直前期のおすすめ
おはようございます。
先日頂いた受験生の方からの質問にお答えしたいと思います。
それは、
「サブノートとかって作りましたか?
私、今まで作ってなかったんですけど・・・」
でした。
体験談からすると、「はい、作ってました。」ですが、
「作った方がいいですよ」とはお勧めできません。
理由は“この時期”だからです。
もう、8月の1次試験を考えると、直前期です。
サブノート・単語帳の作成は思ったより時間がかかります。
今から作り始めるとすると、試験日までに終わるでしょうか・・・
・・・量によりますよね ^^;
そこで、お薦めしたいのが、間違いノート(私は単語帳でした)です。
これは、作成した自分にしか解らないノートで、
恐らく、他の誰かが読んでも意味不明のものになるかと思います。
直前期は問題を解いてアウトプットの機会を多く作ることを
お薦めしますが、そこで間違えてしまったり悩んでしまったというところだけをノートに書いていくという勉強法です。
例えば、
財務・会計ですと、
・・・・ショボイ例ですが・・・・
単語帳の【表】には、
「定率法といえば?」
と、書いてあります。
固定資産の減価償却に関して自分に問題を出しているのです。
普通に答えるなら
「固定資産の期首未償却残高に償却率をかけて~ウダウダ~」
となるかと思います。
ところが、
【裏】には
「残存価額はカンケーない」
と、書いてあります。
これは、昔私が「定率法で償却しなさい」という問題で与えられている残存価格10%という不要なデータにより、解き方を迷ってしまったから作ったカードです。
人それぞれかと思いますが、
間違える問題は、また間違える
悩んで当たった問題は、次解くと、悩んで間違える
ということもあるかと思います。
直前期は減価償却のみを勉強するわけでなく、
ファイナンスや他の科目も勉強します。
次に減価償却の問題を解くときには忘れてしまい、
また迷ってしまうのです。
もうひとつカードを出します。
ファイナンスのカードです。
1次試験を受ける10カ月以上前に作ったカードはこうでした。
【表】
企業価値を直接求める方法:
企業価値=
【裏】
1年後のFCF
―――――――――
WACC-FCFの成長率
このようなカードを作っていたのに、また、間違えてしましました
xxx何回も。
では、みなさんに問題です。
A社のn年度末の企業価値はいくらになるでしょうか?
A社の資料:
フリーキャッシュフロー(FCF) 600千円
加重平均コスト(WACC) 7%
FCFの成長率 1%
答えは ↓↓↓
【正解】10,100千円です。
どうでしたでしょうか。
私は、これをよく、10,000千円と間違ってしまったのです。
そこで、直前期に作ったカードはこうでした。
【表】
FCF
―――――――――
WACC - ①
①がでてきたら、②、③にする
【裏】
①FCFの成長率
②FCFにかけて
③将来のFCFにする
・・・・少し間違いノートの作成方法が伝わって頂けましたでしょうか。
このようなカード(またはノート)を作成して隙間時間にチェックすることで、次回、減価償却を解くときや、企業価値を算定する時に「むっ!でたな!私がよく間違えるところだけど今回は間違えないそ!」というように、同じミスの繰り返しを防ぐことができるのではないかと思います。
この方法はいいかもしれない?
と思った方は是非試してください ^^v
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