【経済学】覚えてますか?ワルラス&マーシャルbyしふぉん
読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のしふぉんと申します。
2回目のブログになります。
宜しくお願い致します!
(前回の記事は財務会計について書きました。
こちら→「簿記、苦手!!な人へ。まずは、大枠で捉える」)
数式やグラフ盛りだくさんでとっつきにくい経済学。。。
私も始めは、数式に目を回して、問題解きながら寝ちゃうこともありました(笑)
そんな私でも経済学は貯金科目にできたので、安心してください!
経済学の良いところは、
基本的な理論を理解していればよいので、さほど暗記は必要ないこと。
数式やグラフ、専門用語が多くて一見難しそうなのですが、言おうとしていることは意外とシンプルです。
また、時が立つと使えなくなる知識ではないですし、時間をかけて勉強すれば理解も深まりますので、1次試験7科目のうち早い段階で勉強を始めるのに最適な科目でもあります。
さて、1次試験がだんだんと近づいてきていますね!
経済学の全体的なお話は優秀なタキメンの皆様がたくさん書いてくださっているので、これくらいにして、
試験前は苦手なポイントを克服していこう!
ということで、ニッチかもしれないですが、私の苦手だったワルラスとマーシャルについて書いていきます。
私がよく
「あー!何だったっけ!忘れたー!!」
となっていたのがワルラス的調整過程、マーシャル的調整過程。
頻出ではないですが、
時々出てくるからこそ、
「どっちがどっち!?」
「安定と不安定は、どう見分けるんだった!?」
と、なりがちで、一生懸命覚えていました。
私と同じで、なんだったっけ!?と思った方は、
ぜひ思い出していっていただけたら嬉しいです!
■はじめに 需要と供給の安定とは?
まずは、簡単におさらいしていきましょう!
市場には、需要者(買い手)と供給者(売り手)がいます。
需要者が買いたい量(需要量)と供給者が売っている量(供給量)が等しいとき、
市場が均衡していると言います。
そして、均衡から外れた時に、自然に均衡へ戻ろうとする力が働いて、再び均衡状態になるとき、市場は安定していると言います。
そして、
ワルラス的調整過程とマーシャル的調整過程とは、
需要と供給が均衡していないとき、どのように均衡状態へ戻っていくかという考え方のことです。
ワルラスは価格の変化、
マーシャルは供給量の変化
によって需給バランスが調整されると考えました。
■ワルラス的調整過程(価格による調整)
○売れ残りがたくさんあるとき(超過供給)
たくさん売れ残ってるやん・・・安くして売り切ろ!
↓
市場価格が下がる
↓
この値段なら買いたい!!
という人が増える
↓
売り切れる価格で安定する(市場均衡点)
○品薄なとき(超過需要)
欲しいけど、なかなか売ってないなー…高くてもいいから欲しい!
値段、高くても売れるで!ほな、値上げしとこ!
↓
市場価格が上がる
↓
高ッ!こんなに高いなら買いたくないなぁ…
という人が増える
↓
ちょうど買ってくれる人がいる価格で安定する(市場均衡点)
(こんなセリフを実際に発しているかは、勝手なイメージが入っていると思いますが…)
ワルラス的調整過程では上のような流れで価格が調整され、均衡に向かっていきます。
■マーシャル的調整過程(供給量による調整)
○供給者が売りたい価格が、需要者が支払ってもいいと思う価格より高いとき
売りたい価格より安くしか売れへん。。。利益めっちゃ少な!
あんまり売りたくないなぁ。。。
↓
供給量が減る
↓
最近あまり売ってないなぁ。少し高いけど買っとこ!
価格が上がる
↓
供給者が売りたい価格で買ってもらえる供給量で安定する(市場均衡点)
○供給者が売りたい価格が、需要者が支払ってもいいと思う価格より安いとき
高く売れるし、めっちゃ儲かる!
え、そんな儲かるなら、うちも売ろ!
↓
供給量が増える
↓
最近どこでも売ってるし、そんなにいらないかな。安かったら買っとこ。
価格が下がる
↓
供給者が売りたい価格で売り切れる供給量で安定する(市場均衡点)
マーシャル的調整過程では上のような流れで供給量が調整され、均衡に向かっていきます。
このような均衡に向かっていく状態。これが安定している状態ですね。
■「市場が不安定」とは
「市場が不安定」とは
つまり、自然に均衡に向かわないときが不安定ということです。
安くなっても、買いたいと思う人がふえない→ワルラス的に不安定
需要者が買いたい価格より供給者が売りたい価格のほうが低く、売り手の利益が大きいのに、供給量が増えない→マーシャル的に不安定
ということになります。
■ワルラスとマーシャルどっちだっけ?を防ぐ覚え方
参考になるかわかりませんが、
私はこんなふうに覚えてました〜。
「DSで輪っかくぐる、マリオ」
輪っか→ワ(ルラス)っ価(格)
マリオ→マ(ーシャル)リ(ョ)オ(量)
そして、
均衡点より上に価格から横線をひき、
並びが左からD(需要)→S(供給)の順になっているとき、ワルラス的に安定。逆に並んでいたら不安定。
均衡点より左に供給量に向かって縦線をひき、並びが上からD(需要)→S(供給)になっていたらマーシャル的に安定。逆に並んでいたら不安定。
我流の覚え方なので、皆さんにしっくりくるかわかりませんが…
(そして今どきはスイッチじゃないのかという気もしますが…)
なにか参考になりましたら嬉しいです!
これでなくても、覚えにくいものは、ご自身で覚えやすいゴロを作ってみると親しみが増して覚えやすくなると思いますので、よかったら試してみてください。
■おわりに
それでは、1次試験へ向けてのラストスパート!心から応援しております!!
そして、まだ先と思わずに2次試験の情報も、ちらっとチェックしておくと、1次試験後に焦らずにすみますよ~。
次回はまぁしぃさんによる2次試験ノウハウです。
お楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
↓下のボタンを押して、読んだよ! と合図していただけると、とっても嬉しいです。
(診断士関連ブログの人気ランキングサイトが表示されます[クリックしても個人は特定されません])
皆様の応援がタキプロの原動力となります。
ぽちっと押して、応援お願いします♪