」といった考え方です。これに対し、「オムニチャネル」は「販売接点だけでなく、コールセンター、自社Webサイトなど全ての接点を複合的に」といった発展的考えになります。
3.CEM(もしくはCXM)
「オムニチャネル」と関連して、「カスタマー・エクスペリエンス・マネージメント(Customer EXperience management)」という考え方が台頭してきています。
「カスタマーエクスペリエンス」とは、一言で言うと「顧客の買い物に関する経験」です。「カスタマー・エクスペリエンス・マネージメント」とは、Webでの商品検索や問い合わせ、店舗での接客など、顧客の買い物に関する一連の経験を管理、価値を高めることで、自社製品を「買ってもらう」ことを志向する管理手法のことです。
4.SoLoMo
「ソロモ」と読みます。
「SoLoMo」は、スマートフォンやタブレットの時代に企業が重視するマーケティング技法ことで
・ソーシャル(Social) SNS(ソーシャルネットワーク)
・ローカル(Local) GPSなどによる位置情報ベース(LBS)
・モバイル(mobile) モバイルアプリ
の頭文字をとった総称となっています。
5.ショッパーマーケティング
ショッパーとは店舗での実際の購買者を指します。
ショッパーマーケティングとは、購買者が、「なぜその商品を買ったのか?」、「なぜその店で買ったのか?」、あるいは「なぜその商品を買わなかったのか?」など、心理や行動傾向に着目することで購買を促進するマーケティング活動です。
ショッパーマーケティングの発端は、アメリカ最大の小売業であるウォルマートのインストアデジタルサイネージ(電子看板)である、というのが定説です。
他方、日本には田島義博先生が提唱されてきた「インストアマーチャンダイジング(ISM)」という概念があります。これは運営管理で出てきますね。
「ショッパーマーケティング」も「インストアマーチャンダイジング」も類似の概念です。ひとつの要素として、「ショッパーマーケティング」は最新のIT技術の活用をベースにしている点にあります。デジタル映像配信技術の発展、センサー技術の発展で購買者の店舗での動線や行動が把握でき、ISMの結果が検証できるようになったことが大きいといえるでしょう。
ではまた。
最後に勉強会のお知らせです。
タキプロ勉強会のお知らせ
【今後の予定(東京)】
・7/7(日) 9時半~12時 京橋区民館 題材:H21事例3&1次対策(運営&法務)
・7/11(木) 19時~21時半 八丁堀区民館 題材:H21事例4&1次対策(財務)
・7/25(木) 19時~21時半 新富区民館 1次試験対策(相談会)
・7/28(日) 9時半~12時 八丁堀区民館 1次試験対策(相談会)
*2次試験対策では、すべての設問を議論の対象とすることは時間の都合上できません。なるべく受験生の希望を反映するため、参加申し込み時にディスカッションをしたい問題をご記載いただければと思います。
また、題材の事例について事前に解答を作成し、5部程度コピーをお持ちください。
*1次試験対策を希望される方は、参加申し込み時に対策をしたい科目と、どのようなことをしたいかを簡単にご記載ください。
勝手ながら各回とも開催日前日の0時に申込みを締め切らせていただきます。
〆切後に参加を希望される方はメールにてお問い合わせください。
お問い合わせ先:takipro2010(あっと)gmail.com
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