【1次】財務・会計・・・①腹をくくり②2次を念頭に③多頻度を潰す

こんばんは!のぶし@タキプロ5期生です。
(のぶしの合格体験記は
こちら

今回は1次試験対策として「財務・会計」(以降”財務”と表記)についてお話します。主に独学者向けの内容です。「経済学・経済政策」(以降”経済”と表記)についても少し触れます。

1次初受験の方にとって、財務は高い壁のように感じるでしょう。暗記科目のようにはいかない「慣れ」が必要だからです。

のぶしも、1次に合格する3年間トータルでは結局のところ、財務に一番時間を使いました。定量的に示すためにノート頁数一覧を記載します。(※1次合格後に2次用に付け足した頁もかなりあり、あくまで参考数値です。)

ノート頁数一覧
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財務   43P ※事例Ⅳを兼ねる
経済   28P
運営   12P ※事例Ⅲを兼ねる
経営     4P ※2年目で科目合格
中小     2P
法務     0P ※2年目で科目合格
情報     0P ※得意
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【運営、経営、中小、法務、情報】・・・暗記科目

情報システムという得点源があり80点程度が見込まれたため、その他の科目は短期間で60点前後が取れればよいと考え、①集中してテキストを読み、②マーカーや付箋を使って覚えるべきところの的を外さない、③必要に応じて過去問を解く、こととしていました(⇒但し、過去問を多く解かないこの方法では高得点は取れません)。結果として、補足事項がある場合もテキストへの書き込みが中心となり、上記の頁数となりました。

【財務、経済】・・・理解科目

一方、理屈を知っていなければならない財務と経済では、(多くの受験生と同じように)単純な方法では当時は50点さえ取れるかどうかわからずに、対策としてノートを作っての地道な理解度強化に務めました。結局のところ、財務と経済について苦手な場合、それを克服するための近道はないと考えた結果、上記の頁数となったといえます。

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■アドバイス

さて、上記の私の経験を踏まえた上でのアドバイスですが、まず財務や経済が目標点に届かない場合、「必要な水準まで腹をくくってやる」また、財務は経済と異なり、2次でも使用できる知識が多く含まれるので、1次の勉強時点で2次の頻出論点をがっちり理解しておくと、2次受験時の負担が減るという点で当然後々楽になります。そのため、概論などの部分は速読で済ませ、早めに経営分析に着手することをお勧めします。(なぜなら診断士はB/S、P/Lを見て経営状況を判断できるスキルは必須であり、2次の事例Ⅳでも100%の確率で経営分析を行うからです。)

以下に、1次でも2次でも覚えておく必要がある論点を10個に絞って書いてみました。すべて公式化されているのでノートの一か所に記入しておくと試験の前に確認しやすいでしょう。(注)個人的にまとめたもので絶対的なものではありません。

■1次、2次で抑えおくべき最重要論点(1次もここからやろう

①経営分析
②CF計算書(直接法、間接法)
③CVP分析
④設備投資の評価(代表的方法:NPV法(正味現在価値法)※)
⑤企業価値(代表的方法:DCF法(FCFとWACCを用いる)※)

※設備投資の評価方法や企業価値を求める方法は複数がありますが、まずは上記の代表的な方法をマスターしましょう。経営分析と合わせて上記①~⑤を理解することで、事例Ⅳを解くための基本的なスキルが身に付いたことになります。

■1次、2次で抑えおくべきその他論点(次にここを抑えよう

⑥デシジョンツリー
⑦MM理論
⑧営業レバレッジ
⑨財務レバレッジ効果
⑩節税効果(負債、減価償却費)

その他の論点は基本的に1次のみの論点となります。過去問での出題頻度を考慮して多頻度のもの潰しておきましょう。

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まとめ・・・1次「財務・会計」について

今日言いたいことは3つです。

①財務克服に近道はありません。腹をくくってできるだけ早めに、集中的に取組みましょう。

②1次の勉強で経営分析などの2次の論点を抑え、潰しておきましょう。

③過去問での出題頻度を考慮して多頻度のものを潰していきましょう。

補足・・・1次「経済学・経済政策」について

ノートを作ったもうひとつの科目である「経済学・経済政策」は知識が1次にしか使えないという点では苦痛感がありました。 試行錯誤の勉強で、①5Pは経済用語の説明を書いた用語集(流動性のわな、ジニ係数など)、②23Pは各グラフ(IS、LM、AS、AD等)の見方を書いたものをノート化していました、試験日までに完全には完成せず、中途半端に終わってしまいました。合計点で通過はしたものの、単一科目としては克服できたとはいえないまま終わってしまいました。反省は「自己流でやりすぎた」という点です。今になって考えると、①タキプロブログのような合格者からのアドバイスをもっと聞いておけば・・・、②過去問をもっと重視すれば・・・、より効率的にできたのだろうと思います。

本日は以上です。

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