経営法務は図解・語呂合わせも活用しよう    by TAKU

経営法務

 

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タキプロ15期の皆様、TAKUと申します。今回は2回目の投稿となりますが、テーマは経営法務です。
経営法務は、暗記3兄弟(経法・情シス・中小)の一つで、奥の深い法律の学習で難易度も高く、苦手意識のある方も多いのではないでしょうか。勉強始めてもなかなか進まない、やる気がでない、という声もよく聞きます。私も実際そうでしたが、暗記方法を工夫をしながら、合格を果たすことができました。私なりの経営法務の対策・勉強方法について記事を書かせて頂きますのでご覧頂ければ幸いです。

■経営法務の出題範囲・難易度

経営法務の難易度や出題範囲については、過去の記事でも触れてますが、以下の通りです。

◆出題範囲:知的財産権、会社法、民法、その他法律知識

◆合格率:H30年5.2%、R元年10.2%、R2年12.0%、R3年12.8%、R4年26.9%、R5年25.6%平均 約15.5%/直近6年

 ‐合格率は近年易化傾向にありますが、過去の低い合格率もあるように、毎年の難易度
  は予想しづらいところです。。
  (R4年に続いてR5年も25%超えの合格率なので、このまま易化傾向になるのではという
期待はしたいですが..)

 ‐出題範囲においては基本的には上記の出題範囲です。経営法務は2次試験との関連性は低く
  試験対策に限って言えば、1次で合格点さえ取れれば良い科目と割り切る事ができる科目です。
  (ただ、仕事内容にもよるかもしれませんが、ビジネスをする上で大変役立つ科目です)

■使用教材

私が経営法務で使用した使用教材は以下になります。

<メイン教材>

Studying (基礎の理解)

TAC 1次試験過去問集(過去問演習)

TAC 要点整理ポケットブック 1次2日目(要点書き込み、情報一元化)

<サブ教材>

「ねずちゃんが教える“科目名”」シリーズ ダンシ君のサブノート_中小企業診断士
合格ChannelI(Youtube)(スキマ時間活用)

「ここだけ押さえる会社法の基本(第2版) ナツメ社 (会社法の理解)」
(参考書籍として活用)

■勉強方法

私も仕事で多少知財や会社法等を意識する事はありますが、基本的には初学者でのスタートでした。慣れない用語に覚える範囲の広さ、単純暗記では通用しない面もあり、学習時開始時から少し抵抗感があったのを記憶してます・・・。

基本的にはStudyingで基礎を理解した後は、TAC一次試験過去問集のA-Cランク問題に絞って反復学習、間違えたところはStuyding教材に戻って復習、また、覚えにくいところは、HPや書籍を見ながら分かりやすい図解・語呂合わせ等も使って勉強してました。

途中まではStudying教材・1次試験過去問集・作成ノートでまとめていたのですが、最終的には情報一元化・整理のため、TAC 要点整理ポケットブック(1次2日目)にすべての情報を書き込みました(書き込むスペースがあまりないため、最終的には密度の高いページが沢山できました。。)。

その書き込んだポケットブックを通勤時や移動時のスキマ時間に見つ、「ねずちゃんが教えるシリーズ」の経営科目での耳勉も活用しながら、以下のような手順で学習していきました。

①主要頻出論点である「知的財産権」、「会社法」に注力。民法は基礎のみ、深追いはしない。

過去問のA-Cランク(TACの場合)で頻出論点を把握し、テキストも見ながら基礎固め、
間違えた所は反復学習。

図解・表、語呂合わせで効率的に覚える

情報は一括所(ノート・教材)に一元化してスキマ時間に見返して反復記憶
(+ねずちゃんシリーズで耳勉)

■効率暗記の為のお勧め図解・表/語呂合わせ

上記③の図解・表、語呂合わせで効率的に覚える、について以下参考になったサイトや記事、語呂合わせをいくつかご紹介します。

1)図解・表 

機関設計・簡易組織再編/略式組織再編(会社法)の記憶方法

なかなか覚えられない、覚えてもすぐ忘れてしまう会社の組織の機関設計・簡易組織再編/略式組織再編ですが、こちらのサイトがお勧めです。

図解・表を使用して工夫して効率的に覚える事ができると思います。

機関設計の覚え方│中小企業診断士 consul-circle

【経営法務】簡易組織再編・略式組織再編の覚え方│中小企業診断士 consul-circle

2)語呂合わせ 

経営法務もいろいろ語呂合わせがありますが、私が使っていたものいくつかをお教えします。

特許・実用新案権の要件さししせこ
(産業上利用可能性、新規性、進歩性、先願主義、公序良俗等)
→ 無理やりリズムで覚えてました・・

特許権の登録要件がんめいとくやくず=顔面特約図
(願書、明細書、特許請求の範囲、要約書、図面)
→顔面の特約図っていったい・・ですが。

実用新案権の登録要件がんめいじつようず=顔面実用図
(願書、明細書、実用新案登録請求の範囲、要約書、図面)
→こちらも顔面の実用図っていったい・・ですが。

商標の分類:(商標法は)重い、ずっしり、危険な法
(音(お)、文字(も)、位置(い)、 図形(ず)、色彩(し)、立体(り)、記号(き)、結合(け)、ホログラム(ほ)、動き(う))
→勝手なイメージですが、さらっとこの10分類を覚えておきましょう。

国際条約パリ産の魔性のハゲは一生ピトピト、ベチョ
(パリ条約・産業財産権(パリ産)、マドリット協定議定書・商標法(魔性)、ハーグ条約・意匠法(ハゲは一生)、PCT/PLT・特許(ピトピト)、ベルヌ条約・著作物(ベチョ)
→あまりイメージはしたくない漢字の語呂ですが、大変覚えやすいです。(これは野網美帆子先生の”一発合格まとめシート(後編)” の経営営法務のテキストにある語呂合わせの覚え方です)

他、タキプロの過去記事でも経営法務の語呂合わせありますのでご紹介させて頂きます。

経営法務だって語呂合わせ – タキプロ | 中小企業診断士試験 | 勉強会 | セミナー (takipro.com)

人の語呂合わせより自身で作った語呂合わせの法が記憶に定着しやすいので、是非皆さんも
オリジナルの語呂合わせをつくってみてはいかがでしょうか。

■おわりに

経営法務は知財と会社法ををメインに基礎論点をしっかり固めて合格点を目指すのが最短ルートと思います。図解・表、語呂合わせも使いながら効率よく覚えるとともに、地道にノート纏めるといった作業も重要です。また、私の場合は、仕事で使えそうな特許や一部会社法・民法などは、会社の同僚などに意識的に話してアウトプットを増やし知識の定着を図ってました(良く知っているねという雰囲気と、何言ってんだろうという雰囲気と両方ありましたが・・無理やりでも喋る事で効果はあったかと思います)。

残り4か月を切りましたが、暗記科目はこれからの直前期追い込みで十分対応はできると思います。暗記方法は人によって違うと思いますので、上記記事内容も一つの方法としてご参考頂ければと思います。皆様の令和6年合格に少しでもお役に立てますよう引き続き記事掲載を継続していきます!

次回は、たひ さんの登場です。 

お楽しみに! 

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