財務・会計苦手マンが伝えたい”脳内計算禁止”byダイキ

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■はじめに

みなさんこんにちは!
タキプロ16期の  ダイキ と申します。
一発合格道場と兼任となります。
受験生のみなさまとは様々な場面で関わることができればと思っております。
タキプロでも「診断士を目指す方の合格確率を1%でも高める」ため受験生の試験合格を全力でサポートしますので、一年間どうぞよろしくお願いいたします!

早速ですが私は財務・会計が苦手です。
どのくらい苦手かというと、トラウマを感じているぐらいの苦手さです。  
ついでに申し上げますと事例Ⅳも苦手です。

そんな私が、これから中小企業診断士試験を受験される皆様に、特に財務・会計において重要な「脳内計算禁止!」についてお話しします。

これを私が知ったのは、2次試験の受験勉強時でしたが、知ったことで「令和6年度2次試験 事例Ⅳの第2問」は、(おそらく)パーフェクト回答ができました!
(NPV?ナンデスカソレ・・・)

■自己紹介

簡単に自己紹介をさせていただきます。

HN:ダイキ(本名はXをご覧ください)

職業:中小企業・スタートアップ企業の広報・PR支援、デジタルマーケティング支援

得意:経営情報システム、企業経営理論

苦手:経営法務、経済、財務・会計

受験歴(1次試験)

・R3:1次不合格(科目合格:財務・会計、運営管理、企業経営理論、情シス)
・R4:1次不合格(科目合格:法務、中小、足切り:財務・会計)
・R5:1次合格(科目合格:経済)

受験歴(2次試験)

・R5:200点(44/46/64/46)
・R6:260点(68/72/64/56)

■参考:ダイキの財務・会計の点数(ついでに事例Ⅳも)

わたしの過去の財務・会計の実際の点数は下記です。

(1次試験:財務・会計)
令和3年度:64点
令和4年度:36点(調子に乗って科目合格を利用せず、足切り)
令和5年度:科目合格を利用し免除(1次試験をこの年に合格)

令和3年度の財務・会計は合格率が22.4%と非常に高い年でした。(令和4年度は13.3%・・・)
(参考:https://www.agaroot.jp/shindanshi/column/difficult-subject/

令和3年度に財務・会計を科目合格していなければ、私は今このブログを書いていないでしょう。

ついでの事例Ⅳの点数ですが、
令和5年度:48点
令和6年度:56点(この年に合格)
と、こちらもパッとしない数字となってしまいました。

■”脳内計算禁止”とは

「脳内計算禁止!」とは「数字を正しく転記し、計算問題の途中式を必ず、端折らずに書くクセをつけること!」です。

頭の中で計算するのではなく、与件文の数字を正しく紙に転記し、どんなに簡単な足し算でも途中式を端折らずに計算することです。

■ためしに”脳内計算”をしてみよう

実例を出してみます。

令和6年 財務・会計 第12問

 当社は、当期の実績に基づいて次期の利益計画を策定している。当期の実績データは以下の資料のとおりである。
【資料】
売上高 @ 1,000 円× 30,000 個= 30,000,000 円
変動製造原価  @ 550 円× 30,000 個= 16,500,000 円
変動販売費   @ 50 円× 30,000 個=  1,500,000 円
固定製造原価 6,000,000 円
固定販売費及び一般管理費 3,000,000 円

(設問)
 損益分岐点売上高として、最も適切なものはどれか。なお、計算の結果が割り切れない場合には、小数第1位を四捨五入すること。
ア 13,333,333 円
イ 15,000,000 円
ウ 22,500,000 円
エ 27,000,000 円

引用:https://www.aas-clover.com/download/mondai-1/aas_mr06-b.pdf

損益分岐点売上高は「売上-売上×変動費率-固定費=0」になる際の売上高です。

さぁみなさん、これを「脳内だけで解いてみてください!(★一切のメモ禁止★)」

答えはこちら

答えは「ウ」です。
販売個数を(x)と置き
 1個あたり売上:1,000円
 1個あたり変動費:550円+50円=600円
  変動費率:1個あたり変動費600円 ÷ 1個あたり売上1,000円=0.6
 固定費:6,000,000円+3,000,000円=9,000,000円

「売上 – 売上×変動費率 – 固定費=0」に上記数字を代入する
 1,000円×(x) – 1,000円×(x)×0.6 – 9,000,000円=0

式展開(便宜上「円」を外します。)
 1000(x) – 600(x) = 9,000,000
 400(x)=9,000,000
 (x)=9,000,000 ÷ 400
 (x)=22,500

(x)=22,500は「損益分岐点売上高になる際の売上個数」なので、1個あたり売上:1,000円を掛けて損益分岐点売上高を算出
 損益分岐点売上高時の個数22,500個 × 1個あたり売上1,000円 = 損益計算売上高22,500,000円

損益分岐点売上高の計算は、財務・会計の中でも簡単な分類の計算式です。

そんな計算でも、全てを暗算で計算することは難しいことをご理解いただけたと思います。

とある受験者の過去の苦い経験

本番の試験、カッコつけて脳内計算で挑んだ結果、転記ミス計算ミスなどケアレスミスの嵐・・・
ケアレスミスがなければ48点だったのに、ミスのせいで36点・・・
実際は合格していたのに・・・・去年科目合格だった財務・会計でしょうも無いミスをしてしまったせいで足切り・・・
1年間を棒に振ってしまった・・・

なんていう苦く苦しい経験をみなさんに味わっていただきたくはありません!

特に財務・会計は電卓が使用できないからこそ、正しい計算のために途中式を端折らずに書くようになさってください。

ぜひ「脳内計算禁止!」のクセ付けを!!!

■「脳内計算禁止!」は受験勉強中にこそ活きる

この「途中式を書く」意識は受験勉強中にこそ活きます。

みなさんは受験勉強中に必ず、たくさんの問題を間違えます。
途中式を端折らずに書いておくと「自分が何を間違えたか?を正しく振り返る」ことができます。

これはまなび生産性向上のエミリー先生もおっしゃられていることで、下記は事例Ⅳの勉強法について書かれている内容ですが、財務・会計でも同様の考え方ができますので、こちらで紹介させていただきます。

怪傑えみりーちゃんねる:事例Ⅳの勉強法

■おわりに

次回は、つっつー さんの登場です。 

お楽しみに! 

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