経営法務を俯瞰する by Kota
皆さん、GWは有意義に過ごせましたでしょうか?
タキプロ15期の Kota です。ブログ執筆2回目は、「経営法務」について
私自身の勉強を振り返りながら、ご紹介します。
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■受験科目「経営法務」の実態を知る
様々なところで、科目毎の合格率や難易度については耳にする機会が多いと思いますので、
初見の方は少ないかもしれませんが、「経営法務」における合格率の直近5年の推移です。
直近2年は20%を超える合格率であったものの、
過去は、合格率が10%を切る年もあった為、安易に得点が取りやすい科目と判断し難い部分はありますが、
令和5年の試験においては、一番合格率が高かった科目のようです。
(ちなみに私が受験した令和4年に関しても、一番合格率が高い科目でした。)
■「経営法務」の勉強方法
私は、予備校に通っての勉強でしたので、活用したものは、
①予備校が用意するテキスト
②一問一答形式の問題集
③模試等の問題
主にこの3つの教材で勉強を進めてきました。
時間的に幅広く色々な教材に手を延ばす時間が無かっため(時間があっても無理だと思ったので)
全てを完璧に覚えるというよりは、解いたことのある問題は、必ず正解する。
くらい割り切っての勉強でした。
その上で、私が上記の教材を活用して取り組んでいた流れとしては、
Step1:問題を解く(上記の②or③)
Step2:間違った問題、たまたま正解だった問題をチェックする
Step3:テキストでStep2でチェックした箇所を確認
このStepをひたすら繰り返すといった形になります。
上記を繰り返すことで、繰り返した問題に関しては、
正解の選択肢だけでなく、間違いの選択肢のポイント、どのように訂正すれば正解になるかを
示せるくらいの理解は深まった印象でした。(当時はですが…)
問題集も「頻出論点」と呼ばれている「会社法」・「知的財産権」を中心に
構成されているものが多いと思うので、まずは確実に正解できる問題を増やすということが
合格に近づく一つの手段だと思います。
■「比較」で覚える
●「株主総会」と「取締役会」
●「株式会社の機関と種類(株式譲渡制限会社・公開会社)」
●「組織再編に関わる原則(合併:吸収/新設、株式交換・株式移転etc)」
など、比較を前提にした問題があることも、経営法務の1つの特徴です。
これらは共通項目がありながら、要件や期間が異なる為に比較されているものが多く、
(例えば、1週間前or2週間前、契約で定めた日・設立の日、必須・任意等)
受験者目線では、混同しやすい内容である一方、作問者目線に立つと入れ違いで不正解の選択肢としやすい、
問題が作りやすいという点があるのではないかと思います。
*私自身、問題を繰り返し解くといった勉強をしていたので、
何となくそのような印象を持ったということがあるので、感じ方には個人差があるかと思いますが、、
全部100%に覚えることが難しい場合の方が多いと思いますので、その際は、
どのような観点で間違いの選択肢が作られそうか、
比較されやすい原則のどちらか一方は、確実に正しい内容を覚えておくなどで、
不正解の選択肢を見極める1つの手段になるかと思います。
過去解いた問題でもよいと思いますので、正解・不正解の選択肢を少し俯瞰してみることで、
何か気付きを得ることができるかもしれませんので、良ければトライしてみてください。
■おわりに
私の場合、経営法務で学んだ知識がそのまま現業に生きるということは、まだないですが、
今まで一緒に見えていた会社の規則・ルールが、会社独自のルールなのか、それとも法律に基づくものなのかが、
経営法務の勉強を通じて、線引きができるようになり、縁遠かった法律の知識も面白いなと感じる瞬間が勉強中に何回かありました。
勉強の合間に、息抜きとして少し自身の会社やビジネスに関連することとつなげてみると理解が定着するかもです。
次回は、かずや さんの登場です。
お楽しみに!
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