シカクのススメ① ~簿記検定の巻
こんにちは。市役所の星☆@タキプロです。
今週から始まる新連載「シカクのススメ」。
ここでは、中小企業診断士試験以外の資格試験をオススメします。
ちょ、ちょっと待て。
タキプロは「診断士受験生の合格率を1%でもアップする」のが理念じゃなかったのか。
他の資格ススメてどうすんだ。
と思われた方、ご安心ください。もちろん大丈夫ですよ。
この連載では、診断士試験(特に一次試験)の内容とシナジー効果があって、診断士の試験対策としても新たな気づきが得られる資格試験や検定をご紹介します。
初回は、おそらくだれでも思いつくでしょう<簿記検定>です。
診断士試験における財務会計は超重要科目です。一次でも二次でも出てきます。
さらにいえば、診断士になってからも財務の知識は必須です。
会社の財務状況を診断してくれない中小企業診断士、信用できなくないですか?
それに、もし「簿記がわからないばっかりに自分が勤める会社がどんな財務状況なのか資料を見てもイマイチわからない」って人、それってよく考えると結構怖くないですか?
財務会計は試験対策だけじゃなくて、ご自身のキャリアを考えるうえでもかなり重要なのです。
そんな重要な財務会計ですが、
診断士試験では範囲が広い(簿記だけじゃなくて、ファイナンスも出たり)んで、どうしても基礎の勉強が浅くなりがちです。
でも、これは私の個人的感想ですが、簿記って基本的な仕組みを理解できると、その先の勉強の進みがとても早くなります。
仕訳から始まって精算表あたりまでの一連の仕組みがわかればしめたもんで、やれ本支店だの減損だの税効果だのは、言ってみればただの応用です。
ちょっと乱暴な言い方すぎますかね
でも私はマジでそう感じてます。
さてそこで、簿記が苦手な方ほど試していただきたいのが、簿記入門のテキストです。
マンガで読めたり、みるみるわかったり、いろんな売り文句の入門テキストが豊富にそろっています。
書店でいろいろ比べてみて、「おっコレわかりやすい」って本を一冊読んでみると理解が進みやすいです。
そのうえで、簿記3級あたりの問題に一度トライしてみるといいと思います。
診断士の一次試験での財務会計の合格ラインにいる方なら楽勝のレベルだと思います。レベル感を図るにはいい試金石です。
ちなみに財務が得意な方には2級をオススメします。2級は工業簿記も入ってきて診断士次試験で出る簿記の範囲とも近くなります(CVP分析とか、原価計算とか)し、個人的にはレベル感も近いと思っています。
ただ、2級クラスだと、診断士試験では問われない、もしくは深入りしなくていいところが結構出てきますので、その辺は注意が必要かもしれません。
そのうえで、試験慣れをしたい+資格ゲットの達成感を得たい、という方は受験も検討してみてはいかがでしょう。商工会議所が主催で年2~3回の試験があり、直近では、H24.6.10(日)に試験があります。
申し込み受付期間は商工会議所によって違うようですが、私の最寄の商工会議所である柏の商工会議所では4/2から5/11まで受付をしているようです。
昨日から受付開始中なんですねー。
ただ、受験する場合には、ご注意いただきたいことが一点。
それは、「目標は診断士」を見失ってはダメ、ということです。
あくまで、診断士試験の対策&モチベーション向上策として他の試験をかじってみるだけです。
診断士試験の勉強時間を削ってまで、診断士で問われない簿記の範囲をやるんでは本末転倒。
受けるか受けないかは、「皆さんの診断士試験合格率を高めるためにはどちらがいいか」を基準に決めてくださいね。
ちなみに私は、診断士を志す前から2級を取っていたので、財務会計のアカウンティング部分はかなりサクサク進められました。H25合格目標、という方や、今年は二次だけ、っていう方は特に検討に値する資格だと思いますよ。
というわけで、本日はここまでとさせていただきます。
次回は「ERE検定」の予定でっす。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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