経営法務?みんな苦手だから気にしないbyくお
タキプロ14期の くお と申します。
普段は地方公務員をしていますが、R4年度に診断士に合格した後
そのまま公益財団法人で企業支援の部署に出向して働いています。
今回の記事は法律をそれなりに勉強してきた人間から見た経営法務への取り組み方をお伝えします。
経営法務の素晴らしい勉強法とか、苦手分野の解説とか、そんなものはエキスパートの方に丸投げします。あくまでも法律をかじった程度の人間が伝える経営法務への取り組み方です。
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■自己紹介
法律をそれなりに勉強してきたっていうことで、どれくらい勉強してきたか簡単に自己紹介します。
2013年に関西の大学の法学部法学科に入学し、4年間法律を勉強していました。
法学部は卒論がないため、何か形に残るものをと思い大学3回生の時に宅地建物取引士の資格を取得。
その後、国家公務員の総合職試験(法律区分)を受け、最終合格。
金融庁と経産省の官庁訪問で「なんかちげえんだよな」と言われ不合格。拾ってもらった地元でお仕事中。
おそらく一般的な法学部生よりも法律は学んでいる方だと思いますが、それでも思いました。
「法律は面白くないしよく分からん。」
診断士1次試験は7科目ありますし、経営法務は2次試験ではほぼ出ない。そして面白くない。
じゃあいかに効率よく勉強してさっさと50点くらいとるか。
と、割り切って勉強していました。
もちろん法律が楽しかったり得点源の人もいるので、その人たちに敬意を払いつつ、負けないように。
↑ちょうどこの時期に勉強を開始して、2021年の本番は70手前くらいだったと思います。
■勉強法
私がした勉強法は以下のとおり。
①経営法務の予備校テキストを買う(最新版)。
②テキストを初めから最後までとりあえず読む。分からないところには「?」等のマーカーを入れる。
③②を繰り返す。「?」で理解できた箇所に解説を書く。
④7回くらい繰り返す。
⑤問題集・過去問に取り掛かる。間違えた点をテキストで確認、解説を記入
⑥問題集・過去問を繰り返す。
おしまいです。某東大主席の弁護士の「7回読み勉強法」ってやつです。
エビングハウスの忘却曲線を参考にした勉強法です。
「経営法務」の勉強方法というよりは「暗記モノ」の勉強方法です。
大学入試のセンター試験で日本史と世界史(両方90点くらいあったと思う)、宅建、FP2級、総合職1次試験…あらゆる選択肢試験を受けてきましたが、だいたいテキストを繰り返し読めば対策できました。
司法試験のように広く深い知識を問われることもなく、簿記のように計算もない。論述試験のように文章を書くこともない。これらの試験ように膨大な知識や思考力、記述力を試す試験には別の勉強法がありますが、一般的な選択肢試験は「いかに効率よくテキストを覚えるか」です。
■勉強法の補足
経営法務のテキストって、2次試験のテキストと違って種類少ないですよね。みんな同じテキスト使って勉強しています。ということは、特殊な法学勉強者以外は大半の受験生が同じテキストから知識を吸収して試験に臨んでいます。
そして試験問題は大半テキストから出題されます。
経営情報システムのようにテキスト外からの出題はそうそうありません。
つまり、周りよりたくさんテキストの内容を覚えたら勝ちになるわけです。
テキスト通読は最初こそ苦しいですが、7回目ともなると1冊を1日で読み終わることもできます。
自分の分からなかった箇所が書き込まれたオリジナルファイナルペーパーが出来上がっています。
テキストを持ち込んでも15分あれば確認したい箇所もすぐ特定できます。
試験直前にファイナルペーパーを作る時間も取られません。
■おわりに
この勉強法、短期記憶に特化した勉強法です。
これの弊害が何かというと、1年くらい経てば全て忘れてしまうことです。
だからある日突然「経営法務のノウハウを教えて」と言われたときに
こんなネタしか思いつかない事態に陥るのです。
次回は、だちょー さんの登場です。
お楽しみに!
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