【経済学・経済政策】どうやって攻略するか①~まずは相手を知ろう~

 

おはようございます。日曜日朝の隔週担当、あっきー@タキプロ4期生です!

 

標準的なカリキュラムで勉強されている初学者の方は、今ごろ「経済学・経済政策」が始まったころでしょうか。

財務会計のときと同様に、さっそく思考停止状態になってしまった方もいるかもしれません新聞やニュースでは経済状況を見ることはあっても、企業経営理論や運営管理の店舗販売のパートと違って、あまり馴染みのない科目といえるでしょう。

試験当日は7科目の中で最初に受験する科目であるにもかかわらず、数年に一度、爆弾が投下(H22, H25等)される、とても厄介な科目です

この馴染みのない、しかも爆弾がいつ投下されるかもわからないこの科目をどう攻略するか、経験者の方も含め、悩まれている方も多いと思いますので、今回はそのあたりを中心に書いていきたいと思います。

 

まず、年度ごとの科目の難易度を見ていきましょう。

科目合格率(合格者は除く)の推移を表した表です。
(※クリックで拡大)

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以前のブログ(こちら)でも紹介しましたが、経済のばらつきは大きいですね

 

では、これをどうやって攻略していくかですが、以下ふたつに分けて考えてみましょう。

①苦手意識のある人

②比較的得意な人

 

以下の表は、TACデータリサーチに基づく正答率ごとの問題数です。

正答率によって以下のとおりA~Eに分かれています。こちらは市販のTAC過去問題集に掲載されていますのでご参考ください。お持ちでない方は立ち読みなどで

A 80%以上

B 60%~80%未満

C 40%~60%未満

D 20%~40%未満

E 20%未満

2

※クリックで拡大
※H22で全員正解になった問題(第18問)は除外
※H22、H25は得点弾力化により全員が4点加算

 

<①苦手意識のある人>

まずは40点を下回らないことが必要になります。難しい問題ができる必要はありません。多くの人が正解する問題で確実に正解できるようになることが必要です。正答率A, Bの問題はできるようにしておきましょう。

確実に10問正答できるものを探しだせば足切りは回避できます。あとはマークシートなので確率的に50点くらいは取れるようになります。(正解をピンポイントで選べなくても、2択、3択に絞れるだけでも確率は上がります。

 

<②比較的得意な人>

まずは確実に60点、できればそれ以上得点することが必要になります。

正答率A, Bは確実に得点し、正答率Cの問題をいかに多く正答できるかになります。中には、正答率Dとなっている問題でも比較的容易に正答できるものもあります。

 

共通して言えるのは、みんなが正答する問題はきちんと得点する。ご自身の苦手・得意度合いに応じて、他の問題の対策を考える、ということが言えるでしょう。

ちなみに、企業経営理論ではよくあるのですが、過去問で出題された問題が類題として出題された場合、正答率D, Eだった問題は、正答率C, Dとなる傾向があります。みなさん、それだけ過去問をやりこんでいるということでしょう

経済学の場合、正答率D, Eの中にも、取るべき問題(対策をする必要がある問題)捨て問題(対策不要の問題)があります。見極めを間違わないように注意してください。

見極めには、やはり過去問を分析して頻出分野とそれ以外に分けておくことが必要です。

以前のブログ(こちら)でも書きましたが、頻出分野はきちんと対策をとりましょう。

経済学の特徴として、他の科目と比べ少し古い問題(5,6年前の問題)から類題が出題される傾向にあります。特にグラフの問題など特徴的なものが繰り返し出題されることもありますので、入手可能な方は対策を取っておくとよいでしょう

 

最後に、爆弾が投下された場合(H22, H25等)の対処方法についてですが、得意な人も、まずは40点確保に注力しましょう。苦手な人はとにかくできる問題を1問でも多く探し出しきちんと正解する。そのうえで、難しいと感じる問題でも選択肢を絞れないか、ご自身の知識を応用できないか、過去問に類題はなかったか等、頭をひねりだしてください。

いくつかの難問・奇問に惑わされて、実は簡単であるはずの問題が簡単に見えないという現象が起きている可能性が高いです。落ち着いて取り組めば苦手な人でも正答率C, Dの問題を拾っていくことは十分に可能です

 

経済学は、H22の行動経済学など一部を除き、古くから存在し学問として確立しています。その分、問題もある程度限られてくるので、対策はしやすい科目といえるはずです。(経営情報システムのように毎年新しい論点や技術が登場するものではありません。)

苦手な方は苦手意識をなるべく払拭して足を引っ張らないように、得意な方は貯金を作るイメージで頑張ってください。

 

具体的な内容まで踏み込むと、長くなるので、本日はここまで

続きは、次回(2週間後の2/2)にお伝えしていきたいと思います

 

 

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