経営法務は知的財産関連法を得点源にしよう by うい
読者の皆様、初めまして、タキプロ12期の「うい」と申します。
1年間受験生の皆様に少しでもお役に立てる情報をご提供できればと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
■はじめに
まずは、私「うい」の自己紹介です。
年代/性別:20代後半/男性
職種 :公務員→民間企業→コンサル企業
受験歴 :1次1回、2次1回(R2)
勉強時間 :1次 約250時間、2次 約150時間 (平日1時間、休日4時間を目安に勉強をしていました)
勉強方法 :1次2次とも 独学
新卒で公務員に就職したのち民間企業を経験し、今年度中小企業診断士試験に合格したのでコンサルに転職することにしました。
一般的な合格に必要な勉強時間が1000時間程度といわれている中小企業診断士試験ですが、独学400時間で合格することができましたので、ブログを通じて皆さんに勉強方法をご紹介させていただきます。
参考になる部分があれば幸いです。
■経営法務について
後述しますが、業務の関係で知的財産関連法についてはある程度の知識がある状態で勉強開始でした。
私はもともと理系出身なので、法律関係はあまり覚えるのは得意ではありません。
ですので、経営法務を得点源にすることは考えず、平均的に60点をとれる科目にするつもりで勉強を進めました。
(特に勉強時間の取れない方は、「得意科目で高得点を目指すこと+得意でない科目は平均60点取れるようにする」という割り切りのマインド(笑)が必要だと思います。)
■経営法務の出題範囲
経営法務で出題されるのは、主に以下の4つの観点です。
- 民法
- 会社法
- 知的財産関連法
- その他
基本的には民法、会社法、知的財産関連法がそれぞれ3~4割程度出題されるといわれています。
つまり、得意な観点を作り、その観点を全問正解できれば30~40点を確保することができ、足切り(39点以下)を食らうことはほぼありません。
■知的財産関連法を得点源にする理由
この中で、得点源として知的財産関連法をおススメする理由は、「覚えることが少ない」かつ「出題の内容が限られている」からです。
知的財産関連法で問われる内容は、
- 特許
- 意匠
- 商標
- 著作権
- 不正競争防止
です。特許、意匠、商標については覚える数字は多いですが、過去問で問われている論点に絞って覚えればある程度の得点が期待できるでしょう。
また、著作権、不正競争防止関連法については、「こんなことしちゃだめだよね」といった倫理観を問われる問いが多く、一度理解してしまえば暗記する内容は少ないので効率的に得点を獲得することができるのです。
■(主に時間に余裕がある方向け)知的財産関連法の勉強方法
知的財産関連法を得点源にするためには、まずは中小企業診断士の経営法務のテキストや過去問を用いて勉強するのが最善ですが、
経営法務の勉強に時間がさける方は、より確実に得点源にするために知的財産管理技能検定(国家試験)のテキストを用いて勉強することをおススメします。
出題範囲をカバーしているのはもちろんですが、より詳細な説明がされているので、理解が深まること間違いなしです。
■知的財産管理技能士とは
知的財産管理技能検定は、技能検定 (働くうえで身につける、または必要とされる技能の習得レベルを評価する国家検定制度)の中の「知的財産管理」という職種に関する国家試験です。知的財産(知財)を管理(マネジメント)する技能(スキル)の習得レベルを測定・評価するものです。
国家試験 知的財産管理技能検定 知的財産管理技能検定とは? (kentei-info-ip-edu.org)
知的財産管理技能士は累計受検者数は38万人を超える国家試験です。
経営法務の出題範囲をカバーするためには2級のテキストを使用して勉強することをおススメします。
ちなみに私は業務の関係で、知的財産管理技能士2級を取得していたので、知的財産関連法については追加で勉強せずに、過去問演習でもほぼ満点をとることができていました。
■勉強時間が取れない方は、まず過去問演習
知的財産管理技能検定のテキストを使った勉強はあくまでも勉強時間をかけることができて、得点源を獲得したい方に向けたものです。
最小の努力で合格点を獲得したい方は、過去問演習が最大の近道です。
問われる論点に絞って勉強をするというのが最も効率的な勉強法ですので、自分に合った勉強法を検討してみてください。
■おわりに
読んでいただきありがとうございました。
今回は知的財産関連法をピックアップして勉強方法を紹介しました。
今後も様々な科目の独学勉強法を紹介したいと思います。
次回はバゴさんの登場です。
お楽しみに!
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