経営法務で足切りにならないために【苦手な方向け】
こんばんは!隔週で月曜の夜ブログを担当しているイッコーです!
GWも終わり、1次試験まで残り3カ月を切りましたね。
初めて受験される方は、本試験に向けて徐々に緊張感が高まっているのではないでしょうか。
適度に息抜きをしながら、頑張っていきましょう。
①本日のテーマ:【経営法務の復習方法(苦手な方向け)】
7科目ある1次試験の中で、私は経営法務に対して苦手意識を持っていました。
覚えるべき内容が広範であるため、特に受験1年目の方にとっては負担の大きい科目ですよね。
3月21日に開催された「タキプロ絶対合格春セミナー2014」でも、経営法務が苦手であるという声が聞かれました。
そこで今回は・・・
・経営法務が苦手
・どこから手を付けるべきかわからない
・足切り(40点未満)の不安がある
上記のような方を対象として、私イッコーが試行錯誤した中で有効だと感じた方法を1つご紹介します。
※以下でご紹介するのは、「まず40~50点を確保すること」を目標として行っていた勉強法のうちの1つです。「これだけをやった」というものではございません。
②苦手意識を持ってしまう理由
さて、この科目を難しく感じさせる要因とはどのようなものでしょうか?
その1つとして、「対比して記憶すべき内容が多い」ということが挙げられます。
たとえば、
(1)役員等の任期:
①取締役(2年・委員会設置会社では1年)
②監査役(4年・短縮不可)
③会計参与(2年・委員会設置会社では1年)
④会計監査人(1年・伸長短縮不可)
※正確には、「選任後○年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結のときまで」となります。
出題例:平成23年度 第18問 設問1 肢ウ
会計参与の任期は、監査役と同様であり、原則として選任後4年以内に終了する事業年度の定時株主総会の終結の時までである。
→×(会計参与の任期は、原則として選任後「2年」以内に終了する事業年度の定時株主総会の終結の時まで)
(2)産業財産権の存続期間:
①特許権(出願日から20年・一定の場合5年の延長可)
②実用新案権(出願日から10年)
③意匠権(登録日から20年)
④商標権(登録日から10年・更新可能)
出題例:平成23年度 第7問 肢イ
特許権の存続期間の始期は、意匠権及び商標権と同様に設定登録の日から起算される点で共通し、設定登録の日から20年をもって終了する。
→×(特許権の存続期間の始期は「出願日」)
試験では、上記出題例のようなシンプルなものだけでなく、「会話文の空欄に当てはまる言葉を選択させる問題」や「事例に即して解答させる問題」など、ひねった出題がされており、経営法務をより難しく感じさせる一因となっています。
しかし、どのような形式で出題されたとしても、
【対比される知識を混同することなく記憶していること】
が、正解を導く上で必要となります。
③「対比される知識」の効率的暗記方法
とは言っても、出題範囲の広いこの科目において、すべての知識を正確に暗記することは簡単ではありません。
1次試験までの残り期間を考慮すると、そこまで経営法務に時間を割けないとお考えの方も多いでしょう。
そこでお勧めしたいのが、「テキストに掲載されている図表をピックアップして暗記する」という暗記方法です。
多くのテキストにおいて、対比して記憶すべき知識のうち重要度の高いものについては、図表の形でまとめられています。
私の場合は、出題の多い「会社法」「知的財産権」に関する図表が掲載されているページに、写真のようにタックインデックスを貼りました。
↑会社法に関する図表は赤、知的財産権に関する図表は青のタックインデックスです
そして、「インデックスを貼った図表に絞って暗記する」という作業を行いました。
※個別ページの写真は掲載できませんが、暗記ペン&シートによる暗記を行いました。
④期待される効果
これにより、私が実感した効果は以下の3点です。
(1)自分の中で暗記すべき内容の優先順位を付けることができた
→暗記すべき内容が多くどこから手を付けていいかわからない状況でしたが、「図表の暗記(必須)」→「その他知識の暗記(できる範囲で)」という優先順位がクリアになりました。
(2)重要な知識を優先的にインプットすることができ、基本的な問題への対応力がついた
→テキスト作成者がわざわざ図表化する内容は、重要な知識であるケースが殆どです。そこをしっかりと押さえることにより、本試験で得点すべき問題の取りこぼしが減りました。
(3)直前期の復習時に、知識チェックがスムーズに行えた
→特に試験前日や当日の電車内など、インデックスを貼ったページだけを流し読みすると、網羅的に基礎知識を確認することができます。
経営法務に苦手意識をお持ちで、どこから手を付けていいかわからない!という方(1年前の私がそうでした)には特に、ご参考にしていただけると幸いです。
※先述のとおり、「これだけをやれば良い」という勉強方法ではありません。
あくまでも、時間がない中で【40~50点を確保できるようになるための取っ掛かり】としてご理解ください。
本日は以上です!
タキプロ勉強会のお知らせ
【今後の予定(東京)】
◆日時・場所
・5/17(土) 9:30~12:00 京橋プラザ区民館 題材:H23事例1
・5/21(水) 19:30~21:45 堀留町区民館 題材:H23事例2
※平日開催時間を19:30~に変更しました。
◆会費 :500円
*題材の過去問を解いて、解答のコピーを8部 ご用意ください。
*問題を忘れずに持ってきてください(自分で確認用)。
*お釣りが出ないようにご用意ください。
*一次試験の質問は随時受け付けますので、勉強会にいる近くのタキプロメンバーまで。
*時間の都合上、全部の設問を扱うことはできません。あらかじめご了承願います。
【今後の予定(大阪)】
2次試験の問題を基にした設問をこちらで用意しますので、グループメンバーで議論や意見交換を行った上で解答を作成していただき、各グループから発表をしていただきます。初学者の方も受験経験者の方もぜひご参加ください♪
①5月16日(金)19:00~21:30
グループディスカッション(H25年度2次試験事例Ⅳ)
◆場 所:
グランフロント ナレッジキャピタル7階(大阪市北区大深町3番1号)
◆参加費:1,000円 ◆定 員:20名
◆持ち物:
・H25年度2次試験問題用紙(事例Ⅳ)
・上記再現答案(作成されている方は併せてご持参ください)
・筆記用具 ・電卓
※参加者の方には、当日の受付について、別途メールにてご連絡差し上げます。万が一前日になっても連絡が来ない際は、お手数ですが、下記までお問合わせください。
お問合先: k.matsuki.1113(あっと)gmail.com(大阪勉強会担当/松木)
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