簡単に考えるキャッシュ・フロー計算書の基本

おはようございます！数あるガンダム漫画の中でも最高峰は「ジョニー・ライデンの帰還」ではないかと思っているつってぃー＠タキプロです！ホントいいんですよこの漫画。。。

凡人のストレート合格、何をやったのか、どうやったのかをお伝えするつってぃーブログ、いよいよラスト2です。

過去5年間、1次本試験で出題され、2次試験でも重要論点となっているキャッシュ・フロー計算書およびキャッシュ・フローの増減に関わる概念（例えば正味運転資本の増減など）ですが、つってぃーもこの論点を理解するまでにとても時間がかかりました。最初はテキストを読んでも、過去問をやっても全く正解が出来ず、しかし頻出であることは予備校の先生も繰り返し強調されていたので「捨て問」として扱うことは考えられず、しばらくどうしていいかわからない状態が続きました。

問題集や過去問とニラメッコを続けた末、以下の様な自分なりの理解にたどり着きました。

「あ！キャッシュ・フロー計算書のプラス・マイナスって、自分がちょっと資金繰りが厳しい中小企業の社長の心理になってみると、よく分かるな。」

「棚卸資産が減ったら確かに貸借対照表では『資産が減った』っていうマイナスのイメージだけど、その棚卸資産が売れて現金に変わったから、CF計算書上は『プラス』項目なんだな。お金が増えてハッピー！」

「売掛金（売上債権）の増加は、同じく貸借対照表上では『資産が増えた』ように見えるけど、その分『今現在』に使える現金が手元にないわけだから『支払い余力が減った』わけだよな。早く返してくれよ！って気持ちになるわ！」

「何だよ！テナントのオーナーが半年分の家賃を先に払ってくれないと契約できないって言ってきた。前払い費用って貸借対照表では『資産』だけど、現金が自分の口座からその分なくなっちゃったわけだから、仕入れに使えるお金も減っちゃったわけだよな。需要に対応出来るだけの在庫がそのせいで仕入れられなかったら機会損失だ！やってられねーよ！」

大企業にお勤めの方はあまり実感が無いかもしれませんが、合格してから診断士として、また実務補習受講生として、中小企業の社長の方と近い距離でお話ができるようになると『資金繰り』の話はそれこそ『頻出論点』です。いかに棚卸資産を持たずに現金を残すか、いかに売掛金を早く回収して支払余力を確保するか、運転資金のショートは倒産の可能性を上げてしまうため、この部分に不安があると社長も落ち着いて将来のことを考える余裕がなくなってしまうはずです。是非とも「お金＝現金＝キャッシュ　が大好きな中小企業の社長」の気持ちになって、あらためてキャッシュ・フロー計算書の（特に問われやすい）営業活動によるキャッシュ・フローの増減の要因を評価してみるといいでしょう。

そして基本的な概念を理解してしまったら、あとは試験対策としては、各項目の名称と、「プラス」「マイナス」の対応をいつも使っている手帳にでも貼り付けて、暗記してしまいましょう。「概念の理解」＋「暗記」で補完しながら全体像を掴むのです。

※「☓☓☓☓」の部分には数字が入ります。
※赤字は現金が減る要素です。実際のCF計算書で赤い文字で表記するわけではありませんのでご注意を！

語呂合わせを作ってもいいですし、まだまだ本試験までに時間の有る今の時期ですから、丸暗記してしまってもいいです。この論点を押さえることは時間対効果も高い（頑張りが得点につながる）ので、完全に押さえて、他の人に自分の言葉で説明できるぐらいになってしまいましょう。

基本的な部分をマスターしたら、ちょっとずつ深い部分、例えば「現金および現金同等物」の「現金」と「現金同等物」それぞれの定義や、「正味運転資本の求め方」などの細かな定義などに進んでいくと良いと思います。一度に全部理解しようとは思わずに、粘り強く何度も問題を解いて、解説をじっくり読むことが大切です。やるしかないんです。

来週火曜日（2/19）つってぃーブログ最終回『おばあちゃんは言っていた』最後まで頑張ります。

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【今後の予定（東京）】

・2/23（日）　9時半～12時　京橋区民館　座談形式タキプロ勉強（相談）会

＊持参物：再現答案や本試験の問題用紙があればご持参ください。
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・3/2（日）　9時半～12時　新場橋区民館　題材：H25事例1
・3/13（木）　19時～21時半　堀留町区民館　題材：H25事例2
・3/30（日）　9時半～12時　京橋区民館　題材：H25事例3

＊題材の過去問を解いて、解答のコピーを8部ご用意ください。
＊時間の都合上、全部の設問を扱うことはできません。あらかじめご了承願います。

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