財務・経済の60分は※※方式で戦い抜け!
こんにちは。独立1ヵ月で既に壁にぶち当たりまくりのトッティ@二代目です。自分の無知さに打ちひしがれる日々ですが、経営や情報の科目など、詰め込んで勉強したことは活きています。あの膨大な1次試験の勉強は本当に診断士として最低限必要な知識だったんだなぁと痛感。勉強したことは一つも無駄にはなりません。引き続き頑張ってください。
さて、いよいよ明日でGWが終了、予備校では完成答練(本試験に即した時間と問題の量をどんどんこなしていく、答案練習)が始まります。
7月頃の各予備校模試までに、しっかりと本試験に近い状況で問題をこなせるいい機会。予備校の教室は、完成答練①→②→最終講義と進むにつれ、人数が大幅減していきます(全てが脱落者とは限りませんが)。予定通り勉強が進んでいない方も、答練は本番に近い緊張感を持って取り組める、数少ない機会です。可能な限りぜひ教室で受けましょう。そこで脱落せずにやり抜くことは自信にもつながります。独学生も、できるだけ時間を計り本番と同じ時間で解く機会を作っていきましょう。
ということで、今回は答練や模試、過去問練習を想定し、特に財務会計(以下財務)、および経済学経済政策(以下経済)を60分とおして解く際の、私トッティ@二代目流解き方をご紹介します。各科目の特性に応じ、皆さんある程度解く順番などが確立してきているかもしれません。たとえば企業経営理論なら後半のマーケティングから、中小なら政策から、など。
今回の想定読者は以下の方です<財務・経済編>。
・いつも時間が足りなくなる
・点数がイマイチ伸びない
・解き方(60分の使い方)がまだ確立していない
という方向け。
私はこれをやり始めて試験運びがよくなり点数も10点以上向上しましたが、合うか合わないかはその人次第。財務・経済がばっちりの人は読まないでください。時間がもったいないので!その分勉強してくださいね。一人でも合う人がいれば幸いです。では参ります。
題して【◯✕△方式】(←注:◯△✕よりゴロがいいので、この並びです・・・)
実はこれ、私流と言いながら、予備校のドSで有名な○○先生直伝の方法。普段はドSでしたが、直前期に近づけば近づくほどやさしく丁寧に教えていただいたように記憶しています。
この◯✕△方式のポイントは、問題を解いた後に、解けたから正解かな~→◯、これ間違っているだろう→✕、と“解けた感”を付けるのではなく、
解き始める前に、問題を解くか解かないかの取捨選択をするのに使います。
【1.手順】
⓪用意始め!の合図で受験番号、氏名を書き(←コレ絶対先に!!!)、
①1ページ目~最終ページまでめくって問題を確認、
解けそうな問題→◯
時間を掛けたら解けそうor理解が曖昧な問題→△
解けない問題→✕
を問題番号の頭に付ける(所要時間2~3分)。
↓
②◯、△、✕の数を数える(約1分)
↓
③◯→△の順に解いていく(✕はほぼパス)(見直しも含め残り55~56分)
【2.解説】
①問題の頭に◯、△、✕を付ける
財務・経済に関しては、解けそうな問題、時間がかかりそうな問題、時間をかけても解けない問題、というのが、パッと見てわかりやすい(企業経営理論等と比べて)。なおかつ、やったことない問題が出たら、何分かけても解けません。また、試験は時間との勝負でもあります。1問目から解いてわからない問題を飛ばす、というやり方だと、いざ読み始めたらムキになり、気づけば解けない問題に時間を掛けてしまっていることも!!
なので、最初に3分ほど時間を取って、解くべき問題、解くべきではない問題、を見極める作業をします。この3分をケチらずしっかり最初に問題の取捨選択をすることで、結果的に大幅な時間の効率化に繋がります。問題の難易度に関わらず、1問4点。取れる問題をしっかり見極めましょう。
②◯、△、✕の数を数える
財務・経済は難易度の変化が激しい科目。60点はおろか、40点さえ取れない超難問だらけの可能性も。しかし気持ちを落ち着かせるために、ざっと◯の数を数えてみます。
財務・経済ともに25問100点。つまり1問4点なので、
・◯が10問、△が10問のうち半分合うとして、(10+5)×4=60点到達(科目合格点)。
・◯が5問しかない、でも△が10問で半分が正解として(5+5)×4=40点(足切セーフ)。
全体を見渡してすんごく難しそう、と感じても、40点は取れるように試験は作られているはずなんです。しっかり勉強していれば、◯は5問必ずあるはずです(まぁ◯10問にはできるようにしておきたいところ)。冷静に数えてみると意外に点数は取れるかも、と客観視できます。つまり、◯✕△の数は、問題を解き始める前に数えるのがポイント!!これをすることで、変に身構えずいつも通りに解き進めることができるからです。
③◯→△の順に解いていく(✕はほぼパス)
試験開始後、①②で所要時間約3~4分経過。そのあと当然のことながら、◯の問題から解き始めます。◯→△ときて、一応✕もざっと見ますがほぼパスのつもりでさくっと(わからなければウなど予め決めておく)短時間で終わらせ→◯、△の問題を見直し。
✕に固執してはいけません!✕が5問あったとして、全問落としても他が合っていれば80点です。100点は決して目指さないこと、取れませんから。そうすると、✕の5問全部にウをつけて(所用時間約1分)、あとの時間を◯、△の正解率を上げることに注力します。
「✕と思ってたけど、読んでみたら解けそうな問題だった」
とか逆に、
「◯を付けていたけど、ひねりがあり時間がかかりそう・・・」
などは、その都度✕→◯、◯→△と修正を掛けていきます。
【3.活用方法】
本番(もちろんそれまでの模試や過去問、答練等)でのタイムマネジメントのためではあるのですが、これの優秀なところは、復習の際に自分の理解度が一目瞭然なこと。
✕判断→結果不正解✕、は正しい判断。捨て問(例えば私の場合は経済学の第一問のグラフ)だったり、その時点では理解不十分と分かっているなど。
以下は、去年予備校で実際に使った答練の写真です。
(↑鉛筆の✕が解いたときの印、赤の×が添削時の印。ひとつは初め◯と思って解き始めたらわからなかったので✕にしています。これはこの時点でOK)
それよりも衝撃なのは、自信満々で◯判断→結果不正解✕の問題(*_*)。完全に間違った理解をしています。
(実際の間違いを晒すのは恥ずかしいもんです…。ギッフェン財は理解できたつもりでわかってませんでした…8/5、1次試験の前日にも再度解いています)
こういう問題に遭遇したら、超ラッキーですよね。今のうちに気づけてほんとよかった、と思います。復習するとき一目でわかるようにしておき(写真の☆印のように)、重点的に反復学習をします。
以上、いかがでしたでしょうか。既に実行されている方、又は自分流で確立されている方はそのままで。もしまだ不安がある方は、どうぞお試しください。60分1回やってみると自分に合うor合わないがわかります。
中小企業診断士の試験は、どれだけ理解しているか、ということが重要なのは大前提ながら、最近は特に現場対応力が問われると言われます。本番のタイムマネジメント、見たことのない問題に遭遇した時の対処方法、気持ちのコントロールなどなど。
試験まであと3カ月、公開模試まで2カ月。公開模試を一つのゴールと位置付け、この2ヵ月でしっかりと本番を想定した試験運びを身に付けながら、理解が曖昧な部分を徹底的に潰していきましょう!
以上トッティ@二代目でした。
明日は名古屋メンバー@長野、黒猫の登場です。お楽しみに!
※追伸:試験案内の配布が始まっています!早めに取りに行って、早めに振込しましょう!→平成29年度中小企業診断士第1次試験について
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