つまずきからの気づき(1次財務会計②)~図で考える(実践編)

タキプロ絶対合格 2次多年度生向けセミナー

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こんにちは。水曜の朝担当、「よこっち@1/2岩手」です。

1次試験の申し込みも今週で終了。
試験まであと約2ヶ月となり、1次試験の総復習に入っている人も多いのではないでしょうか?
今回は、前回に引き続き1次の財務会計の基礎問題についてお話します。

 

◆原価計算について~H24年第7問

前回、図で考える方法についてお話しました。
今回は、過去問での利用(実践)について紹介です。

H24年第7問は、「当月の売上原価」を求める問題でした。

まず、「当月の売上原価」を求める問題なので、#121と#122だけを考えれば良いことがわかります。
なので、下記のような図となります。

 

あとは、製造間接費を機械運転時間1,000時間から求めて、足しあわせれば答えが出ます。
なお、製造間接費は
48,000千円×(1,000時間/24,000時間)=2,000千円
です。
よって、当月製造原価は3,200+2,400+2,000=7,600千円となり、
当月売上原価=5,600+7,600=13,200千円
で、解答はイが正解となります。

 

◆負債と自己資本の関係について~H23年第16問

同じく図で考えると解きやすいのがB/Sに関する問題です。

H23年第16問は、「資本の割合」を明確にした後、WACCを求める問題でした。

内部留保額が4億円であることから、下記のような図となります。

 

目標負債自己資本比率が4:6であることから、
・負債(借入金)D=4億円
・自己資本(普通株式発行)E1=2億円
が求められます。
内部留保額(E2)=4億円と、それぞれのコストからWACCを求めると、
WACC=(4/10×10%+2/10×11%)+4/10×4%×税率50%=7%
で、解答はイが正解となります。

これも図で記載すると、試験中に焦って間違えずにすみます。

 

◆試験まで、財務会計の問題は繰り返し練習を!

前回に引き続き、知っている人にとっては、何を今更という説明でしたが、1次試験は一つずつの積み重ねが大切です。
財務会計は、問題を繰り返し解くことで、確実に上達します。
本番でも焦らずに解けるように繰り返し練習してくださいね。

今日はここまで。
来週もお楽しみに

 

最後に勉強会のお知らせです。

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タキプロ勉強会のお知らせ

【今後の予定(東京)】

・6/2(日) 9時半~12時 生涯学習センター(バルーン) 題材:H22事例4&1次対策(財務会計)

・6/6(木) 19時~21時半 八丁堀区民館 題材:H21事例1&1次対策(企業経営理論)

・6/20(木) 19時~21時半 八丁堀区民館 題材:H21事例2&1次対策(経済学)

*2次試験対策では、すべての設問を議論の対象とすることは時間の都合上できません。なるべく受験生の希望を反映するため、参加申し込み時にディスカッションをしたい問題をご記載いただければと思います。 また、題材の事例について事前に解答を作成し、5部程度コピーをお持ちください。
*1次試験対策は各回ごとに対象科目のよろず相談会を実施します。分からない項目や問題などを中心に進めます。可能であればお申込み時に分からない項目をご記載ください。

お申込みはこちらから

 

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