1次財務・会計で意識したいこと by TAKU
読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ15期に参加させて頂く事になりましたTAKUと申します。
これから1年間、少しでも皆様のお役に立てる記事を書ければと思いますので、
どうぞ宜しくお願い致します。
■はじめに
まず、自己紹介させて頂きます!
年代/性別:30代 男性
職種 :商社 営業
受験歴 :1次2回、2次2回
勉強時間:1次600時間、2次300時間
勉強方法:独学(1次はStudying利用)
得意科目:1次/企業経営理論、2次/事例Ⅰ・Ⅲ
接待、残業、出張も多い商社の営業ですが、スキマ時間と休日活用で令和5年度何とか合格できました!休みに時間をくれた妻と子には改めて感謝&お詫びです・・・(。-人-。) ゴメンネ。
■受験のきっかけについて
現在の仕事は中小企業の仕入先(製造業)がメインのトレーディングビジネスで経営者の方との会話機会も多いものの、この数年は既存業務以上の新たな展開が中々描けないもどかしさがありました。診断士になる事で、経営支援や出資の検討等々、他にもこれまでとは違った発想で新たなビジネス展開ができないか、そんな考えで受験勉強を始めたのが主なきっかけでした(あとは士業資格への興味も昔からありました)。
■1次財務・会計に関して
試験を振り返って1次財務・会計に関して改めて思う事は、この科目は2次事例Ⅳに直結する科目であり、1次財務・会計の学習取り組みの結果が2次事例Ⅳの結果も左右する、という事です。
2次事例Ⅳは、この科目を制する者は2次試験を制すと言われるくらい得点源にできるとライバルと差をつけることができる事例です。そのため、1次財務・会計から2次事例Ⅳも意識して取り組むべきです。既に1次試験前に2次対策をされている方もいると思いますが、そうでない方はこの1次財務・会計と2次事例Ⅳだけでも関連性を意識しながら取り組まれる事をお勧めします。
また、計算慣れ・スピードも必要で毎日コツコツ学習が必要な科目でもあり、難しい論点もあるため(特に時間のない方は)1次財務・会計で2次事例Ⅳに関連が低い論点は深追いしないという対応も必要かと思います。
今回は、2次事例Ⅳを意識した1次財務・会計の学習方法・方針や私が利用した教材についてご紹介させて頂ければと思います(尚、本記事は私の反省も踏まえた内容ですが、やり方の合う合わないや皆様の現在の状況次第、学習の取り組み方はそれぞれと思いますので、一つの学習方法の参考程度でご覧頂ければと思います)。
*前日投稿のあややさんの2次事例Ⅳ対策、大変共感してます!あややさんの記事とご確認頂ければ
事例Ⅳとの繋がりがよりわかると思います。
(尚、記事作成は同時並行でお互いの内容は特に紐づけてはいません・・・)
■1次財務・会計の勉強方法及び教材
以下が私の1次財務・会計の学習方法と教材になります。
<勉強方法および教材>
1.Studying (TACスピテキ等、他の教材でもOKと思います)等、ざっと一通り内容を確認。
2.TACスピ問(1周)で簡単な計算問題の練習(何周もせず1周で過去問に移る)
3.TAC過去問集 反復継続(私の場合は2~3周した記憶)→ 弱点論点は1と2に戻りながら反復
*私は使用しませんでしたが、過去問は同友館の「過去問マスター」、その他1次をしながら2次対策にも有効と言われている「集中特訓 財務・会計 計算問題集」も評価が高いようです。
*暗記分野の記憶定着にお勧めなのが、通勤時等でも耳勉ができる「ねずちゃんが教える“科目名”」シリーズ ダンシ君のサブノート_中小企業診断士合格ChannelI(Youtube)です。1次、2次全科目ありますので、是非一度ご覧になって頂ければと思います(どちらかというと財務・会計以外よりも他科目の暗記用に威力を発揮します)。1次財務・会計では各種経営指標や株式指標、他暗記必要科目の復習用に通勤時に活用してました。
*時間があれば、同友館の「30日完成!事例Ⅳ合格点突破計算問題集」も1次財務・会計の全体の流れと一通り過去問まで学習した後に、解いてみるのをお勧めします。2次事例Ⅳ対応ではありますが、基礎論点の構成がメインになっており、2次事例Ⅳからみた1次財務・会計のポイントが見えてくると思います。
■1次財務・会計 5つの基本方針
以下が私の1次財務・会計学習の基本方針になります。
<5つの基本方針>
1.概要がある程度把握出来たらそれ以降は基本はひたすら過去問反復。
序盤から細かい論点に深入りしない、テキスト理解に時間をかけない。
*(人によって戦略は違いますが)基本的には60点取れば良いと割り切りる。
ただし、2次事例Ⅳ論点は注力して取り組む。
2.TAC過去問のD,Eランク設問は取り組まない。A,B,Cランク問題を繰り返し確実に抑える
*過去問の問題別に(易)A~E(難)評価がされているが、難易度高のD,Eは流し読み
程度でOK(時間なければ取り組まないで良いと思います)。
*弱点論点はTACスピ門等の基礎orテキストに戻って見直し(を繰り返す)
3.(特に時間がない場合は)2次事例Ⅳの出題可能性が低い・関連性が薄い論点は
深堀しなくてもOK。
*証券投資論、税効果会計、仕訳の一部等2次事例Ⅳ試験との関連性が低い分野・論点は
深追い不要、基本論点対応のみで良いと思います。
4. 暗記も工夫
*理解系科目の位置づけですが、暗記すべき論点も多いです。
*計算式はやはり計算しながら覚えていくの良いです。一方、ローマ字の株式指標は
英語で意味を覚えると効率よく覚えれたり、オプション取引のコール・プットのグラフ
はカタカナの形状で記憶する、等いろいろ工夫も可能です。
5.毎日コツコツ続け、計算力の向上
*ポイントは時間制限を設けて集中して解く事。2次事例Ⅳも1次財務・会計も
計算力が大事です(尚、2次は電卓可)。できる限り短時間で集中して時間を
意識して取り組みましょう。また毎日コツコツ続け、頻出計算問題に関しては瞬時
に反応できるよう体にしみこませる事が重要です(言うは易しで私も不足してましたが・・)
尚、2次事例Ⅳの頻出論点は、経営分析・CVP分析・意思決定会計・セグメント別会計・CF計算書・その他(為替・オプション等の論点等)ですが、1次財務・会計の中では特に以下の論点は意識し注力しながら取り組まれると良いかと思います(特に①~④まで)。
① 財務諸表(PL,BS)の構成の理解
② 各種経営分析指標計算(安全性・収益性・効率性・(生産性))
③ CVPの理解、計算
④ 設備投資の経済性計算(現在価値の考え方、CF計算関連計算、投資評価計算(正味現在価値法、
内部収益率法、回収期間法 等)、資本コストの計算 等)
⑤ 利益差異分析、セグメント別損益計算
⑥ 企業統合関連の会計、連結財務諸表の考え方とその計算(連結会計等)
⑦ 為替予約やオプション取引等の仕組み理解(基礎レベル)
2次事例Ⅳは事例3つを終えた疲労感MAXの状態での受験となります。その中で、計算も煩雑で時間が
かかり、加えて問題点を見抜く力やアドバイス(記述)も必要で、難易度も1次財務・会計より
はるかに上がりますが、やはり1次財務・会計で培った基礎力は大きく影響すると思います。
■おわりに
1次財務・会計の学習については、「過去問(A-Cランク)反復練習」、「毎日少しずつでも(集中して)コツコツ」、「2次事例Ⅳの論点・レベル感を1次財務・会計学習中に把握した上で取り組み」、を是非、意識して頂ければと思います。
本記事は私の経験や反省を踏まえての記事ですので、もっと良い学習方法(予備校活用も含め)や
進め方は他にも沢山あるとは思いますが、記事内容が少しでも皆様の参考になれば幸いです。
令和6年度の皆様の合格に少しでもお役に立てるますよう、引き続き記事発信させて頂ければと思います!
最後までご覧頂き、ありがとうございました!
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次回はHNさんの登場です。
お楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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