財務おちこぼれ同士に捧ぐ!!「今さら聞けない」財務克服法~
SHISHAMOの「明日も」にハマっているトッティ@二代目です(過去投稿記事はこちら→前回記事、合格体験記)。車で聴きながらひとり泣いています(笑)。
去年の試験勉強を思い出してです。ほんとツラかった~
歌詞が受験生にめっちゃ響きます。気になる方はこちらのMUSIC VIDEO→SHISHAMO「明日も」
勉強の合間の気分転換にでも!(聴きすぎ注意)
さて!!ゴールデンウィークが来週に迫っています。今年は会社勤めの方は、5/3(水)~5(金)が余分に休めるくらい、って方が多いかもですね。
休みの多い方も休めない方も、一つの節目となるこの時期。そして、苦手論点を克服するのにいいよ、という声をよく聞きます。
私も去年のGWは苦手な財務・会計(以下財務)と、経済学・経済政策(以下経済)の克服に時間を費やしました。特に今回は財務に絞ります!!(経済に絞る回が来るかは未定・・・)。
本日のブログ想定読者は下記のチェック項目に2つ以上当てはまる方です。
☑結局簿記はやらなかった
☑財務の勉強を始めた瞬間、いまだ急激な睡魔に襲われる
☑T字勘定って言葉を聞いたらムシズが走る
全て去年の私です(一部今も)。数学が嫌い、とか計算が苦手、以前に、そもそもしくみとか考え方がよくわからず、5分前に覚えたことすらきれいさっぱり忘れてしまうような状態でした。そんな財務アレルギーの仲間に少しでもお役に立てればと切に願っています。
すんごく底辺からの克服方法なので、財務得意な人はもちろん、既に軌道に乗ってきたよ、って方は読んではいけません!時間がもったいないので!!
その分今のペースで勉強してください。
5つのポイントをお伝えするので、タイトル見て必要な所だけかいつまんで読んでください。
では参ります。
1.大前提。そもそも財務は必要なのか??
ホントいまさら(-_-;)。だから言ったでしょ、何ゆってんねん!って思った方はすぐにブログを閉じて。でも財務でホント苦労した私にはわかる。今でも誰かに言ってほしい、「財務テキトーにやってとりあえず受かっちゃえばいい、他の科目で稼げばいいよ♡」って。私もずっと思っていました。私が診断士になってやりたいことは財務コンサルではないし、きっとそんなに使わないはずだ、だから最低40点は切らなければいいと。
ダメーぜったい!!
もしまだそんなこと思っていたら、正直診断士試験突破は厳しいです。この試験の1次2次通過に60点の知識は必ず必要であることを観念して受け入れましょう。
難易度の変動が激しい財務で40点を目標にしていたら、難化した時に足切りを食らいます。どんな状況でも60点は取れるように準備はしておきたいもの。それなら難化しても40点には踏みとどまれ、易化したら得点源にできます。やっていて絶対損はしません。しかもどんな分野のコンサルをするにしても、財務の最低限の知識は必要。やっていることは決してムダにはなりません。超得意にはならなくていい、でもやっぱりちゃんと対策はしておくと去年の私のようにポンコツでも60点以上取れるようになります。
どうです、腹はくくれましたか?
2.電卓使う?or使わない?
ご存知のとおり、1次試験は電卓禁止です。でも禁止なのは1次試験本番でのこと。本番電卓使えないからと、無理して勉強中も手計算で学習を進めていませんか。
財務の目的は、導出方法とその過程を理解し計算できるというもの。
ただでさえ理解しにくい財務なのに、筆算やらばっかりに時間を取られていたら、そもそもの導出過程を学ぶという工程までたどり着きません。
ただでさえ訳わからん財務に計算という負荷までかかると、もうパニック!!!
基本もわかっていないのに、簡単な計算問題でミスしちゃったりして、肝心な計算過程を確認するまでに至らないんです。
初めての土地に行くには、地図かナビを使って行きますよね?
ひとまず道を覚えてから、地図なしで行ってみるほうがよほど効率的です。
苦手な人は先に電卓を使ってひとまずやり方を身に付ける
↓
慣れてきたら手計算
がベター。
独学の1~2年目、私は必死に手計算でやっていましたが、3年目予備校の先生に電卓使用を勧められて使い出したところ、急速に理解が進みました。今悪戦苦闘している状態なら、しばらく手計算禁止くらいでやってみてください。
先生には試験1ヵ月前から手計算でやればいい、と言われましたが、さすがにそれは怖いので、私は5月~6月あたりから徐々に手計算を増やしていったように記憶しています。直前も計算機は必ず持ち歩いていました。まだ今なら大丈夫、恐れず計算機を活用しましょう。
3.できていなくても、ひとまず1年分の過去問をやってみる
あまりにできなさすぎて、基本問題ばかりやってませんか。A・Bランク(TAC過去問題集でいう、正答率80%以上のA、60~80%未満がB)をひたすら繰り返し完璧にすることは大事。でもわかってから過去問やろうなんて思っていたら一生できません!
すでに1次試験まで100日ちょっと。GWの早いうちに一度60分通しで過去問を解きましょう(できればこの土日にでも)。難しすぎる年度のものは心が折れる可能性があるので、平成27年度、もしくは28年度くらいのレベル感がいいかもしれません。また、過去問題集を持っていても、本番を想定した大きさやレイアウトの問題用紙を用意して使うのが有効。
ということで、中小企業診断協会が本番仕様の過去問をWEBで公開していますので、参考までに(本番はB5サイズです)。
財務・会計過去問
ちなみに、私は財務の点を金で買えるなら!と予備校のオプション講座を積極的に取っていました。去年のGW初日朝イチ、カフェで財務実戦力強化ゼミというもの(この時期解けておくべき標準的な問題が過去問形式で網羅されたもの)を解いてみました。
結果。。。60分経った時点で前から半分までも進めず、やってみた問題ですら訳わからず20点あったかくらいでした。やばい。。。やばすぎる・・・!!!!!今まであんなにやってきたのに、なんで解けないんだ!!!
理由は、論点別、難易度別にばかり解いていて(いわゆる横串)、通し(縦串)でやったことがほぼなかったこと。おそれず荒治療だと思って一度やってみてください、一気にエンジンがかかります。
また、通しでやるのは全問やりますが、間違い直しの際は頻出論点からやりましょう。制度会計は後回し。企業価値やCVP分析、CAPMなどの超頻出論点から。一度やった問題は100点とれるように、とよく言われますが、私は制度会計以外で100点、を目指しました(全て100点は財務おちこぼれの私にはいくら時間があっても無理と自己判断。結果的によかったと思います)。
4.10秒考えてわからなければ、すぐに答えを見る
問題を読んですぐに導出方法がわからないということは、理解できていない、もしくは理解できていても本番で使えるレベルまで到達していないということです。特に財務苦手組は、この前やったから思い出せるはず!などとしがみ付いて解くと、1問あたり平気で20分、30分経ってしまいます。条件反射で思い出せるのが最終目標。10秒は目安ですが、時間を意識し解答に1分以上かかったら、躊躇わず解答解説をチェックしましょう。先述しましたが、導出方法を理解することが大事。知らないこと、忘れていることはどれだけ時間をかけても出てきません。ひとまずやり方を見て、少し思い出したら自分で計算してみましょう。
5.イメージトレーニングで自分をうまくだます
意外に効果的だったのがイメージトレーニング。これ、役に立つとよく言われますけど、やり方にコツがあります。
・「できるようになるぞ!」(目標)ではなく、できている後の姿をイメージする
・イメージ(理想の姿)を近い将来に落とし込む
1日、1週間の目標はきっと立てていますよね。過去問3年分やる、とか間違ったところをつぶしていく、などなど。
それだけではなく、やるべきこと+やったらどんな理想の姿になれるか、をイメージします。
たとえば「この土日で過去問3年分をやる(目標)。終わるころには財務の意思決定会計がスラスラ解けるようになっている(理想のイメージ)」等。コツは、容易に想像できる近い将来で設定すること。
診断士試験に合格した自分、という大きなイメージも良いのですが、科目ごとに落とし込み、かつGW明け、今日一日が終わった時、午前中が終わった状態、などより近い将来に落とし込み、具体的なイメージづけをしてみます。するとより実行可能な勉強につながり、一つずつ克服していきやすくなります。
以上、5つお届けしましたが、何か一つでも取り入れられそうなものはありましたでしょうか。私は苦手なりにこれらの方法でやり抜いて、勉強し始めすぐに意識が飛ぶポンコツ状態から、1次の財務で80点取れるまでになりました(H28年度試験)。
じゃあ、実務で今もバリバリ使いこなせるか、と言えばまだ苦手です。本当に財務受かってたよね?って疑いたくなる残念さです。でも、
とりあえず目の前のゴールは試験に合格すること。使いこなせるようにするのは、受かってからでも大丈夫。
中小企業診断士という、難関と言われる試験に立ち向かっているあなたなら、苦手な財務も試験レベルは克服できます。超得意じゃないですよ、苦手じゃなくしておくんです。特に1次試験はやったらやった分だけ点数で返ってきます。このゴールデンウィーク後には、きっと財務があなたの味方になってくれています。頑張れーーー!!!
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明日は名古屋から!目標に向かってまっしぐらの梅吉が登場です♪是非ご期待ください!
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