財務が急にできるようになった瞬間
タキプロ絶対合格 2次多年度生向けセミナー
6月15日(土)13:30~16:30 (懇親会17:00~)
こんばんは。水曜夜担当の名古屋のちおりんです。
今回は財務の勉強法について紹介します。
私は合格した年は、得意科目も苦手科目も特にありませんでした。でも、財務は比較的「好き」な科目でした。なぜかというと、ある瞬間から急にできるようになったからです。
初めて1次試験に挑戦した1年目、財務は苦手科目でした。
×公式がいまひとつ覚えられない
×キャッシュフローがどれだけ勉強してもよくわからない
×同じ問題なら解けるけど、ちょっと形を変えられると対応できない
そんな状態でした。
が、1次試験再挑戦となる2年目の5月くらい、ふとしたことに気づき、苦手科目ではなくなりました。これまで予備校の演習では60点のライン(52点~64点)をさまよっていたのですが、2年目の6月以降に実施した財務の演習では必ず75点以上取れるようになりました。2次試験の演習でも、事例Ⅳで60点を切ることがなくなりました。
そのキッカケはストレート合格した会社の元先輩に「財務がどうしてもできない。公式も覚えられないし。」と相談した時、「投資の評価をする際、なぜ現在価値に割り引くのか説明できる?」と聞かれたことです。
えっ、そういわれると何でだろう?お金の価値が下がるから・・・?複利現価係数とか使う問題だなってところはわかるけど・・・と言葉につまりました。
「公式を丸暗記するのではなく、何をするための計算式なのか?(目的)なぜこの処理手順になるのか?構成要素は何?算出する指標はどうあるべき?望ましい状態は?を考えて勉強してみたら?」とアドバイスしてもらい、これまで覚えられなかった公式とこういう視点で再度向き合うことにしました。
例えば、WACC(加重平均資本コスト)であれば、今までは公式そのものしか覚えていなかったけれど
・これは企業が達成すべき投資利回りの基準になる数値で、企業評価・買収に使われる。
・資金には、負債と資本があって、それぞれ調達のためには金利や配当金などのコストが必要で加重平均をする必要がある。
・これをやるためにCAPMを利用する ⇒CAPMの方も要確認!
・負債にかかるコストより、株主資本にかかるコストのほうが大きい。なぜなら、株のほうがリスクが高く、無リスク資産(国債など)を上回る利回りがないと投資したいと思わないから。
といった具合に、目的や構成要素など背景となる知識もあわせてインプットします。
公式しか覚えていないと、公式そのままの問題しか解けません。このように背景や目的まで押さえていれば、公式が変形されても対応できますし、計算問題ではなく、知識を問う問題でも応用させることができます。
少し意識を変えて勉強をするだけで変わります。
意識し始めて1ヶ月くらいで私は成果が出るようになりました。
何も考えずに繰り返し同じ問題を解くのではなく、なぜこの公式を使うのか?この計算の目的は何なのか?を考えるようにすると、財務への苦手意識が変わってくるかもしれません。
「なぜ?」を追求して行き詰った時は、予備校の先生や身近な合格者、タキプロ相談所を積極的に活用しましょう!
財務だけでなく、他の科目、さらには普段の仕事においても「なぜ?」を追求することは大切です。なぜ?を追求して、着実に自分の知識としていきましょう!
タキプロ勉強会のお知らせ
【今後の予定(東京)】
・5/23(木) 19時〜22時 八丁堀区民館 題材:H22事例3&1次対策
・6/2(日) 9時半~12時 生涯学習センター(バルーン) 題材:H22事例4&1次対策
・6/6(木) 19時~21時半 八丁堀区民館 題材:H21事例1&1次対策
・6/20(木) 19時~21時半 八丁堀区民館 題材:H21事例2&1次対策
*2次試験対策では、すべての設問を議論の対象とすることは時間の都合上できません。なるべく受験生の希望を反映するため、参加申し込み時にディスカッションをしたい問題をご記載いただければと思います。
また、題材の事例について事前に解答を作成し、5部程度コピーをお持ちください。
*1次試験対策を希望される方は、参加申し込み時に対策をしたい科目と、どのようなことをしたいかを簡単にご記載ください。
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